常滑１・・やきものの町で世界のタイル～またちょっとだけ世界旅行♪

2024/04/16 - 2024/04/16

やきものの町常滑にやってきた。
常滑では古くから、壺や甕、朱泥焼きなど作られ、大正時代にはタイルの生産も始まっている。

常滑では、まず、紀元前から近代まで国内外のタイルが集められているINAXライブミュージアムへ行ってみた。

エリア 常滑・セントレア（中部国際空港）(愛知)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

ＩＮＡＸライブミュージアムにある世界のタイル美術館へ。

１階のエジプトの世界最古のタイルの入り口を入る。
ピラミッドの地下の通路に使用されていたそうだ。
砂から世界初の青色のタイルを作り、王の魂の再生を願ったのだそうだ。

メソポタミアのタイルの原点である装飾壁

円錐形の焼きもの（クレイペグ）を何万本も作って土壁を幾何学模様で装飾した。
タイル装飾の原点。

次はイスラムの青い幾何学模様のドーム天井。

幾何学模様を極めた装飾を、礼拝の場であるモスクなどの宗教施設や王侯貴族の居館に飾った。

これが見たかった！

オランダではタイルを生活の中に取り込んでいた。
フェルメールの絵画にも描かれている。
ブルーと白だけで人や花、風景が描かれたタイル

イギリスの「アール・ヌーボー」様式を取り入れたヴィクトリアン・タイル
産業革命で豊かになり建築に装飾としてタイルが使われるようになった。

日本のタイルなどなど・・色んな時代、国のタイル装飾をイメージした空間が再現されていた。

瀬戸や信楽、平清水など、やきものの産地で作られた個性あふれる古便器を展示してある部屋もあった。

こんな素敵なタイルの階段を上がって２Ｆへ。

１階で見たタイルのさらに細かいコレクションが地域別（オリエント、イスラーム、スペイン、オランダ、イギリス、中国、日本）にコーナーを設けて展示してあり、見所いっぱ！！

エジプトのタイル

１階のは同じ様につくられた所だったけど
ここのは発掘されたような本物の昔のタイル

イスラムのタイルの組み合わせ方

イランのタイル

トルコのタイル

こんなパターンも・・

他、モロッコやスペインのアルハンブラ宮殿のタイル、ウズベキスタンのタイルなどなど・・。

イスラムは幾何学模様ばかりかと思ったら、モスク以外ではこんなタイルも使われていた。

オランダのタイル

陶器質の白地藍彩タイルのデルフト焼が有名。

ヴィクトリアン・タイル

マジョリカ・タイル
花が描かれたレリーフタイル

日本のタイル

建築陶器のはじまり館（テラコッタ・パーク）には明治から昭和初期に次々と新しい時代の建物が建てられた。
その外壁に飾られた陶器やテラコッタが展示してあった。

これは帝国ホテルの柱

大日本製薬の柱の上の飾り

野外には横浜松坂屋の外壁

名古屋銀行協会の窓の上の飾り

・・他にもいっぱい！
現在は殆ど取り壊されているので、もったいないなぁと思う。

ミュージアムの窯のある広場と受付のある建物
高い煙突！

中に入ってみると大きな煉瓦造りの窯

窯

煉瓦の作り方などの資料館もあった。

広場にはこんなお洒落な椅子♪

ランチはタイル博物館のレストランでピザ♪

展示場にはあまり人が居なかったのに、ここは殆ど満席！
それもそのはず、とても美味しかった！