涼を取りにわざわざ立ち寄る価値のある場所。
- 3.5
- 旅行時期:2014/03(約12年前)
-
-
by KOUJI328さん(男性)
坂出・瀬戸大橋周辺 クチコミ:2件
坂出、33号線の予讃線八十場(やそば)駅の南側。
一車線で相互通行出来ない道を恐る恐る進むと、
墓地の手前にこんもり木々の生茂った杜。
その手前、少し離れた場所に駐車して向うと、
右手に店舗、創業二百余年 八十八(やそば)名物、
「ところてん本舗 清水屋」。
江戸時代から峠の茶屋として営業してるんだって。
心太をいただくのは、その店舗じゃなくって
小さい溜め池のほとり、
ほっとする涼しげな空間にある屋根だけの
神社の待合所みたいなところてん販売所。
ちなみにこの池、日本武尊まで遡る
由縁ある湧水の泉なんだって。
で基本セルフサービス、女性1人での心太販売。
手前の流しにお土産用の袋入心太、
隣の流しには、豆腐みたいに湧水のシンクに沈められた
角状ところてん(突く前の棒状心太)。
注文を受けて、「角状ところてん」を突いたり、
サイコロ状にザク切カットしてる。
●八十八名物ところてん
からし酢・しょう油:小皿250円大皿450円。
●くずもち風ところてん
きな粉・黒蜜:小皿300円大皿550円。
●尾張風ところてん(名古屋)
さとう酢・しょう油:小皿280円大皿500円。
●浪速風ところてん(大阪)
甘い黒蜜:小皿280円大皿500円。
他のメニューはラムネのみで、
各テーブルにはスチール盆に乗った酢・醤油に割り箸。
酢醤油心太はあんまり好きじゃないし、
きな粉好きのガキ希望もあって。
きな粉・黒蜜かけの「くずもち風ところてん」注文。
シンクから出した棒状心太を
俎板で5cm角くらいに切り分けて、
タッパーから黄粉をすくいふって、
小分けの黒蜜パックを搾りかけて、はいどうぞ。
伊豆や四国産の国産天草使用のところてん。
麺状じゃない大きくって半透明で、
エッジのたったあんみつ寒天みたい。
小皿だけど量は充分だね。
まぁところてん自体、風味と食感が命なんだろうけど、
この黄粉と黒蜜がけ、美味しい~。
あっさり心太とのバランスは絶妙。
それにここの環境が味を引き立ててるんだね。
キンキンに冷えてる訳じゃないけど、
心が避暑しちゃうって感じ。
畳生地敷きの縁台に座って、
木漏れ日越しにセミの声を聞いてると、
確かに心が癒される。
都心部じゃあり得ない素晴らしいシチュエーション。
流れる気とかは、
江戸時代ともそんなに変わってないのかもね。
涼を取りにわざわざ立ち寄る価値のある
トータルでまた来たい場所、80点。
- 施設の満足度
-
3.5
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- 一人当たり予算:
- 1,000円未満
- 利用形態:
- その他
- アクセス:
- 2.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- サービス:
- 3.0
- 雰囲気:
- 5.0
- 料理・味:
- 3.5
- 観光客向け度:
- 4.0
クチコミ投稿日:2014/03/11
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する