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西宮神社(西宮の戎さん)

寺・神社・教会

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「福男選び」の福男競争で有名な西宮神社(にしのみやじんじゃ)

  • 4.0
  • 旅行時期:2009/08(約16年前)
さすらいおじさんさん

by さすらいおじさんさん(男性)

西宮・芦屋 クチコミ:5件

西宮神社(にしのみやじんじゃ)は、日本に約3500社ある蛭子(ひるこ)神系のえびす神社の総本社で「西宮のえべっさん」と呼ばれている。
第一殿に「西宮大神」として蛭児命(ひるこのみこと)を主祭神として祀り第二殿に天照大御神(あまてらすおおみかみ)と大国主命(おおくにぬしのみこと)、第三殿に須佐之男命(すさのおのみこと)を祀っている。
西宮の「えべっさん」は十日えびすの1月10日に赤門から本殿までの「走り参り」の「福男選び」(正式には「十日戎開門神事福男選び」)が有名で2009年には約6000人が参加している。
西宮神社では1月10日午前4時から十日えびす大祭が執り行われ午前6時ごろ大祭終了と同時に表大門が開かれ氏子たちが一斉に230m先の本殿を目指して駆け出す。本殿で待ち受ける神主に抱きつき3着までにゴールした人が、その年の福男となる。近年はテレビなどで放映されるので人気も上がり、年々参加者が増え福男競争も激しくなっている。

西宮神社は平安時代にはすでに「えびす社」として信仰されていたそうだ。西宮神社は日本に約3500社ある蛭子(ひるこ)神系のえびす神社の総本社で広い境内には廣田神社摂社・南宮神社、大国主西神社など境内社が見られる。
南門前には松尾芭蕉(まつお ばしょう1644−1694年)の
「扇にて 酒くむかげや ちる桜 」

の句碑もある。 1993年に松尾芭蕉生誕三百年を記念して西宮俳句協会が建立したとのことだが1993年は芭蕉没後300年なので芭蕉300回忌記念句碑でもあるのだろう。
1687年から1688年の「笈の小文(おいのこぶみ)」の旅で吉野の桜を鑑賞しながら「桜の木の下で、謡曲の一節を舞い扇子を大杯に見立てて酒を飲み干してみると風に舞う花びらが酒杯に散り込んだ」と詠んだといわれているが酒造の街・西宮にふさわしい句だ。
西宮神社の表大門に近い境内の松林にある句碑には

「はるもややけしきととのふ月の梅  はせを」
「にょっぽりと秋の空なる富士の山  おにつら」

 と刻まれている。「はせを」は松尾芭蕉、「おにつら」は伊丹ゆかりの俳人・上島鬼貫(うえしま おにつら1661−1738年)で碑の裏面には「伊丹西宮俳人十七句」とあり、約160年前に伊丹や西宮の俳人らが建立したと伝えられている。「春もややけしき調ふ月と梅」の句は1693年の春の句で深川芭蕉庵から岐阜大垣の廻船問屋の主人・谷木因(たにぼくいん)に宛てた書簡に記された句で「続猿蓑(ぞくさるみの)」に収録されている。芭蕉らの直筆の掛け軸を所蔵していた人が、自分たちの句と一緒に、この句を石に彫らせたとのことだが江戸時代の人にとっても芭蕉直筆の掛け軸はお宝だったようだ。伊丹や西宮の造り酒屋の経営者で俳句をたしなむ人たちは芭蕉を師と仰ぎながら西宮神社で句会を催していたのだろう。
西宮神社にはいろいろな歴史がある。

日本の旅 関西を歩く 福男選びの西宮神社 1:http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10366762/
日本の旅 関西を歩く 福男選びの西宮神社 2:http://4travel.jp/traveler/sasuraiojisan/album/10367027/

(写真は西宮神社の「福男選び」の紹介)

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
家族旅行
アクセス:
4.0
阪神西宮駅から徒歩10分
人混みの少なさ:
3.0
バリアフリー:
4.0
見ごたえ:
3.0

クチコミ投稿日:2010/11/07

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