1. ホーム
  2. 国内旅行
  3. 近畿地方
  4. 奈良県
  5. 奈良市
  6. 奈良市 観光
  7. 東大寺
  8. クチコミ詳細
奈良市×
旅行ガイド
観光
グルメ
ショッピング
交通
ホテル
旅行記
Q&A

東大寺

寺・神社・教会

東大寺 施設情報・クチコミに戻る

“炎”の芸術 二月堂「修二会(しゅにえ)」『お松明』

  • 4.5
  • 旅行時期:2012/03(約14年前)
kuritchiさん

by kuritchiさん(女性)

奈良市 クチコミ:16件

ニュースでもよく報道される「東大寺・二月堂」の『お水取り』。実は、『お水取り』とは3月12日の深夜に行われる井戸から観音さまにお供えする「お香水(おこうずい)」を汲み上げる儀式を指し、その行を勤める僧の灯りとして、夜毎大きな松明に火がともされる法会が「修二会(しゅにえ)」で、『お水取り』『お松明』とも呼ばれるようになったそうです。

「修二会」は、奈良天平時代に行われて以来、約1250年の間、一度も途絶えることなく続けられ、平成23年(2011年)には1260回を数えたそうです。
現在では3月に行われていますが、元は旧暦の2月1日から行われており、二月に修する法会という意味をこめて「修二会」と呼ばれるようになったそうです。また「二月堂」の名前もこの「修二会」からきているそうです。

「修二会」の法要は、、「天下泰平」「五穀豊穣」「万民快楽(けらく)」などを願って祈りが捧げられ、人々に代わって懺悔(さんげ)の行が務められます。
「お松明」は、12日の一日のみ行われると思われがちですが、実は3月1日~3月14日の2週間「二月堂」で「修二会」本行が行われる間は、開始時刻や松明の本数は変わりますが、毎日行われます。土曜・日曜や12日や最終日の14日は特に混雑し、入場制限がされることもあるそうです。
私が訪れた日(土曜日)も、境内は身動きが取れないくらいに人でいっぱいでした。午後7時から、大鐘が鳴らされ、その音を合図に約20分間に10本の松明が灯され、回廊を練行僧が松明を持って上がることから始められます。その松明の火の粉がかかると風邪をひかない、無病息災などと言われています。

厳かな中にも、幻想的な“炎”の芸術とも言える法会でした。

アナウンスがなされますが、くれぐれも法会中はフラッシュ撮影をされない様に。
同行された方と逸れない様に、気をつけて下さい。

施設の満足度

4.5

利用した際の同行者:
友人
アクセス:
4.0
東大寺近辺は交通規制がなされます。
人混みの少なさ:
2.0
中でも土、日曜日、12日は人が多いです。入場制限されることも…。
見ごたえ:
4.5
遠くから見ても、厳かな松明の炎に心打たれます

クチコミ投稿日:2012/03/17

いいね!:2

利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する

PAGE TOP