2017/06/15 - 2017/06/15
219位(同エリア1079件中)
愛吉さん
世田谷区後援による、佐野厄除け大師と足利学校を巡る旅に参加しました。
参加人員は70名、朝7時30分にバス2台に分乗、区役所前を出発します。
順番は佐野厄除け大師~鑁阿寺~足利学校~大光院と回ります。
足利学校は日本最古の学校として知られ、創立は奈良時代とも平安時代とも云われますが、歴史が明らかになるのは室町時代の事です。
ザビエルの1549年の報告書によると、日本国中最も大にして、最も有名な坂東の大学、学徒三千人と記されています。
明治5年閉校となり跡地は荒廃し閉鎖、昭和57年より史跡足利学校跡保存整備事業がスタートし、平成2年江戸中期の姿に蘇りました。
又鑁阿寺は足利氏発祥の地です。
それでは回った順に見て行きます。
表紙は、足利学校跡
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 社員・団体旅行
- 交通手段
- 観光バス
- 旅行の手配内容
- 団体旅行
PR
-
世田谷区役所前の広場。
7時15分集合、7時半出発、参加者が集まり始めました。 -
最初の訪問地、佐野厄除け大師に到着。
正式名称は、春日岡山天保輪院惣宗官寺。
関東三大師の一つ、開基は藤原秀郷、944年の創建。
山門は10万石の格式を持つ大名門。 -
ここからは、地元ガイドの案内で回ります。
厄除け大師とは、慈恵大師の事で生前多くの神秘奇跡を行い、如意輪観音の化身と崇められ、厄除けの大師となりました。 -
山門を潜ると、正面に本堂。
-
本堂前には、れいすい観音。
拡大して案内板をご覧下さい。 -
本堂を正面から。
-
元三大師堂、慈恵大師を祀る処です。
厄年は終わりましたが、お礼参りをしてきました。 -
次は境内にある佐野東照宮へ。
ここに東照宮が置かれた経緯は、家康公の遺骸を久能山より日光に移す折り、この地に1泊、その縁により各大名が寄進して建立した事によります。 -
東照宮拝殿。
-
東照宮唐門。
-
鐘楼堂、鐘は佐野市指定の文化財。
-
慈恵大師1千年御遠忌記念事業として昭和59年4月完成の金銅大梵鐘。
-
水子地蔵堂、昭和53年4月完成
-
田中正造翁の墓。
日本の公害第一号足尾鉱毒事件の告発者、田中翁の分骨地です。 -
パコダ供養塔。
藤原秀郷公開基1050年を記念して昭和62年5月建立。 -
足利鑁阿寺に来ました。
1196年足利義兼により開創、真言宗大日派本山。
ここは楼門、1564年に足利幕府13代将軍、足利義輝により再建されました。
県指定の文化財です。
尚ここは足利氏発祥の地であります。 -
境内案内図、境内地12300坪。
-
国宝の本堂。1196年建立。
-
本堂に上がり、住職のお話を聞きます。
-
多宝塔。1692年の再建。
-
経堂、1407年関東管領足利満兼により再建。
国の重要文化財。 -
不動堂。
-
天然記念物の大銀杏。
-
境内にはスマートな石仏が。
-
この寺の境内は、足利氏の邸宅跡でもあります。
平安時代の末期、八幡太郎義家の子義国及び孫の義康(足利市の始祖)により造営された屋敷跡で国の指定史跡となって居ます。
周りに堀を巡らし、中世武家屋敷の名残を留め、日本百名城の一つにも指名されます。 -
境内には足利尊氏公の銅像も建ちます。
-
鑁阿寺からは歩いて足利学校に到着。
観光地としてきれいに整備されました。 -
ここが入口、入徳門です。
-
門を入ると直ぐに大きな孔子の石像。
学問の神様ですから。 -
奥に学校門、1668年の創建、足利学校のシンボルです。
-
当時学校と云えば、足利学校を指しました。
-
この門を潜るには、入学証が必要です。
受付で手続きを取ります。
当時の学生は原則僧侶、授業料は無し、自学自習を旨とし、又一部寄宿舎もあり、自給自足で生活します。 -
杏壇門、明治30年の再建。
奥に在るのは孔子廟。 -
字降松。
案内板をお読みください,面白い仕組みです。 -
方丈、講義や学習等に使用されました。
授業の内容は、儒学が中心で、易学、兵学等も学びました。
自学自習が基本ですから、中国の古本を筆写し、判らない事は質問討論する方式です。
滞在期間は、長い人で10年、短い人は1日の在学もありました。
自分が納得出来れば卒業です。 -
建物の使用目的を記した案内板です。
-
庭の佇まい。
-
一巡して門を出て来ました、これから昼食に向かいます。
こちらですよ。 -
足利学校全景、歩道橋の上から写しました。
-
最後の訪問は、太田市の大光院です。
この寺は、1613年徳川家康によって建てられた浄土宗の寺院。
開山の呑龍上人は、捨て子や貧しい人の子を弟子として受け入れた為、子育て呑龍と呼ばれ信仰を集めます。
尚この門は吉祥門と呼ばれ、1615年の建立、家康が命名しました。
建立当時の姿を今に残し、太田市の重要文化財です。 -
こちらは本堂、右に見えるのが臥竜の松。
-
本堂の前で僧侶から説明を聞きます。
バックが臥竜の松。 -
こちらは開山堂、呑龍上人を祀ります。
-
境内の佇まい。
-
呑龍上人廟所。
-
呑龍上人御廟。
-
これで予定の個所は全て回りました。
後は東京に戻るだけです。
東京近郊にこれだけの名刹が残されている事、頼もしく思いました。
充実した一日でした。
終
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
47