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青山 鮨 ふく江

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青山 鮨 ふく江 クチコミ・アクセス・周辺情報

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クチコミ・評判

1~1件(全1件中)

  • 最高の鮨

    • 5.0
    • 旅行時期:2019/10(約6年前)
    • 1

    数段の階段を降りると、そこが渋谷ということを忘れてしまうかのような、小さな、そして品の良い佇まいの店が現れる。

    まだ...  続きを読む張りのある真新しい暖簾をくぐり、木の引き戸を開けると、白木のカウンターが目に飛び込んでくる。

    心地よい木の香り、無駄のないこ綺麗な空間は、大人に許された少しだけの贅沢な時間を約束してくねるかのようだ。

    僅か数席のカウンターも特別な時間を約束してくれる。

    さっと椅子を引いてくれる、スマートな黒服のギャルソン。
    和と洋のおもてなしは、ホスピタリティが高いというものだ。

    初めての寿司屋でカウンターというのは、敷居が高いものである。
    が、ここは明朗会計。
    店主おまかせコースのみ。
    店頭にも、看板とメニューが掲げられている。

    先付けは、目をも楽しませてくれる秋の味覚、銀杏の素揚げ。
    鮮やかな緑色を放つ艶の良い銀杏は、晩夏物、初秋物と言うのが正しいだろう。
    ねっとりとした食感の銀杏は、まだ青いクセさえも爽やかで、まさに今の季節を感じさせてくれる。


    刺身

    透き通るような透明感が美しい平目は、北海道のものだ。
    完璧に血抜きをしたからこその美しさ。
    11日間寝かせたその切り身を、山葵・塩昆布・醤油と、好みでいただく。
    シコシコとした平目は、店主おすすめという塩昆布でいただくと、甘みがぐんと引き出される。

    岩手産 石垣貝
    こりっとしつつ弾力のある貝は、後になると甘みが増していく。


    筋子の味噌漬け
    キャラメルのように歯に付くので、前歯で噛むようにとの店主の言葉は、なるほど、いただいてみるとそのねっとりを通り越した食感に納得する。
    筋子本来の味を残しつつ、味噌の甘みと辛みが一つにまとまり、酒の肴にもいいが、白米が無限に食べられそうだ。


    気仙沼の鰹
    艶やか、鮮やかな紅色の鰹は、みずみずしさを放つ。
    藁で炙ったというだけあり、独特の香ばしさがたまらない。


    北海道ししゃも焼き
    波を打ったような姿に焼かれ、小皿に乗せられたししゃもは、カリッとした食感と香ばしさが良く、頭の苦味もまるでない。


    北海道 縞海老
    牡丹海老のようにふっくらとした縞海老は、箸で取るのも一苦労。
    というのは大袈裟だが、それほど身が大きく、それ自体がはちきれそうなほど。
    無論、甘みが強く、とろける味わいである。


    平貝の貝柱醤油焼き
    敢えて貝柱というのが、食べれば納得の逸品だ。
    薄めにさばかれた貝柱は、こんがりと醤油色に焼け香ばしさを漂わせる。
    質の良い海苔に挟み、七味を少々。
    贅沢すぎる磯辺焼きとでも言おうか。
    貝柱独特の弾力のある歯ごたえもいい。

    縞鰺
    漬けになった縞鰺に、たれをさっと付けて下駄に置かれる。
    濃厚だがしつこくなく、不思議とさわやかな風味のたれが、淡白な縞鰺の旨味を引き出す。


    のどぐろ
    言わずと知れた高級魚のどぐろ。
    口に運ぶ直前から、その香りの良さがダイレクトに伝わる。
    味はといえば、これはもう言葉にするほどではないだろう。
    文句なしの逸品だ。


    白烏賊
    艶と透明度の高い烏賊は、すでに塩と酢橘で味付けされている。
    ほどよい酸味と塩気、包丁の切り込みは、烏賊の旨味を引き出すために計算し尽くされたかのようだ。


    生いくら軍艦
    プチンと勢いよく口中で弾け、甘みを解き放ついくら。
    鮮度の良さは文句のつけようもなく、ただただ旨い。


    塩釜の本鮪 中とろ
    鮮やかな紅色をしつつ、ほどよくサシの入った中トロ。
    こちらも細やかな配慮をされたであろう切り込みが、良い食感と旨味を引き出す。

    大とろ
    個人的に好物の大とろ。
    中とろよりも大とろが好きなあたり、わたしもまだまだ若い口か。
    なんていう感慨に浸りつつ、一口で頬張る。
    口の中で瞬時に消えていく余韻、脂ののったとろの旨味に酔いしれる。
    シャリとネタの配分も絶妙にいい。

    こはだ
    酢の酸味をやや強めにしたという、こはだ。
    大とろの良いくどさをリセットしてくれるのも、このコースの醍醐味だろうか。

    有名和食店出身という店主の経験の集大成ともいえる、計算しつくされたコースだ。


    するめ烏賊
    烏賊下足などを温度にこだわって煮たという煮汁の味が染み込んだ するめ烏賊。
    烏賊の旨味全てが一貫に凝縮されたと言ってもいいほど美味である。

    紫雲丹
    市場で3番目に良いという雲丹。
    軍艦ではなく、シャリそのものにこんもりと盛っていく様子を眺めるのもご馳走の一つだ。
    もうあと少しで、とろりと下駄に溢れそうなその一貫を口に運ぶ幸福感。
    海の香り、雲丹の甘み、滑らかな食感が三位一体に。
    言葉を失う旨さである。

    北寄貝
    シコシコとして甘みの強いそれは、少し火を入れているからこその甘さだそうだ。


    車海老の漬け
    甘からず辛からず、いい味に漬けられた車海老にシャリが僅かに巻かれている様は、まるで小さな海老ロールとでも形容していいものか。
    跳ね返すような弾力もいい。


    穴子
    これも大好物であるが、驚くほどのふわふわとした食感には、しばし絶句したほどである。
    口中で、あっという間にとろける穴子。
    ここまで旨い穴子は、人生初めてだ。


    巻物
    目の前で作られている時から漂う、上質海苔の香り。
    寿司屋で使われる海苔は脂質がかなり良いが、中でもこの店の海苔の香りは格別だ。
    その海苔とともに味わう、とろ巻き。
    相まったマグロの甘みと海苔の香も、しゃり、海苔、マグロの口どけも最高である。


    卵焼き
    昨今では自店で焼かない寿司屋も増えているが、しっかりと自家製だ。
    しっとり、そしてねっとりとした食感のそれは、伊達巻をさらに格上げしたかのような味わいである。
    山芋、海老も入っている卵焼きは少しいただくのがちょうどいい。
    卵焼きの味で寿司屋の味は分かると言われるが、まさにこの店の事ではあるまいか。

    素材の良さはもちろんのこと、その旨味を十分に引き出す熟練の技は、最後の卵焼きに顕著に表れていた。

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    投稿日:2020/02/22

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基本情報(地図・住所・予算)

施設名
青山 鮨 ふく江
住所
  • 東京都渋谷区渋谷1-6-4 せいこうビル 1F
営業時間
12:00~14:00
16:00~20:00
休業日
不定休
予算
(夜)20,000~29,999円
(昼)5,000~5,999円
カテゴリ
  1. グルメ・レストラン

※施設情報については、時間の経過による変化などにより、必ずしも正確でない情報が当サイトに掲載されている可能性があります。

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