お籠り系大人の宿

部屋でゆっくり日頃の疲れを癒したい、という希望のなか、前々から行きたいと思っていいたこちらの宿に念願かなって宿泊。部屋選びの段階で超迷い、屋根がついている露天風呂付「蛍火」をチョイス。一休のタイムセールを使って2名で6万円強。

自分の求める旅館にジャストフィットしているため、バイアスもかかっているかもしれませんが大変気持ちよく過ごせました。部屋は１間でしたが2名でゆっくりするだけなので全く問題なし。湯加減が調整可能な、テラスにある露天風呂には何度入ったことか（内風呂もきれいだけど、まぁ使わないよね…）狩野川のせせらぎを聞きながらシャンパンをのみ温泉につかる…体が溶けてしまいそうになりましたわ

部屋は低い座椅子が４つ。持ち込みＤＶＤを見ながら無料の冷蔵庫ドリンクを手に取ります。部屋にあるお菓子は運営会社の東京ラスクです
備え付けのＤＶＤに館内施設の案内があったのでそれを見るとついつい次に来たときにははどの部屋にしようか、などという夢が膨らむ仕組みです（今度はソファーの部屋でもいいかな…）床暖房がついているため寒い日でも全く問題はないです。琉球畳を思わせるこれまた瀟洒なつくり。露天風呂のテラスとは別に、蛍の季節にはそれをまじかに見られる蛍用観察デッキ??も併設されています。今回は活躍の機会はなかったですが、初夏には重宝しそうな感じです

夕食・朝食ともにダイニングで。狩野川を一面にした解放感のある窓ガラスを望む景観はスバラシイ。紅葉の季節でも素敵なのかな、なんてまた再訪を夢見ます。基本的にはカウンター食なのでやはりカップルをメインに想定しているのでしょう。
出てくる品も地の物を中心とした新鮮な物ばかり。先入観もあるかもですが、やっぱり近海物のお刺身がおいしかった！朝食のだし巻もほくほくでした。
ただ1点、夕食時のＢＧＭが延々「エンヤ」でした…　この時勢になぜそのチョイスなのかよくわからないですが、センス的にどうでしょうか（もちろん私の主観です）あの素敵なダイニングには、もっとマッチする音楽がたくさんあるように思うのですが…

チェックアウトが名残惜しく、時間いっぱいまで部屋で湯浴びを繰り返す。お会計を澄ますと支配人、料理長を含めた従業員の皆様総出でお見送り。ちょいと気恥ずかしいけど、また再訪を心に近い帰路につきます

金額に問題がなく、客室露天付き・静か・大人・お籠りのキーワードに反応する人ならばきっと満足するのではないでしょうか

クチコミ投稿日：2017/06/09