2017/07/17 - 2017/07/17
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j-ryuさん
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☆福島の四季折々の花や自然を紹介している
◆福島・四季・彩々は回を重ねPart,68になりました。
タイトルは盛夏の候ですが実際は6月から撮り溜まった写真ですから
梅雨の候の方が相応しいかもしれませんが、
福島は梅雨入り後はずっと空梅雨気味で全く梅雨入りの実感が湧きませんでした。
7月中旬を過ぎてから梅雨というより雷雨が回数が増え
雨不足は解消しましたがシトシト降り続く梅雨って感じはしません。
お陰で撮影は雨に邪魔されることもなく息つく暇が無い状態。
リペ島旅行記も後半なのですが季節の写真が途切れることがないので
撮影地がバラバラな花の写真が溜まる一方。
撮影地がバラバラだと旅行記としてはまとめずらいので
いつものように『福島・四季・彩々』で取りまとめました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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☆福島県玉川村 サイハイラン(采配蘭/ラン科サイハイラン属)
今年も隣り村の里山でサイハイラン(采配蘭/ラン科サイハイラン属)が見頃になりました。
名前の通り武将が戦いの時に振るう采配に似ているので付いた名前です。
全国に広く分布し、主に山林のやや薄暗い林床に自生します。
当地でサイハイランは里で見かけるランの仲間ではネジバナに次いで
よく見られるポピュラーなランです。
でも、これほどサイハイランがまとまって群生するのは
近隣ではこの森が一番です。(撮影は6/10) -
☆福島県玉川村 サイハイラン(采配蘭/ラン科サイハイラン属)
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☆福島県玉川村 サイハイラン(采配蘭/ラン科サイハイラン属)
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☆福島県玉川村 サイハイラン(采配蘭/ラン科サイハイラン属)
ハランのような大振りな葉が1株に1枚つき、冬は枯れずに
花後に次第に枯れます。
花はなぜかやや下向きに咲きます。
でも、どうしてわざわざ下向きに咲くんでしょうね?
常識的には雨の影響を受けにくくするためだと思いますが
では花弁はなぜ細長いのでしょう?
真相は?・・・・・ -
☆福島県玉川村 サイハイラン(采配蘭/ラン科サイハイラン属)
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☆福島県玉川村 サイハイラン(采配蘭/ラン科サイハイラン属)
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☆福島県玉川村 サイハイラン(采配蘭/ラン科サイハイラン属)
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☆福島県玉川村 サイハイラン(采配蘭/ラン科サイハイラン属)
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☆福島県鏡石町&玉川村 ホタルブクロ(撮影は6/18)
ホタルブクロ(蛍袋/キキョウ科ホタルブクロ属)は北海道西南部~九州、東アジアに分布し、
変種のヤマホタルブクロ(山蛍袋)は東北地方南部~近畿地方東部に分布し
主に山野の林縁や土手など明るい場所に自生します。 -
☆福島県鏡石町&玉川村 ホタルブクロ
ホタルブクロの名前の由来はまさに蛍が飛びかう季節に咲き
蛍を捕まえた時、閉じ込めるのに利用したので
蛍袋(ホタルブクロ)と呼ばれるようになった説や
ホタルという漢字は今は『蛍』を当てますが『火垂る』と書いてもホタルと読みます。
日常語としては『火垂る』は『提燈』のことで
ホタルブクロの花の形が提燈に似ているので、”火垂る袋”と呼んだ。
という説もあるそうです。 -
☆福島県玉川村 シロバナホタルブクロ
当町近郊の山野にはホタルブクロもヤマホタルブクロも自生するので
近づいて確認しないと見極めは難しいです。
ヤマホタルブクロの草丈や花の方がやや小ぶりなものが多いですが
ホタルブロクロでも紫の濃いタイプもあるし花の大きさも個体差があるので
明確な判別基準にはなりません。
自生数としてはホタルブクロの方が圧倒的に多いです
ホタルブクロの花色は西日本では白花が多いそうですが
当地では薄紫や赤紫が殆どで白花は稀です -
☆福島県玉川村 シロバナホタルブクロ
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☆福島県鏡石町 オオバギボウシ(大葉擬宝珠/クサスギカズラ科ギボウシ属)
里山のオオバギボウシ(大葉擬宝珠/ユリ科ギボウシ属)が見頃になりました。
名前の由来はつぼみが橋の欄干を装飾する葱坊主のような
擬宝珠(ぎぼうしゅ)に似て葉が小ぶりなコバギボウシに比べ
葉が大きいのでオオバギボウシと呼ばれます。
花色は白や薄紫があります。
なお、コバギボシの花期は7月になってからです(撮影は6/12)
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☆福島県鏡石町 オオバギボウシ(大葉擬宝珠/クサスギカズラ科ギボウシ属)
オオバギボウシの春の若芽はウルイとも呼ばれ、山菜として人気があります。
ぬめりとやや苦味があり、さっと茹でて、酢味噌和えや
胡麻和え、マヨネーズ和え、お味噌汁などにすると美味しく
私も大好きな山菜です(^^♪。
私の地域では栽培している農家も少なくありません。
ただ野生の場合,バイケイソウやコバイケイソウなどの毒のある山野草と
芽出しの時期や姿が似ているので誤食しないように注意が必要です。 -
☆福島県天栄村羽鳥湖高原 ニッコウキスゲ(日光黄菅/ユリ科ワスレグサ属、キスゲ属)
羽鳥湖高原の湿地のニッコウキスゲやトキソウを撮影してきました。
高原にある羽鳥湖そのものは1956年に灌漑用に造られたダム湖ですが
完成から既に半世紀以上たったので周囲の自然と一体化しています。
その羽鳥湖周辺にはダム湖ができる以前から自然の小さな湿地が点在し
湿地植物がたくさん見られます。(撮影は6/20) -
☆福島県天栄村羽鳥湖高原 ニッコウキスゲ(日光黄菅/ユリ科ワスレグサ属、キスゲ属)
福島県のニッコウキスゲと言えば尾瀬や雄国沼の大群落が有名なんですが、
羽鳥湖高原のニッコウキスゲは大群落でないものの駐車場から歩いてわずか5、6分。
モノグサにはちょうどいい群生地です(^^ゞ。 -
☆福島県天栄村羽鳥湖高原 ニッコウキスゲ(日光黄菅/ユリ科ワスレグサ属、キスゲ属)
ニッコウキスゲの本来の名前はゼンテイカ(禅庭花)ですが、
俗名の方が有名になってしまい本来の名前は風前の灯状態です(^_^);
名前は日光ですが日光に限らず日本各地の主に高地の湿地などに広く自生し
花は一日花で、蕾が順繰り開花していきます。 -
☆福島県天栄村羽鳥湖高原 ニッコウキスゲ(日光黄菅/ユリ科ワスレグサ属、キスゲ属)
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☆福島県天栄村羽鳥湖高原 ニッコウキスゲ(日光黄菅/ユリ科ワスレグサ属、キスゲ属)
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☆福島県天栄村羽鳥湖高原 トキソウ(朱鷺草/ラン科トキソウ属)
トキソウは全国の明るい低層湿地~高層湿地にまで自生し、
草丈は10cm~15cmほどの小さなランです。
トキソウの名前の由来は花色が朱鷺色に似るからで
花の姿そのものも朱鷺が優雅に飛ぶ姿にも見えてきます (撮影は6/20) -
☆福島県天栄村羽鳥湖高原 トキソウ(朱鷺草/ラン科トキソウ属)
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☆福島県天栄村羽鳥湖高原 トキソウ(朱鷺草/ラン科トキソウ属)
トキソウは湿地の減少や美しさ故の盗掘などが原因で
45都道府県で絶滅危惧種や希少種に指定されまさに風前の灯状態です。
嬉しいことに羽鳥湖高原には小さな湿地がたくさんあり
たくさんのトキソウを見ることができますが、
しかしその湿地の多くが民間の別荘地などに隣接していて
さらなる開発が心配の種です。 -
☆福島県天栄村羽鳥湖高原 トキソウ(朱鷺草/ラン科トキソウ属)
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☆福島県天栄村羽鳥湖高原 トキソウ(朱鷺草/ラン科トキソウ属)
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☆福島県玉川村 北限のヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科orユキノシタ科アジサイ属))
隣り村の川沿いの林縁で北限のヤマアジサイが見頃になりました(撮影は6/22)
ヤマアジサイは主に福島県以西、本州・四国・九州に分布する落葉低木で
落葉広葉樹林の谷筋など湿度の高い場所に自生しサワアジサイとも呼ばれます。
樹高は1~2m、葉はやや細め小ぶりで対性し園芸種のような光沢はありません。
花期は6月~7月、中心部に多数の細かい両性花を咲かせ
周囲に3~4枚の花弁状の装飾花をもちます。 -
☆福島県玉川村 北限のヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科orユキノシタ科アジサイ属))
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☆福島県玉川村 北限のヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科orユキノシタ科アジサイ属))
西日本のヤマアジサイの装飾花は薄紅色から白色、紫色を帯びるもの
青色のものなど多様なようですが
私の地域で見られるヤマアジサイの装飾花はほぼ白花でかなり地味ですが
中心部に咲く実際の小花は微妙な色彩変化があり
オレンジ色や水色、青、青紫など様々で興味深いです。 -
☆福島県玉川村 北限のヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科orユキノシタ科アジサイ属))
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☆福島県玉川村 北限のヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科orユキノシタ科アジサイ属))
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☆福島県玉川村 北限のヤマアジサイ(山紫陽花/アジサイ科orユキノシタ科アジサイ属))
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☆福島県玉川村 北限のアジサイ・etc
奥羽山系ではこれから鮮やかな青のアジサイが見頃になります。
これはヤマアジサイの亜種エゾアジサイで日本海側に多く自生分布します。。
また福島県ではヤマアジサイの他コアジサイ、タマアジサイ、クサアジサイなど
北限のアジサイの宝庫です。
他にはツルアジサイやイワガラミもアジサイの仲間です。 -
☆福島県須賀川市(旧・岩瀬村) ミヤマカラマツ(深山唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)
ミヤマカラマツは全国の亜高山帯下の渓流沿いや林縁に分布し
花が唐松の葉に似て、深山に生えるのでミヤマカラマツです。
蕾の頃はガクに包まれていますが、開花と同時に落ちてしまい
元々ハナビラは無いので
花に見えているのは全てオシベ&メシベです。
草丈は40cmほど
花(シベ)色はほとんどが白ですが稀にピンクもあります。(撮影は6/23) -
☆福島県須賀川市(旧・岩瀬村) ミヤマカラマツ(深山唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)
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☆福島県須賀川市(旧・岩瀬村) ミヤマカラマツ(深山唐松/キンポウゲ科カラマツソウ属)
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☆福島県天栄村 トモエソウ(巴草/オトギリソウ科オトギリソウ属)
隣り村の山あいでトモエソウが咲き出しました。
トモエソウは全国の山や野原に広く分布し明るくやや湿った場所に自生します。
草丈は50~100cm、花は4~5cmと大振りで金色に輝くシベがとても美しい花です。
同じ仲間で中国原産のキンシバイ(金糸梅)やビョウヤナギ(未央柳)などと良く似ますが
キンシバイやビョウヤナギが潅木であるのに対し
トモエソウは草本で花ビラがやや巴型にねじれるのでトモエソウの名があります。
一つの花は2日くらいしか咲かず、蕾が順繰り開花します。 -
☆福島県天栄村 トモエソウ(巴草/オトギリソウ科オトギリソウ属)
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☆福島県天栄村 トモエソウ(巴草/オトギリソウ科オトギリソウ属)
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☆福島県天栄村 トモエソウ(巴草/オトギリソウ科オトギリソウ属)
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☆キンシバイ(金糸梅/オトギリソウ科オトギリソウ属)
キンシバイは中国中部原産の半落葉低木。公園や庭園などに植栽されている。
花はトモエソウに良く似ますがハナビラはねじれません。 -
☆オトギリソウ(弟切草/オトギリソウ科オトギリソウ属)
トモエソウの近くではオトギリソウも咲いていました。
花はトモエソウと良く似ますがトモエソウの花が4~5cmの大きさに対し
オトギリソウは草丈80cmほど、花は8mmと小ぶりで
花がかたまって密に咲くので見間違うことありません。
オトギリソウは全国に分布する多年草で、
ススキ生える明るい草原や林縁などに自生します。
けして珍しい花ではありませんが名前の由来がとても印象的です。
「弟切草」は、鷹匠が秘伝の薬草の名前を他人に漏らしてしまった弟を
兄が切り殺した時の返り血が葉っぱの黒点になったと言う
ちょっと恐ろしくも悲しい云われがあります。
菜っ葉を透かしてみると、黒い点々が良く見えます) -
☆福島県棚倉町 フジウツギ(藤空木/フジウツギ科フジウツギ属)
福島と茨城の県境の八溝山麓でフジウツギが見頃になりました。
フジウツギは東北~兵庫県の太平洋側や四国の渓流沿いや崖、荒地に自生します。
初めて見たとき何をキーワードに花名を検索すれば良いのか
とても悩ましい花でした。
ユキノシタ科?スイカズラ科?クマツズラ科?
見たことがあるようでないような花だし
花色も紫と白が混じっているし・・・・(^_^);。 -
☆福島県棚倉町 フジウツギ(藤空木/フジウツギ科フジウツギ属)
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☆福島県棚倉町 フジウツギ(藤空木/フジウツギ科フジウツギ属)
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☆福島県棚倉町 フジウツギ(藤空木/フジウツギ科フジウツギ属)
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☆ブッドレア
花壇や公園などでフジウツギに良く似た花を目にしますが
そのほとんどが中国原産のブッドレア・ダウディー(和名:フサフジウツギ)や
それから改良された園芸品種で、フジウツギより花色が濃く
花を密に咲かせるので見分けが付くと思います。 -
☆福島県天栄村 ヤマブキショウマ(山吹升麻/バラ科ヤマブキショウマ属)
隣り村の羽鳥湖高原のヤマブキショウマが見頃です。
ヤマブキショウマは葉がヤマブキに
花がショウマ(升麻)の仲間に似ているのでヤマブキショウマで
ほぼ全国の山地~高山帯の林縁や草地に自生し、雌雄異株です。
草丈は1mほどあり(花序を含めれば2m)、他のショウマ類よりかなり大型の株です。
しかし、他のショウマ類の多くがユキノシタ科なのに対し、ヤマブキショウマは
バラ科であるのが決定的な違いです。 -
☆福島県天栄村 ヤマブキショウマ(山吹升麻/バラ科ヤマブキショウマ属)
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☆福島県天栄村 ヤマブキショウマ(山吹升麻/バラ科ヤマブキショウマ属)
間近で見れば他のショウマ類と間違うことは無いと思いますが
花期や自生地が重なるトリアシショウマとよく似た個体があり
道路端で咲いている花を走っている車から見分けるのは
見慣れないと中々難儀です。 -
☆福島県天栄村 ヤマブキショウマ(山吹升麻/バラ科ヤマブキショウマ属)
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☆福島県天栄村 ヤマブキショウマ(山吹升麻/バラ科ヤマブキショウマ属)
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☆福島県鏡石町 ノハナショウブ(野花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
郊外の田んぼ脇の谷地でノハナショウブが見頃になりました。
と言いつつ撮影は6/26なんです、出番待ちが多くて・・・・・(^^);
ノハナショウブ(野花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)は北海道~九州まで
湿地やジメ地に広く分布しますが、低層湿地の減少などで生育数を減らし
26都府県で何らかの指定がされ、
うち10都府県で絶滅危惧Ⅰ類、8府県では絶滅危惧Ⅱ類に指定されています。
私の町では田んぼの土手などでポツポツは咲いていますが
群生しているのはこの谷地だけかも知れません。 -
☆福島県鏡石町 ノハナショウブ(野花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
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☆福島県鏡石町 ノハナショウブ(野花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
『いずれが菖蒲(アヤメ)か杜若(カキツバタ)』と称されるように
遠目は似ているアヤメ科ですが
特徴を把握すれば案外見分けは容易です。ハナビラの色が
カキツバタは青紫、アヤメは紺紫、ノハナショウブはやや赤みががった紫です。
ハナビラの付け根部分がアヤメは正に黄色い綾目模様、カキツバタは白
ノハナショウブは黄色です。
またノハナショウブの葉は縦にくっきりした中脈が見えるので区別できます。
ノハナショウブは見かけによらず有毒植物だそうで
家畜などの餌にしないよう注意が必要だそうです。
ハナショウブはノハナショウブを改良した園芸種です。 -
☆福島県鏡石町 ノハナショウブ(野花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
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☆福島県鏡石町 ノハナショウブ(野花菖蒲)
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☆福島県鏡石町 ハナショウブ(花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
町内の鳥見山公園ではノハナショウブの園芸品種であるハナショウブ4万株も花盛りになりました。
品種改良は進んでも同じ地域ならノハナショウブもハナショウブも同時期に開花するあたりはさすが“蛙の子は蛙”ですね(^^ゞ。 -
☆福島県鏡石町 ハナショウブ(花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
(撮影は6/26) -
☆福島県鏡石町 ハナショウブ(花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
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☆福島県鏡石町 ハナショウブ(花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
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☆福島県鏡石町 ハナショウブ(花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
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☆福島県鏡石町 ハナショウブ(花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
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☆福島県鏡石町 ハナショウブ(花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
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☆福島県鏡石町 ハナショウブ(花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
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☆福島県鏡石町 ハナショウブ(花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
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☆福島県鏡石町 ハナショウブ(花菖蒲/アヤメ科アヤメ属)
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☆福島県鏡石町 クサレダマ(草連玉/サクラソウ科オカトラノオ属)
今年も近くの田んぼの土手でクサレダマが見頃になりました。
決して『腐れ玉』ではありませんからね、『草・連玉』ですよ (^_^);。
地中海原産のマメ科の植物でエニシダに似たレダマというのがあり
それに似ていると言うので付けられた名ですが
花色が黄色というだけで全然似ていません(-"-)。
何も発音が『腐れ玉』に聞こえる変な名前にしなくてもね~。
-
☆福島県鏡石町 クサレダマ(草連玉/サクラソウ科オカトラノオ属)
レダマは江戸時代初期に渡来たそうですが
寒さと湿度に弱く全国的にはあまり定着はしなかったようです。
クサレダマの別名はイオウソウ(硫黄草)で腐れ玉よりはいいかも(^^);。 -
☆福島県鏡石町 クサレダマ(草連玉/サクラソウ科オカトラノオ属)
白い花はオカトラノオ(岡虎の尾/サクラソウ科オカトラノオ属) -
☆福島県鏡石町 クサレダマ(草連玉/サクラソウ科オカトラノオ属)
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☆福島県鏡石町 クサレダマ(草連玉/サクラソウ科オカトラノオ属)
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☆福島県鏡石町 オカトラノオ(丘虎の尾/サクラソウ科オカトラノオ属)
オカトラノオは北海道~九州に広く分布し明るい林縁や野原、土手などで普通に見られます。
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☆福島県鏡石町 オカトラノオ(丘虎の尾/サクラソウ科オカトラノオ属)
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☆福島県鏡石町 オカトラノオ(丘虎の尾/サクラソウ科オカトラノオ属)
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☆福島県鏡石町 ヌマトラノオ(沼虎の尾/サクラソウ科オカトラノオ属)
ヌマトラノオはようやく咲き出したばかりです。 -
☆オカトラノオ&ヌマトラノオ&イヌトラノオ
オカ、ヌマ、イヌの見極め方として分布地はオカは全国、ヌマは本州以南
イヌは資料不足。なので分布地はあまり当てになりません。
自生地はヌマは明らかに湿地、沼地や田んぼの畦、沢などで
オカは山、森、林縁、たんぼの土手、畦など広範囲に自生。
イヌは私が見てきた限り沼地、ジメ地に隣接した場所に自生しています。
花穂(花序)の違いが一番の見極めのポイントです。
オカは花穂の先がしな垂れ曲線を描き、ヌマはピンと真っ直ぐ立っています。
イヌは両方タイプがあります、オカほどしな垂れませんが
少ししなだれていたり、真っ直ぐだったりが混在します。 -
☆オカトラノオ&ヌマトラノオ&イヌトラノオ
ハナビラにも違いがあります。
オカはハナビラがやや細長く先がやや尖っていて
ヌマは丸みを帯びハナビラの間に少し隙間があります。
イヌはヌマに近い丸みがありますが隙間はあまりありません。
開花時期はイヌ、オカ、ヌマの順番に開花します。
これらはあくまで私の観察で、学術的見解ではありませんのでご承知願います。
機会があればぜひ見比べてみてください。 -
☆福島県鏡石町 カセンソウ(歌仙草/キク科オグルマ属)
郊外の田んぼ脇の土手でカセンソウやオグルマが咲きました。
カセンソウは北海道~九州まで低地~山地の明るくやや湿った草原などに自生し、草丈は40~80cmくらい、茎は細く、毛が密生し茎の上部で枝分かれし、
花径3.5cmほどのキク科らしい舌状花を数個咲かせます。
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☆福島県鏡石町 カセンソウ(歌仙草/キク科オグルマ属)
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☆福島県鏡石町 カセンソウ(歌仙草/キク科オグルマ属)
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☆福島県鏡石町 カセンソウ(歌仙草/キク科オグルマ属)
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☆福島県鏡石町 カセンソウ(歌仙草/キク科オグルマ属)
カセンソウは、↓オグルマによく似ますが、同じ地域ならカセンソウの方がやや早く開花します。
カセンソウの葉は長楕円状披針形で先が尖り、基部は茎を抱きます。
葉質は硬質で、ざらざらし、葉の裏には隆起する脈があります。
判別で一番分かりやすいのは総苞片(ガク)で花を下から見上げると
総苞片(ガク)の数や幅があきらかに違います -
☆オグルマオグルマ(小車/キク科オグルマ属)
オグルマは北海道~九州の日当たりのいいジメ地や土手などに自生し分布域は広いですが東京、石川、大阪、和歌山、愛媛、香川では絶滅危惧Ⅰ類に指定され
18都府県で絶滅危惧種になっています。
福島県は指定こそされていませんが、私的にはあまり見かけませんが・・・
指定されていないってことはどかにたくさん自生しているのでしょうか? -
☆オグルマ(小車/キク科オグルマ属)
オグルマの総苞片(ガク)は細くたくさんありますが
↓カセンソウの総苞片(ガク)は幅広で数は少なめです。 -
☆カセンソウ(歌仙草/キク科オグルマ属)のガクと舌状花
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☆福島県天栄村 トリアシショウマ(鳥脚升麻/ユキノシタ科チダケザシ属)
隣り村の山中のでリアシショウマが見頃になってきました。
トリアシショウマは主に中部以北~北海道の夏緑広葉樹林域の林縁・草原などに自生します。
芽出しの頃、芽が鳥の脚のような形をしているので付いた名前のようですが
他の仲間も似たような芽出しなので、この形状だけで判別は難しいです。
「升麻(しょうま)」は元々葉が麻に似ているので付けられた中国の薬用名です。
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☆福島県天栄村 トリアシショウマ(鳥脚升麻/ユキノシタ科チダケザシ属)
チダケザシ属の仲間はどれも良く似ていて見極めが難しいく
様々な見分け方が紹介されていますが正直分かりにくいです(-"-)。 -
☆福島県天栄村 トリアシショウマ(鳥脚升麻/ユキノシタ科チダケザシ属)
-
☆福島県天栄村 トリアシショウマ(鳥脚升麻/ユキノシタ科チダケザシ属)&モンシロチョウ。
これで◆福島・四季・彩々・Part,68・盛夏の候はお仕舞いです。
いつも最後までご覧くださり、さらに投票までしていただき
ありがとうございます。
j-ryu
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この旅行記へのコメント (2)
-
- kayoさん 2017/07/20 00:48:51
- 謎が解明!
- j-ryuさん、こんばんは☆
実は6月に行った欧州、オーストリアでしょっちゅう出くわした植物(花?)、
今日謎が解明しました。
福島で咲いてたヤマブキショウマ。これでした。
私にとれば初めて見る植物で「変わった花?」っと思っていましたが、
その後何度も見かけるようになり、気にはなっていました。
まるで植物図鑑を見ているかのようなj-ryuさんの彩々シリーズ、
滝のお写真も素敵ですが、私はこちらの方に惹かれてしまいます。
徐々にお花の名前を覚えていきたいと思います。
kayo
- j-ryuさん からの返信 2017/07/20 05:48:28
- RE: 謎が解明!
- kayoさん、おはようございます。
ご来訪&コメント&投票ありがとうございます。
> 実は6月に行った欧州、オーストリアでしょっちゅう出くわした植物(花?)、
> 今日謎が解明しました。
> 福島で咲いてたヤマブキショウマ。これでした。
> 私にとれば初めて見る植物で「変わった花?」っと思っていましたが、
> その後何度も見かけるようになり、気にはなっていました。
≫思わぬところで私の山野草図鑑(笑)がお役にたったようで何よりです。
さすがに日本の山野草の海外での分布域までは知りませんでしたが
ヤマブキショウマは北半球温帯に広く分布するようなので
kayoさんがご覧になった花もおそらくヤマブキショウマなのでしょう。
欧州ではどうか分かりませんが、日本ではやたらあちこちで見られるわけではなく
分布地は広域ですが自生地は限定的です。
> まるで植物図鑑を見ているかのようなj-ryuさんの彩々シリーズ、
> 滝のお写真も素敵ですが、私はこちらの方に惹かれてしまいます。
> 徐々にお花の名前を覚えていきたいと思います。
≫お金と時間が有り余っているなら世界中歩いてみたいですが
そうはいかないので日本ではお金の一番かからない
身近な山野を駆け巡りストレスを解消しています(^_^;)。
ただ山野草も滝も渓流も近場はほぼ見尽くしていて
旅行記がマンネリ化しているのが玉に瑕です。
ではまた。
j-ryu
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
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