宝城院のクチコミ
4件-
団体旅行で宿泊しました。
団体旅行での利用なので個人で宿泊する場合とは違っているかもしれませんが、そのつもりでご覧ください。
壇上伽藍の裏通りに面した立地が最高です。おかげで夜のライトアップや朝ほとんど人がいない壇上伽藍を堪能することができました。
ホテルや旅館のような細やかなサービスはありませんが、その分お寺に泊まるという特別な体験ができます。トイレ・洗面所は共用で、お風呂も大浴場へ行くことになります。ぎしぎし音がなる廊下を歩いて洗面所やお風呂へ行くのは、合宿気分でおもしろいものでした。
トイレとお風呂は最新式に改装されているので、とても快適でした。トイレは個室のドアを開けると自動的にライトが点灯しますし、寒い季節、温かいトイレの便座がありがたかったです。一方、洗面所は少々使い辛かったです。ずらりと洗面台が並んでいるのですが、化粧品の置き場が狭く、洗面所にあると便利なティッシュペーパーがない、お湯が出ない台があるなど、女性がお化粧するにはちょっと不便でした。口ゆすぎ用コップは、壁に紙コップが取り出せる設備がついています。
精進料理の夕食と朝食は広間でいただきました。豪華な料理ではありませんが、どの料理もていねいに作られていて、とても美味しかったです。夕食ではつくねのようなお料理があり、食感も味もまるで鶏肉。不思議に思って食後ご住職に伺ってみると、大豆を使って鶏肉のような食感と味を出しているとのこと。あっさりした精進料理の中にボリューム感を出していて、味も良く、満足感が高かったです。ご飯は少なめによそわれて出てきますが、お茶とご飯はお坊さんたちが常に気をくばってお代わりを聞いてくださるので、問題ありません。ご住職自らおひつの前に座り、ご飯のお代わりをよそってくださいました。なお、日本酒やビールも注文できます。
個人でご祈祷をお願いしたい人は、夕食時に案内があります。宝城寺のご朱印は、ご朱印帳を預けておくと、翌朝用意しておいていただけます。
11月末ということで、泊まった日の夜は気温が氷点下に下がりました。廊下は深々と冷え込みましたが、部屋にはガスヒーターがあり、暖かかったです。夜通しガスヒーターをつけるのは換気上問題があるかと思い、寝る際はガスヒーターを切りましたが、寝具はお布団と毛布があり、寒くはなかったです。
部屋の設備はテレビ、金庫、ハンガー、ごみ箱。浴衣とフェイスタオル、歯ブラシが置いてありました。「バスタオルは無い」と旅行社から事前に知らされていたので、家から持って行きました。部屋にティッシュペーパーの類が無く、ちょっと不便を感じました。ボックスティッシュを置いてくれれば、なお良いと思いました。
お茶は廊下にポットと湯呑み茶碗が置いてありました。飲み物の自動販売機はお風呂へ行く廊下の途中にあります。余談ですが、自動販売機へ行く廊下の壁に女性の能面が飾ってあり、推理小説好きの私は止せばいいのに能面の目をのぞき込んでしまい、目がこっちを見ているような気がしてぞくっとしました(笑)。夜、廊下に飾られた能面は結構怖いです。
お風呂はきれいでとても快適でした。女性用は広かったのですが、夫が入った男性用は狭かったそうです。天井についた水滴がぽつぽつ落ちてくるのが冷たかったですけどね。
リンス・イン・シャンプーとボディシャンプーが置いてあります。カラン(下の蛇口)はプッシュ式でしばらくお湯が出ると止まるのですが、シャワーのお湯は栓を開けている間ずっと出るので、体や髪を洗う際便利でした。更衣室に化粧水やコットンのようなものは置いていないので、自分で持って行く必要があります。ドライヤーはあります。
朝は午前6時半から朝のおつとめに参加させてもらえます。厳粛な雰囲気の中、お経を聞いてご本尊の大日如来にご焼香をしました。15分ぐらいの時間ですが、イスが用意されているので脚がしびれることもなく、助かります。寒い季節でも暖房は入れないので、暖かい服装で。特に足が冷たくなるので、冬場は二重靴下がお勧めです。
このお寺は閑院宮家の菩提所であったということから、本堂の隣りの部屋には昔の籠や襖絵が残っていて、おつとめの後、見せてもらえます。
朝食から戻ると、部屋のお布団が片づけてありました。宿坊に泊まるのは初めての体験でしたが、出迎えから食事の世話、おつとめまで、お坊さんたちは親切に接客してくださいました。本堂と廊下が寒かったことは、お寺ですから仕方がありません。それもお寺に泊まる醍醐味でしょう。 -
870年前にたてられたものらしいです。後白河法皇の阿闍梨(弟子)を置かれた由緒ある本山。ここは、元閑院宮家の御菩提所で秘宝の弁財天は重要文化財に指定されているそうです。
宿坊としては現代的な宿坊で、高野山でも近代設備を完備している所だそうです。 -
旅行会社のツアーでの宿泊だったので特に自分から希望した宿坊ではありませんでした。
根本大塔のすぐ北側で、割り当てられた部屋からは大塔のライトアップが観られ、その点ではとてもいい場所にある宿坊だと思います。(ただし、部屋の配置に依っては見ることは出来ませんが。)
どの部屋も洗面所さえ無いのですが、共同のトイレはウォシュレットだし大浴場もあり、また、足腰の弱い方の為に地下にある大浴場から2階まである客室を繋ぐエレベーターさえ有り、何だか宿坊らしからぬ感じもしないでもありません。
食事は団体だったので大広間で頂きました。
予め用意された膳は二の膳まで。
席に着いた途端、あれれ…これだけなの? この後、追加のお料理が来るの?とか思ったのですがそれは甘い憶測でした。
特に工夫された精進料理(鰻もどきとか湯葉巻きとか)は無く、フツ~のお膳です。
お吸物は具が予め入っているお椀に、客が席に着いてからやかんでお汁が注がれます。
私は宿坊が大好きで沢山のお寺に泊まっていますが、正直、こんなにアレッ?と思う料理を見た事がありません。
多分、ツアーだったのでかなり旅行会社に値切られた結果だったのではないかと思います。
宿坊は普通の旅館とは違います。
また、精進料理は動物系の食材を使わない料理だとは誰もが知っていることと思います。
でも「精進」であってもそれを感じさせないような「満足感」を工夫に依ってもたらすのが修行僧が食すような質素な食事とは異なる“接待用”の精進料理だと思って来ました。
今回、初めて宿坊に泊まった人たちが、「宿坊の宿泊とか精進料理ってこういうものなのだ。」とは思って貰いたくないな…というのが正直な感想です。
閑院宮家の菩提所で奥の間には宮様の籠が展示されています。
朝のお勤めにも参加できます。
壇上伽藍も直ぐ近くで、泊まってこそ体験できるライトアップの根本大塔も見られます。
精進料理に飽き足らなかったらコンビニも歩いて数分の所にある立地は抜群です。
しかしながら「宿坊」の名誉にかけて「宿坊」というものをここだけで判断して欲しくはないなと老婆心ながら思いました。
浴衣はありますがバスタオルはレンタルで200円で有料です。
到着後、夕飯の飲み物の希望を事前に訊かれます。
宿坊研究会の公式サイトから「熱燗1本無料」のクーポン券が入手出来ますのでプリントアウトをお忘れなく。
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客室は42室、大広間や中広間もあり、収容人員は個人約60名・団体約150名と比較的大きな規模の宿坊。
後白河法皇が阿闍梨を置いた由緒ある寺院で、壇場伽藍のすぐ北の高台にあり、夜には根本大塔のライトアップを見ることができるそう。
宿坊協会から予約し、こじんまりとしながらも落ち着ける客室でいただいた精進料理は絶品でした。
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