日本の南限にある高層湿原
- 4.5
- 旅行時期:2014/08(約11年前)
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by norisaさん(非公開)
諏訪 クチコミ:2件
八島ヶ原湿原は霧ヶ峰高原にある日本を代表する湿原です。
ここ霧ヶ峰付近の高層湿原は、本州の南限にあるそうです。
特にこの八島ヶ原湿原は日本一有名な尾瀬ヶ原よりも泥炭層が発達していて、約8mもあります。
そして、1万年以上かかり現在のような湿原になったといわれています。
この八島が原湿原、そして車山湿原、踊場湿原の3つの湿原を併せ、国の天然記念物に指定されています。
特にこの八島が原湿原は規模も大きく、観光用の木道も整備されていますのでウオーキング感覚で高山植物を楽しめます。
また木々には数々の小鳥がさえずっていますし、花々には蝶々や蜂がたわむれていますのでとてもくつろいだ気分にさせてくれます。
霧ヶ峰に来たら是非訪れたい名所です。
ただし、シーズンの土日にはマイカーが駐車場からあふれる恐れがありますので早めの到着を計画するのがおススメです。
さて、この湿原の生成過程は次のようなものだそうです。
ここは、もともとは湖だったところに四方から川が流入してきます。
海抜の低い平地の湖ですと川の流入によって運ばれた各種の有機物はバクテリアによって分解されます。
しかし、ここのような(海抜1600m)のような高地ですと微生物による分解や腐敗が追い付かず流入物が堆積していってしまいます。
これが8mにもなる泥炭層を生みだしたわけです。
そしてもっと南の温暖な地域では高地でも水温が高いため泥炭はできにくいわけで、ここが高地の湿原の南端にあたるというわけです。
こうした生成の歴史を知り、また尾瀬ヶ原と比較しつつ歩くのも一興です!
是非お出かけください。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.0
- 景観:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.0
クチコミ投稿日:2014/08/29
いいね!:23票
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