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これぞ酒場の原点三杯ルール

  • 5.0
  • 旅行時期:2013/03(約13年前)
pengmaさん

by pengmaさん(男性)

横浜 クチコミ:1件

午後五時、開店を待ち念願だった「武蔵屋」へ向う。昭和の匂いがする古い建物、入り口に屋号はなく知らなければ普通の民家。昭和の時代にタイムスリップ?、カウンターとテーブルは既に満席。小上がりの角にも先客が三名、その手前の席に案内された。このお店、メニューは無し。基本は小皿5種類と酒は3杯までのお約束がある、古い昭和のスタイル、先ずは「おから」と「酢玉葱」の二皿が運ばれる、素朴な惣菜ながら十分に手を掛けた仕込みが分かる深い味。独り杯を傾けていると、奥からネコがやってきて対面に座る♪
名前は「クロ」。
三皿目は「鱈豆腐」鱈の出汁が効いたやや酸味のある汁の中に湯豆腐、じゃこ・葱・削り節を散らし七味が掛かり酒のアテにたまらない逸品。「酢鰺」を追加で注文、日によってはコハダとなる事もあるそうだ。日本酒三杯以内ならばアテの追加は自由、ビールはカウントされず三杯内に注文すればOK(ビールと共にピーナッツが付く)さて、アテも揃い二杯目の酒を注文、土瓶で適温に調節された「櫻正宗」ぬる燗、店員さんが立ったまま腰をかがめ杯を狙い一気に注ぐ妙義、その名も「天空落とし」緩急つけつつ注ぎ、表面張力でぎりぎりのラインで止める技ありの注ぎ方。勢いよく空気と混ざり杯を満たす酒。
一段落付いた女将が店内をぐるっと回りお客と歓談。「猫、大丈夫ですか?好きなんですね〜」と声をかけてくれた。
四皿目「納豆」小さすぎず大きすぎない丁度良い粒で、良く混ぜてあり程よく糸が引く。大豆の旨味が良く引き出された逸品。納豆ってこんなに美味かったっけ???
五皿目「お新香」小上がりも既に満員、お隣のお客さんとの会話も弾む。居るだけで楽しい、思わず頬が緩む雰囲気
そしてラストの三杯目を注文、土瓶の調節に余念がない店員さん。
奥には女将、喜久代さんの姿も。御年90才。
そして「クロ」は熟睡・・・ ・・・ ・・・女将によると昨夜は一晩中帰って来なかったので、今日は眠いそうだ。
雰囲気もさることながら味も女将の人柄も全てやさしいから、呑んでいる顔も自ずと柔らかくなる。
〆て¥2,600-なり、素晴らしい時間をありがとう、ご馳走様でした

施設の満足度

5.0

利用した際の同行者:
一人旅
一人当たり予算:
3,000円未満 
アクセス:
3.0
コストパフォーマンス:
4.0
サービス:
4.0
雰囲気:
5.0
料理・味:
4.0
観光客向け度:
3.0

クチコミ投稿日:2013/03/07

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