姥子温泉 秀明館

姥子温泉秀明館に行ったのは２度目。
前回は週末で今回は平日。やはり平日は空いていて良い。
近くにある竹やぶという蕎麦屋...  続きを読むも並ばず入れる。
また、９月に雨が多かったからか地面から湧く温泉が満ち満ちていた。
前回は11月中旬で枯れていた。９月～10月半ばくらいがオススメらしい。  閉じる

投稿日:2022/10/25

何かもうパワースポットでした…
時期によっては岩盤湧出泉だそうですが、今回は違ったと思います(足元からちょっとは湧き出し...  続きを読むているのかな、わからず)。

温泉は単純温泉だけど弱酸性なのでヌルっと感はなくさっぱり。加水・加温・ろ過・消毒なしです。
掛け湯をした瞬間は、あっつー！と思ったのですが、入っていると不思議と苦しくなく、途中からはあれ？ぬる湯？なんて思ってしまいました。いい意味で温泉っぽくなく、入りやすいので体にも負担が少ないんじゃないかな。

姥子温泉はかつて箱根神社の社領内にあり、言わば聖域にあった温泉。
建物自体もしっとりした暗さが美しく、浴場正面にはどーん！としめ縄が飾ってあり(しめ縄の前で素っ裸って新鮮)、真の静寂と鳥の声が心地よく…
違う時代？時空？に迷い込んだようで、本当に素晴らしかったです。  閉じる

投稿日:2022/05/30

姥子温泉は箱根八湯のひとつ。江戸時代には、箱根の関所の近くにあったことから近づきづらい場所にあり、大正時代になってから源泉...  続きを読むの近くにこの秀明館が建てられました。大正時代のレトロな外観や内装が今もよく残されていて、風情のある湯治場になっています。  閉じる

投稿日:2021/06/17

箱根ロープウェイの姥子駅から歩いて５分、県道７３５線に面して秀明館と書かれた石碑や、一対の石柱の門が厳かに立っています。岩...  続きを読む肌から自然に湧き出る源泉を利用しており、雨の少ない冬から春にかけては、湯が枯れることもあります。  閉じる

投稿日:2021/06/14

山のなかにひっそり静かに佇んでいて、いわゆる日帰り温泉とは全く違った、歴史もあり趣もある湯治場です。

ここの建物は貴...  続きを読む重な文化遺産だとか。大正期のものというその建物は、かつての湯治場の雰囲気を偲ばせています。

「姥子」の地名の由来となった金太郎伝説からも、眼病湯治の霊験が今も語り継がれています。

庭園内には数多くの石像が置かれていて、やはり普通の湯治場とは違っている。
岩から湧き出てくる（にじみ出てくる）温泉で、岩風呂の大きな岩には、しめ縄が付けられていて、いかにも霊験あらたかな湯という感じです。  閉じる

投稿日:2021/05/28

ここは湯治場です。
ずっと前から気になっていたところ。
あらゆる温泉に行きましたが
文句なし、こちら最高の湯でしょう...  続きを読む。
もっと早くに訪れるべきだった。
正直、誰にも教えたくない。
秘密の湯治場。
いつまでも残してほしい。  閉じる

投稿日:2019/08/16

温泉好きの間では言わずと知れた湯治場。
近年オーナーが変わり、現在は日帰り温泉として運営されている。
貸し部屋が基本だ...  続きを読むが、15時以降は入浴のみの利用も可能なのだそう。

秀明館には特筆すべき点がいくつかある。

まずは建物。
大正期のものというその建物は、かつての湯治場の雰囲気を偲ばせ、味わい深い。
オーナーの交代に際して改築がなされたが、手の入れどころ、入れ（あるいは抜き）具合も良い。
雰囲気を壊すことなく、むしろ良い具合に洗練させている。
風呂、トイレなどの要所も清潔に保たれていて、気持ちがいい。

次に場所。
姥子温泉はその名の通り、坂田金時と山姥の伝説が伝わる古の場所であり、秀明館が建つ森には霊場のような厳かな空気が漂っている。
そういえば、姥子に縁のある人物として夏目漱石があげられることが多いが、もうひとり縁の深い人物に国文学者・民俗学者の折口信夫がいる。折口は姥子の何に惹かれたのか。

最後に温泉。
泉質は単純泉であるが、箱根では他にない自然湧出であり、剥き出しの岩盤から湯が染み出す光景は、どこか神秘的ですらある。
もちろん、加水、消毒なしの源泉かけ流し。
温度はやや高めのため、最初は多少難儀するが、慣れてくると意識が遠のくような心地よさが感じられてくる。

声高に宣伝していないので少々書くのが憚られるのだが、ここを運営しているのは箱根湯本の温泉施設「天山湯治郷」。
そう聞いて見てみると、秀明館には天山湯治郷に通じる透徹した美意識がある。
何かを口うるさく謳うのではなく、むしろ運営者が黒子に徹する「引き」の美学、そして自然にあることへの意志だ。
その意志の端的なあらわれとして、ここの運営者は自身のことをあくまで「湯守」と名乗る（「支配人」という言葉と比べると、そう名乗ることが何を意味するのかがわかるはず）。
温泉施設において「本物」と「偽物」を分けるのは、そういう意志や理念の有無だろう。
客に執拗に媚び、ニーズを満たすことだけが、温泉施設の価値を決めるわけではない。

温泉地においても平気で塩素をぶち込む施設が人気を博するなかで、本物の温泉のあり方を教えてくれる稀有な施設。
文句なしの星5つ。  閉じる

投稿日:2015/04/13