幻の津軽そばを食す。

4.0
旅行時期：2012/08（約13年前）

by paopaojijiさん（男性）

弘前クチコミ：132件

最高予想気温が３４℃の昼、弘前駅から歩いて尋ねました。

　もしやと思っていましたが、青森の古いお店はエアコンがないところが多いです。

　やはり～　ガン～！　　　

　でも、、家の中は意外に涼しく、都会の暑さとは少し違いを感じます。

　汗だくだくで、この暑い中、やはり[津軽そば]　と、[にぎりまんま]を注文した。

　そばは小さな丼で少なめなので、おにぎりを注文して丁度よかったです。

　大人はお蕎麦だけでは全く足りないと思います。

　気さくで朴訥とした店主がどこから来ましたと？

　東京からと言うと、小皿に[焼き干]を一本（匹）持ってきて、いわれの説明

を・・・・・・

　青森市内で売っている[焼き干]とは少し違い、煮干しの頭とはらわたを取っただけのよ

うな感じでした。

　お店で売っている[焼き干]はもっと小ぶりで完全にお腹が開いており、きれいに焼い

て並んで形がそろって売っています。

　青森湾の中でも忘れましたが、○〇産の[焼き干]が最高ととんでもない値段の品物で

した。

　重さで言ったら、煮干しの何十倍の値段でしょう。

　この[焼き干]を見て、ラーメンなどで使える理由が良くわかりました。

　[津軽そば]　は蕎麦がきを作り1日寝かせ、次にダイスの粉を混ぜ1日寝かせ3日目に

　食べる前に茹でておき、注文があったらその茹でておいたそばにつゆをかけだすそうで

す。（店主談）

　100年の歴史があり4代目の店主だそうで、[美味しんぼの雁屋哲]さんも来て

　美味しんぼにこのお店も載ったそうで、麺は好みで評価は分かれると思いますが

　だし汁は[焼き干]の上品な味と甘みのない薄味でとても美味しいつゆでした。

　ちなみに、普通のかけそばにかけるつゆも小さなお皿に出してくれて

　違いを味わってくださいとのことで、こちらは味が濃く甘みも強いつゆで全く別物でし

た。

　流石に、茹でてあるので出てくることが早いこと・・・・・

　汗を拭き拭き、おいしく頂きました。