よみがえる宇都宮城。

4.5
旅行時期：2012/04（約14年前）

by フロッガーさん（非公開）

宇都宮クチコミ：6件

宇都宮市役所、東側の公園です。
現在は復元された宇都宮城が存在します。

宇都宮城は関東七名城の1つとされていました。
本多正純が城主の時代に改修され、清明台が実質の天守を兼ねていたとされます。
歴代徳川幕府将軍の日光参拝の宿泊所になっていました。

戊辰戦争の折に城の主な建造物は焼失し、堀や土塁の遺構は放置されていました。
明治に入っての払下げで遺構も消失していったとされます。
第二次世界大戦・宇都宮空襲を受けて残った土塁や堀も衛生上の問題からほとんどは埋められてしまいました。
後の都市計画によっても崩されています。(本丸の一部分のみ現存)

宇都宮城の復元は市政110周年を記念する事業として始められて3.7ヘクタールほどの土地に堀や土塁・清明台・富士見櫓等が江戸時代中期の姿に復元されました。
旧清明館は資料館となりました。

平成十九年(2007)、3月25日復元完成。
本丸土塁は内部鉄筋コンクリート製(都市防災の拠点とするため)で、富士見櫓・清明台櫓が木造で建てられています。

公園は外側を周るように桜が植えられています。
河津桜・しだれ桜・染井吉野・大山桜の四種類が植えられています。

春の開花時期はピンク色の桜は綺麗で、紅枝垂れ桜は「みやざくら」と名付けられることになりました。

年に一度、昔の宇都宮城主の日光社参行列に倣った「宇都宮城址まつり」が行われています。