鳴子温泉の魚が棲めない日本一の酸性湖はここ!
- 3.5
- 旅行時期:2013/09(約12年前)
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by はくさんちどりさん(男性)
鳴子温泉 クチコミ:4件
紅葉シーズンを前に、事前調査でもないですが、ふらっと鳴子温泉方面に行ってみました。当初は栗駒山が見える国道398号を温湯から宮城・秋田県境付近までと思いましたが、自宅でぐずぐずしているうちに出発が遅れ、結局もう少し近い国道47号沿いに変更しました。
川渡から東鳴子は、現在バイパスができているため、温泉に入浴する目的以外はあまり旧道を走ることがなくなり、バイパス走行中に潟沼方面の標識があったので、迷わず入りました。ところがギッチョンチョンで、行けども行けども山道が続く始末!しまいには、廃園となった大型遊園地の施設があったり、人影のほとんどない別荘地があったりで、一瞬本当に潟沼方面に行けるのか不安になりました。・・・が、先に道がある限りバックしないのが、小生の主義!ここで引き返しては男が廃るとばかりに、砂利道もなんのその、さらに進んで、再び舗装道路にお目にかかり、ようやく硫黄臭漂う潟沼に到着です。
潟沼は、位置的にはちょうど鳴子温泉街の南方に位置する周囲1.3kmの小さな沼です。円に近い楕円形をしていて、どうやら湖底はすり鉢状をしているようで、鳴子火山の火口湖と考えられているようです。『続日本紀』によれば、今から1170余年前の承知4年(837年)の仁明天皇の御世に、付近での火山噴火についての記載があるそうです。
潟沼の周辺では、現在も剥き出しになった山肌から火山ガスが出ており、湖底の一部にも間断なく泡が出ている箇所があります。地下深くのどこかで、鳴子に温泉を恵んでいる源泉の主とつながっているのかもしれません。
ここの水質は、世界でも有数の強酸性で、もちろん国内では一番の酸性湖となっているそうです。そのため、魚はまったく棲息できず、唯一ユスリカという昆虫だけがのうのうと生きているということでした(ちなみに、タカリカっていますかね?)。
9月末ではまだ紅葉が始まっていませんでしたが、これからまもなく始まることでしょう!近いので、その時はまた来たいと思いました。
帰りは、標識で鳴子温泉と出ている方面に向かうと、直接温泉街に下る道路は通行止めでしたが、行きの5分の1くらいの時間で、旧47号に出ました。今度来るときは、逸らずバイパスから旧道に入ってからの案内標識から入ることに決めました。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.0
- 鳴子温泉から直接アクセスする道路は通行止めで、東鳴子温泉方面の旧国道47号からが近い。バスの便もあります。
- 景観:
- 3.5
- 湖岸の周りをゆっくり散策しながら、新緑、青葉、紅葉を眺めながめられるはずです。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 舗装した駐車場が完備されており、その上茶屋の近くにもスペースがありますが、好きな所に車を停めてのんびりできる隠れスポットです。
クチコミ投稿日:2013/10/02
いいね!:3票
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