グンバイヒルガオが高鍋町堀ノ内海岸で咲いていました。堀ノ内海岸はアオウミガメが産卵に帰ってくる海岸です。グンバイヒルガオは...
続きを読む、葉っぱの形が相撲の行司が持つ軍配に似ていることに由来する名です。和名は「軍配昼顔」。英名は「Seaside morning glory」「Beach morning glory」。宮崎県の絶滅危惧?類。
グンバイヒルガオは赤道付近に分布する熱帯性植物。種子が黒潮に乗り漂着したもの。流れ着いて花を咲かせても自生までは至らないことが多く、しばらくはここ高鍋町が自生の北限と言われていました。現在では高鍋より北の延岡市北浦町下阿蘇海岸や高知県でも確認されているそうです。
海岸の砂浜でよく見かけるハマヒルガオはヒルガオ科ヒルガオ属で、グンバイヒルガオはヒルガオ科サツマイモ属。花の形や色は似ていますが、ハマヒルガオの花に比べピンクが濃いです。何と言っても軍配に似ている葉の形がユニークです。グンバイヒルガオに交じって、ハマゴウも紫色の小さな花を咲かせていました。
久しぶりに堀之内海岸を訪れましたが、以前に比べ生息範囲が随分狭くなっていました。地元新聞には寄生植物のネナシカズラが増えグンバイヒルガオに取り付き、成長を妨げていると掲載されていました。いずれはこの海岸で見られなくなるのでしょうか。毎年見に来たいと感じました。
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投稿日:2014/08/30