ドックヤードガーデン
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- 旅行時期:2008/07(約17年前)
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by 浜男&浜子さん(非公開)
横浜 クチコミ:40件
日本に現存する商船用石造りドックとしては最も古い「旧横浜船渠第2号ドック」を後世に伝えるべき資産として、復元して生まれたのが、「DOCKYARD GARDEN」です。
横浜ランドマークタワーの下にあり、ライブ・コンサートなど様々なイベントが行われる屋外スペースです。
明治時代、港の創生期に英国人H.S.パーマーは、港の経営には築港事業はもとより船渠と倉庫などの港湾関連施設の整備の必要性を説いたそうです。
これを受けて1889(明治22)年に設立された「横浜船渠株式会社」」(後の三菱重工業)は、2つの石造りドックを中心に本格的な船舶修理設備を整え、横浜港発展の基礎を造ったそうです。
第2号ドックは、海軍技師・恒川柳作の設計により1896(明治29)年に起工、翌年竣工され、現存する商船用石造りドックの中では日本最古です。
以来、「横浜」の発展と共に活躍してきたこのドックは、昭和40年代に入り、船の大型化、小型船修繕の中小造船所への移行等により使用頻度が急速に低下し、1973(昭和48)年にその機能を停止することになりました。
横浜市は早い段階から第2号ドックの保存活用を計画し、建築史家・村松貞次郎(当時東京大学教授)らの意見をもとに保存計画が立てられました。工事中の1989(平成元)年4月には横浜市認定歴史的建造物となり、復元作業が全面的に行われ、1993(平成5)年の横浜ランドマークタワーの開業とともに、ドックヤードガーデンとしてオープンしました。
1997(平成9)年12月には「旧横浜船渠株式会社第二号船渠」の名称で国の重要文化財に指定されました。
広場の周囲は飲食店街になっていて、「キリン ザ ビアホール」などが入っています。
なお、横浜船渠の第1号ドックは、1985(昭和60)年から「日本丸メモリアルパーク」として保存活用されていて、2000(平成12)年12月に「旧横浜船渠株式会社第一号船渠」の名称で国の重要文化財に指定されています。
夏季と冬季にイルミネーションが行われます。
- 施設の満足度
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3.5
クチコミ投稿日:2012/12/07
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