再び過ちを繰り返さないためにも。
- 4.0
- 旅行時期:2011/12(約12年前)
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by あまちゃんさん(男性)
知覧・南さつま・日置 クチコミ:2件
知覧には、太平洋戦争末期、自分の意思とは関係なく
徴兵され、特別攻撃隊員として配属された
多くの若者たちが飛び立っていった出撃基地があった。
特攻作戦とは、爆弾を装着した戦闘機で
敵の艦船に体当たりして沈めるのを目的に、
片道分の燃料しか積まずに出撃していく、
つまりこの飛行機で出撃した若者たちは
必ず" 死ぬ・亡くなる" という『必死』条件の作戦。
この会館には、この特攻に出撃する直前に
彼らが親兄弟、知人らにあてた遺書や手紙、絶世の句のほか
沢山の遺品などが展示されている。
遺書は、いずれも20歳前後の若者が書いたとは思えないほど
達筆で、親兄弟や妻、子、知人らに対する
深い慈しみに満ちた思い等々がその文面に書かれており、
それらを読み、自分の自由意思で生きてゆくことを
許されなかった若者たちの静かな魂の叫びを思うと
薄っぺらな自分は、暫くは一言の言葉も発っせられなかった。
多くの日本人が、いつか機会があればこの地を訪ね、
平和の意味、ありがたみを知り
自分を見つめ直す機会にしてほしいと思った。
合掌
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 展示内容:
- 4.5
クチコミ投稿日:2013/03/17
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