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道の駅 越後市振の関

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松尾芭蕉が「奥の細道」の旅で泊まった市振の関

  • 4.0
  • 旅行時期:2009/04(約17年前)
さすらいおじさんさん

by さすらいおじさんさん(男性)

糸魚川 クチコミ:16件

親不知(おやしらず)の難所を越えると市振(いちぶり)に着く。市振には1624年頃から北陸海道の越後国の西の玄関口として海路、陸路の両方を検閲する関所が設けられていた。
 松尾芭蕉は「奥の細道」の旅で親不知・子不知の難所を渡り集落の入り口にどっしりと構えている「海道の松」を目にして、ようやく難所を通過できたことを実感している。さぞほっとしたことだろう。芭蕉が泊まった「桔梗屋」の跡を示す標識があり、家の瓦に桔梗の家紋が見えた。芭蕉は宿の隣り部屋に伊勢参りの遊女の二人ずれが泊まり、道中の同行を乞われたが断り

「一家(ひとつや)に遊女もねたり萩と月」

の句を残した。
この時代の旅人はいろいろな人と宿で出会い、同行することも多かっただろう。
市振の集落は芭蕉が訪れたころとあまり変わっていないのではないかと思うような古い町並みが残っており、弘法大師が近くに清水が湧き出さないことを知って足元の土を杖で三度突き掘り出したといういい伝えがある「弘法の井戸」もある。
市振は江戸時代の旅人の様子を想像することができる街だ。

アクセス―――北陸道親不知ICから車で11分 、JR市振駅から徒歩5分

施設の満足度

4.0

バリアフリー:
3.5
トイレの快適度:
3.5
お土産の品数:
3.5

クチコミ投稿日:2011/11/11

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