日本最大の銅鐸が発見されたのはここ。
- 3.5
- 旅行時期:2013/12(約12年前)
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by モッサンさん(男性)
野洲・竜王 クチコミ:4件
正式には野洲市歴史民俗資料館というが、展示内容が主として銅鐸の形や用途、変遷等が詳しく解説・展示されているためそう呼ばれることが多い。銅鐸は弥生時代に青銅製の鋳物で造られており、形からして戦に使われる楯のようにも見えるが、紋様を有するベルであり、音を鳴らして神様を祀る道具だったといわれている。同館の銅鐸は大岩山から出土したもので、計24個が発見されている。明治時代1881年に発見された14個の銅鐸は、現東京国立博物館が現地調査をおこない所蔵していたが、地元の強い要望で2個(うち1個は日本最大のもの)以外は全て返却されたものの12個全てが散逸するというお粗末な出来事があったらしい。その後1962年に新幹線の土採り工事現場から新たに10個が発見され、この時は先の件を覚えていた県の担当者の対応により、手が打たれ全て同館に保存されたという経緯がある。銅鐸はその目的を含め、一般に村や墓といった所からは出土せず多くが小高い丘陵の斜面に銅鐸だけが埋められている、弥生時代のある時期に忽然と姿を消している等々謎が多いとされている。その辺の謎を考えながら教科書でしか見たことのない銅鐸を見て回るのも良い機会だし、おもしろいと思う。併設施設に弥生の森歴史公園がある。なお休館日を予め良く確認して訪れることをお勧めする。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 3.5
- 日本最大の銅鐸はレプリカ。
クチコミ投稿日:2014/02/05
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