日本最大最古の陸軍軍人墓地、真田山陸軍墓地
- 3.5
- 旅行時期:2012/02(約13年前)
-
by さすらいおじさんさん(男性)
ミナミ(難波・天王寺) クチコミ:214件
三光神社の近くにある真田山陸軍墓地は1871年に帝国陸軍によって設立された日本最大最古の陸軍軍人墓地。陸軍創始者大村益次郎は世襲制武士軍団ではない近代陸軍の創設を大阪から着手すべく、大阪城周辺に兵学寮、兵隊屯所、造兵寮、衞戍病院などを設立、1871年日本最初の徴兵制が実施され併せて設立されたのが真田山陸軍墓地。
墓石の大きさ、素材、敷地の広さは階級ごとに異なる。将校の墓は遺族が建立した上質な花崗岩製で、墓というよりは巨大な記念碑のようで風化の兆候はほとんど無い。しかし多数を占める捕虜、軍役夫、兵卒、下士官の墓石は和泉砂岩製で風化が激しく崩壊したものもある。
15077?の広大な敷地に5300基余りの墓石が整然と並んでいるがほとんどは日露戦争以前のもの。以降、日中戦争、太平洋戦争と時代を下るに従って戦死者数は増加の一途をたどり、もはや個別の墓では対応できなくなっていたそうだ。第二次世界大戦末期の1943年に建設された仮忠霊堂には4万3千柱もの遺骨が納骨されている。
- 施設の満足度
-
3.5
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2013/03/15
いいね!:3票