「グレートジャーニー 人類の旅」・・・勉強になりました
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- 旅行時期:2013/04(約13年前)
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by traveldogさん(男性)
上野・御徒町 クチコミ:12件
科学博物館で「人類の旅 グレートジャーニー」展をやっていたので行ってきました。
関野吉晴さんが10年かけて、南アメリカ南端からアフリカのラエトリ遺跡まで踏破した記録に基づいたものです。(関野さんは、アフリカに発生した人類が、世界に分散していき、モンゴロイドがベーリング海峡を渡り南アメリカまで到達した径路を反対にたどりました。)
原住民の生活感に関する説明がすばらしいです。読んでみて、はっとしました。
○ペルーアマゾンの人たちは狩りで成功しても獲物を渡す時に決して自慢しない、自慢すれば獲物をもらう人は負い目を追うからだそうです。成功者が苦労話をすれば分け前に授かる人は申し訳ないという気持ちになるからでしょう。
○インカの人たちは、多品種のジャガイモ、トマト、トウモロコシを栽培していた。そのほうが自然への適応力が高くなり、飢饉などのリスクが少ないからだそうです。
○物を持っていない人は、同じものをたくさん持っている人に「ぼくは一つも持っていない、あなたはたくさん持っているからぼくにひとつください」という権利がある。そのため、社会がスムーズに維持されているらしい。誰かが物を独占しようとしたら社会の良い関係が壊れてしまうからでしょう。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 1.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2013/04/07
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