最寄駅の東京メトロ千代田線「根津」「千駄木」駅からどちらも500m程。なお、根津裏門坂の北参道から鳥居を潜った先に、無料...
続きを読むの駐車場があります。
元准勅祭社、現東京十社の一社です。御祭神は、須佐之男命(すさのおのみこと)、大山咋命(おおやまくいのみこと)、誉田別命(ほんだわけのみこと)、大国主命(おおくにぬしのみこと)、菅原道真公(すがわらみちざねこう)とそうそうたる神々。
日本武尊が、西暦110年頃の東征の折に、千駄木に創祀したのが起源だそうです。東京十社の中で一番創建が古いです。数度の遷座を経て、1706年に現社地へ。元々甲府藩邸だった場所で、徳川六代将軍家宣が生まれ育った場所。家宣が将軍職を継ぐことが決まり江戸城に入城した後、家宣の産子神である根津神社に藩邸地を献納。五代将軍家綱によって、天下普請で社殿が造営されたそうです。
参道は最初東から西に向かってますが、途中北向きに折れています。折れた先に楼門、唐門、社殿が一直線に見えてきます。ちなみに、本殿、幣殿、拝殿、唐門、西門、透塀、楼門が造営以来現存しており、国の重文に指定されています。社殿には神仏習合の名残の「卍」が随所に見受けられました。根津神社で有名な西側斜面にあるつつじ苑は甲府藩邸時代に家宣の父綱重が庭に植えたのが起源だそうです。末社の乙女稲荷神社の千本鳥居とのコンストラストが綺麗でした。また、西参道そばの末社の駒込稲荷神社は、甲府藩邸時代から創祀されている地主神だそうです。
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投稿日:2021/09/26