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 茨城県桜川市に雨引山楽法寺、通称雨引観音という古刹がある。桜や牡丹など花の寺として茨城県内では知られた寺だが、梅雨の頃はアジサイ寺としても有名である。境内に3000株のアジサイが咲いているが、この寺に興味を魅かれたのは、アジサイだけでなく数羽の孔雀が放し飼いされているので、アジサイと孔雀の組み合わせという、珍しいコラボ写真撮影のチャンスがあるからである。<br /> 実は一昨年も訪れている。数時間粘ったのだが、孔雀君はついに美しい羽を広げてくれなかった。今年は一昨年のリベンジである。<br /><br />

孔雀が遊ぶアジサイの園 ~雨引観音~

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2017/06/27 - 2017/06/27

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玄白

玄白さん

 茨城県桜川市に雨引山楽法寺、通称雨引観音という古刹がある。桜や牡丹など花の寺として茨城県内では知られた寺だが、梅雨の頃はアジサイ寺としても有名である。境内に3000株のアジサイが咲いているが、この寺に興味を魅かれたのは、アジサイだけでなく数羽の孔雀が放し飼いされているので、アジサイと孔雀の組み合わせという、珍しいコラボ写真撮影のチャンスがあるからである。
 実は一昨年も訪れている。数時間粘ったのだが、孔雀君はついに美しい羽を広げてくれなかった。今年は一昨年のリベンジである。

旅行の満足度
4.5
同行者
一人旅
交通手段
自家用車

PR

  • 山門の前の駐車場からみると、参道の左側脇にアジサイの群生地が広がっている。中央の木が邪魔しているが、上の方から滝が流れ下るがごとく、アジサイの花の流れが続いている。

    山門の前の駐車場からみると、参道の左側脇にアジサイの群生地が広がっている。中央の木が邪魔しているが、上の方から滝が流れ下るがごとく、アジサイの花の流れが続いている。

  • まず、山門をくぐってから、

    まず、山門をくぐってから、

  • 参道の階段から外れて、アジサイの群生地の中に入ってみる。

    参道の階段から外れて、アジサイの群生地の中に入ってみる。

  • アジサイ群生地の中に小径があり、参道の階段の上に通じている。

    アジサイ群生地の中に小径があり、参道の階段の上に通じている。

  •  数人のカメラマンが撮影している。この日は雨は降っておらずアジサイの花は乾いているが、なんとカメラマンの一人が、霧吹きで花に水滴を付けるという演出(ヤラセともいう)を始めた。<br /> せっかくなので、滴がかかった花を撮影に使わせてもらった。

     数人のカメラマンが撮影している。この日は雨は降っておらずアジサイの花は乾いているが、なんとカメラマンの一人が、霧吹きで花に水滴を付けるという演出(ヤラセともいう)を始めた。
     せっかくなので、滴がかかった花を撮影に使わせてもらった。

  • 定番だが、やはりアジサイには滴がついているのが似合う。

    定番だが、やはりアジサイには滴がついているのが似合う。

  • なお一層の定番アジサイ写真といえば、カタツムリとの共演だが、あいにくカタツムリは探してみたが見つけられなかった。

    なお一層の定番アジサイ写真といえば、カタツムリとの共演だが、あいにくカタツムリは探してみたが見つけられなかった。

  • これまた定番の撮り方、前ボケを利用した構図にて

    これまた定番の撮り方、前ボケを利用した構図にて

  • くだんのカメラマン氏、次から次へと傷んでいない花を選んで霧を吹きかけていく。

    くだんのカメラマン氏、次から次へと傷んでいない花を選んで霧を吹きかけていく。

  • そのあとを追うように、ヤラセの水滴がついたアジサイを撮っていく。

    そのあとを追うように、ヤラセの水滴がついたアジサイを撮っていく。

  • 見下ろした山門とアジサイ

    見下ろした山門とアジサイ

  • 参道の上、仁王門が立っているところに合流。ここから参道を見下ろす。

    参道の上、仁王門が立っているところに合流。ここから参道を見下ろす。

  • オッ、こんなところに孔雀がいた。一昨年はさらに上の本堂がある境内にたむろしていたが、今日は仁王門付近に2羽歩き回っている。

    オッ、こんなところに孔雀がいた。一昨年はさらに上の本堂がある境内にたむろしていたが、今日は仁王門付近に2羽歩き回っている。

  • 全く人を恐れることはない。人間を無視して気ままに歩き回っている。

    全く人を恐れることはない。人間を無視して気ままに歩き回っている。

  • アジサイと孔雀

    アジサイと孔雀

  • なかなか、羽を広げてくれない。

    なかなか、羽を広げてくれない。

  •  近づいてみると、猛禽類のような精悍な顔つきをしている。だが、孔雀は肉食ではなく、雑食である。しかも何でも食ってしまう悪食の鳥で、毒虫や猛毒のコブラさえ餌にしてしまうという。美しい姿に加え、そうした食性から「毒のある生き物の害を取り除く神聖な生き物」として崇められ、密教の孔雀明王として神格化された聖なる鳥なのである。

     近づいてみると、猛禽類のような精悍な顔つきをしている。だが、孔雀は肉食ではなく、雑食である。しかも何でも食ってしまう悪食の鳥で、毒虫や猛毒のコブラさえ餌にしてしまうという。美しい姿に加え、そうした食性から「毒のある生き物の害を取り除く神聖な生き物」として崇められ、密教の孔雀明王として神格化された聖なる鳥なのである。

  •  この寺の宗派は真言宗である。真言密教の孔雀明王との関係で孔雀を飼っているのかもしれない。

     この寺の宗派は真言宗である。真言密教の孔雀明王との関係で孔雀を飼っているのかもしれない。

  • 本堂の方には行かず、仁王門のまわりをたむろしている孔雀が羽を広げるのを辛抱強く待つこと1時間半、羽を広げる仕草をしたと思ったら閉じてしまう。こんな思わせぶりなフェイントを繰り返すこと数回、やっと美しい羽を広げ始めた。

    本堂の方には行かず、仁王門のまわりをたむろしている孔雀が羽を広げるのを辛抱強く待つこと1時間半、羽を広げる仕草をしたと思ったら閉じてしまう。こんな思わせぶりなフェイントを繰り返すこと数回、やっと美しい羽を広げ始めた。

  • オオーッ、羽を広げた! 

    イチオシ

    オオーッ、羽を広げた! 

  • あでやかな美しい羽を広げて仁王門の前をゆっくり歩く姿は、花魁道中を連想させる。

    イチオシ

    あでやかな美しい羽を広げて仁王門の前をゆっくり歩く姿は、花魁道中を連想させる。

  • アジサイ越しに一枚パチリ。

    アジサイ越しに一枚パチリ。

  • 突然鳴き声をあげた。びっくりするほど、大きな鳴き声だ。一昨年来たときには鳴き声は聞いていなかった。

    イチオシ

    突然鳴き声をあげた。びっくりするほど、大きな鳴き声だ。一昨年来たときには鳴き声は聞いていなかった。

  • 20秒ほどは美しい羽を広げて見せてくれていたが、やがて、また閉じてしまった。

    20秒ほどは美しい羽を広げて見せてくれていたが、やがて、また閉じてしまった。

  • 次に羽を広げてくれるのをしばらく待ったが、2回目はなかなか広げてくれない。<br />2回目のショーを待つ間に仁王門周辺のアジサイを撮影。

    次に羽を広げてくれるのをしばらく待ったが、2回目はなかなか広げてくれない。
    2回目のショーを待つ間に仁王門周辺のアジサイを撮影。

  • 城壁を思わせるような石垣が積まれている。本堂や多宝塔などの伽藍は、この石垣の上に上ったところにある。

    城壁を思わせるような石垣が積まれている。本堂や多宝塔などの伽藍は、この石垣の上に上ったところにある。

  • 仁王門の孔雀は2回目のショーをなかなかやってくれないので、伽藍が立ち並ぶ上の境内に行ってみる。

    仁王門の孔雀は2回目のショーをなかなかやってくれないので、伽藍が立ち並ぶ上の境内に行ってみる。

  • アジサイ越しの本堂(観音堂)の扁額

    アジサイ越しの本堂(観音堂)の扁額

  •  奥の院の方まで行ってみると、こちらにも一羽の孔雀が、多宝塔を見下ろすように金網にとまっている。<br />こちらの孔雀の方が、仁王門の孔雀より若そうで羽の傷みも少ない。この若者孔雀が羽を広げてくれるとさぞ見栄えがよかろうと期待していたが、ついに、この孔雀君はショーをやってくれなかった。

     奥の院の方まで行ってみると、こちらにも一羽の孔雀が、多宝塔を見下ろすように金網にとまっている。
    こちらの孔雀の方が、仁王門の孔雀より若そうで羽の傷みも少ない。この若者孔雀が羽を広げてくれるとさぞ見栄えがよかろうと期待していたが、ついに、この孔雀君はショーをやってくれなかった。

  • とさかの青色もこちらの孔雀君の方が鮮やかな色をしている。

    とさかの青色もこちらの孔雀君の方が鮮やかな色をしている。

  • 境内には、孔雀だけでなくアヒルや鶏までいる。鶏と孔雀のツーショット

    境内には、孔雀だけでなくアヒルや鶏までいる。鶏と孔雀のツーショット

  •  結局、2時間以上、境内をウロウロしていたが、孔雀が羽を広げてくれたのは一度だけだった。<br /> 雨引観音では、桜やアジサイが見頃のこの時期には、4年前から夜間ライトアップもされるようになった。せっかくなので、いったん車に戻り夜まで待ってライトアップされたアジサイも撮影して行こう。

     結局、2時間以上、境内をウロウロしていたが、孔雀が羽を広げてくれたのは一度だけだった。
     雨引観音では、桜やアジサイが見頃のこの時期には、4年前から夜間ライトアップもされるようになった。せっかくなので、いったん車に戻り夜まで待ってライトアップされたアジサイも撮影して行こう。

  • 6時半、境内の灯りが点灯

    6時半、境内の灯りが点灯

  • まだまだ、明るい。まだ仁王門の前には孔雀がたむろしていたが、もう羽を広げてはくれなかった。

    イチオシ

    まだまだ、明るい。まだ仁王門の前には孔雀がたむろしていたが、もう羽を広げてはくれなかった。

  • 手水舎越しに石垣の前のアジサイ

    手水舎越しに石垣の前のアジサイ

  • ふたたび、伽藍が建つ境内へ。<br />本堂の前。せっかくライトアップしているのに、だれもいない。

    ふたたび、伽藍が建つ境内へ。
    本堂の前。せっかくライトアップしているのに、だれもいない。

  • ライトアップはアジサイではなく、建物の方だった。

    ライトアップはアジサイではなく、建物の方だった。

  • 境内から見る桜川市の夜景とアジサイ。この付近はライトアップがないので、手前のアジサイは持参した懐中電灯で照明。

    境内から見る桜川市の夜景とアジサイ。この付近はライトアップがないので、手前のアジサイは持参した懐中電灯で照明。

  • もう一枚、夜景とアジサイ

    もう一枚、夜景とアジサイ

  • 参道の途中で、撮影しながら駐車場に戻る。

    参道の途中で、撮影しながら駐車場に戻る。

  • イチオシ

  • ライトアップされた仁王門<br /><br />アジサイのライトアップは、時間をつぶして待つほどでもなかったかな・・<br />だが、狙っていた美しい羽を広げた孔雀とアジサイのコラボ写真が撮れたのは収穫だった。

    イチオシ

    ライトアップされた仁王門

    アジサイのライトアップは、時間をつぶして待つほどでもなかったかな・・
    だが、狙っていた美しい羽を広げた孔雀とアジサイのコラボ写真が撮れたのは収穫だった。

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この旅行記へのコメント (2)

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  • こあひるさん 2017/07/10 13:48:30
    面白いコラボですね!
    師匠〜、こんにちは。

    孔雀が1羽でなく何羽もウロウロしている境内・・・見たことないです!

    しかし・・・こちらの思うような場所に、思うようなポーズでいてくれるわけでないので(むしろ望まない位置にいたり・・・)、根気と運が必要ですね。

    アジサイの水滴やらせを、ちゃっかり利用できてお得でしたね〜。紫陽花にはやっぱり水滴がよく似合いますね、やらせとはいえ(笑)。

    孔雀の色合いと鮮やかな仁王門の朱と・・・アジサイの色が・・・なかなかマッチしてステキでした。

    こあひる

    玄白

    玄白さん からの返信 2017/07/11 00:12:13
    RE: 面白いコラボですね!
    こあひるさん、こんばんは!

    もともと、鳥や動物のように動くものを撮影するのは苦手なんです。
    特に人間を撮るのは下手です。(^ ^);
    日本の伝統の花鳥画や陶磁器の絵付けの題材で孔雀が描かれるときは、
    牡丹とのコラボが多いようですが、アジサイとの組み合わせも一風変わっていて、
    面白いかなと思って、撮影しに出かけた次第です。
    おっしゃる通り、孔雀は言うことを聞きませんから、じっとシャッターチャンスを
    辛抱強く待つしかありません。ライトアップまで待っていた時間を含めると、
    4時間もいましたよ。
    当然のことながら、こんなのに連れ合いは付き合ってくれませんから、
    一人で行きました。 (^ ^)

    玄白

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