たのしみは朝おきいでゝ昨日まで無(なか)りし花の咲ける見る時
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- 旅行時期:2013/01(約13年前)
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by たびたびさん(男性)
福井市 クチコミ:92件
福井市橘曙覧記念文学館の橘曙覧は、「たちばなあけみ」と読みます。江戸時代末期の福井藩士で、「独楽吟」という、「たのしみは」で始まる歌を詠んでいます。「たのしみは朝おきいでゝ昨日まで無(なか)りし花の咲ける見る時」。これが一番有名な歌ですが、始め見た時には、何の変哲もない歌だと思いました。しかし、万葉調の歌と聞いた時に、はっとしました。世の中の大事なことから目を背けて、自分の世界に小さく閉じこもった退廃的な貴族文化ではなく、この歌には、日常の暮らしの中から喜びを見つけて、力強く生きていく、健全な意志の力があるのだと思います。正岡子規が、高く評価しているのですが、私としてはこれもそのようなことではないかと感じました。福井の誇りの一つだと思います。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.5
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 5.0
- バリアフリー:
- 3.0
クチコミ投稿日:2013/01/18
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