残酷で悲しい歴史の跡
- 4.5
- 旅行時期:2009/10(約15年前)
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by 琉球熱さん(男性)
与那国島 クチコミ:17件
島の西側の集落、久部良の海岸線に近い丘陵部にあります。
「久部良割」と書くようですが、文字通り、岩の裂け目です。
17世紀に"天下の悪税"と称された「人頭税」が与那国にも課せられ、その結果人減らしが行われました。
島内の妊婦をここに集め、幅3.5m、深さ7mの巨岩の裂け目を飛び越えさせたのだそうです。
落ちて死ぬか、運良く飛び越えられても流産は必至、今では考えられない残酷な歴史の跡なのです。
実際その場に立つとわかりますが、健常な成人男子でも身構えるほどの裂け目、ここを身重な女性が飛ぶなどと言うのは、どう考えても不可能です。
島中心部にある、人舛田と併せて見学することをお薦めします。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- その他
- アクセス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2013/05/12
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