日本一の駅舎です。

5.0
旅行時期：2013/05（約13年前）

by around 50さん（女性）

丸の内・大手町・八重洲クチコミ：1件

　NHKの「美の壺」を見て、東京駅赤レンガ駅舎の素晴らしさを知りました。昭和20年5月の空襲で焼けてしまって変わった南北ドームの部分も、大正時代に創建された当時の姿に復元されています。薄い銅版を１００トン近くも使って仕上げられた外観は職人さんの手仕事です。東京駅の屋根に使う天然スレートの工場は、東日本大震災の津波の大きな被害を受けましたが、奇跡的に7割のスレートが被害をまぬかれ、一枚一枚丁寧に洗浄・点検され、使用されたことが心に残りました。他にも、覆輪目地（ふくりんめじ）という、今では使用されていないレンガの目地の日本独自の施工の仕方を、職人さんが腕を磨いて復活させたことなど、本当に素晴らしかったです。
　ただ、番組でおすすめされていた「新丸の内ビルディング７階のオープンテラス」は今まで２回行って、２回とも閉鎖されていて残念でした。３回目は日本郵便の「KITTE」から見てきました。4階の「東京中央郵便局・郵便局長室」と「6階の屋上庭園「KITTEガーデン」から復元された東京駅丸の内駅舎が一望できます。
　JR東日本のホームページに「東京駅丸の内駅舎見学マップ」がダウンロードできるようになっていました。見学にあたってのおすすめルートや駅舎に関する説明があり、おすすめです。