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■はじめに<br /> 今回は「動かない列車に乗る旅」の第二弾である。第一弾については、一連の旅行記をネットに掲載し始めた今から7年前の2010年、鹿児島・熊本・宮崎各県を訪問して3か所の列車ホテルに宿泊した(「阿久根ツーリングSTAYtion」「ブルートレインたらぎ」「TR列車の宿」。拙文「“動かない列車”に乗る旅」参照。なおこれらの施設うち、阿久根についてはすでに閉鎖されている)。<br /> その後、2011年3月半ばに三重県にある「関ロッジ」と長野県にある「民宿あずさ」を予約したのだが、東日本大震災があり旅行自体を中止することになってしまった。リベンジはそのうちそのうち、とボヤボヤしているうちに、関ロッジにあった20系寝台車は営業停止になってしまった。<br /> さて、今回の目的は小坂町にある「ブルートレインあけぼの」である。2014年に廃止になったあけぼの号の車両を活用して2016年10月に営業を開始した宿泊施設である。営業は金土と特定の期間だけであるが(冬季も閉鎖)、このような施設が増えることはありがたいことである。現役中はA寝台個室は縁がなかったため、ネットでその部屋を押さえておいた。<br /><br />@旧小坂駅にて

「動かない列車」に乗る旅 Part2

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2017/05/26 - 2017/05/28

26位(同エリア141件中)

2

25

国電

国電さん

■はじめに
 今回は「動かない列車に乗る旅」の第二弾である。第一弾については、一連の旅行記をネットに掲載し始めた今から7年前の2010年、鹿児島・熊本・宮崎各県を訪問して3か所の列車ホテルに宿泊した(「阿久根ツーリングSTAYtion」「ブルートレインたらぎ」「TR列車の宿」。拙文「“動かない列車”に乗る旅」参照。なおこれらの施設うち、阿久根についてはすでに閉鎖されている)。
 その後、2011年3月半ばに三重県にある「関ロッジ」と長野県にある「民宿あずさ」を予約したのだが、東日本大震災があり旅行自体を中止することになってしまった。リベンジはそのうちそのうち、とボヤボヤしているうちに、関ロッジにあった20系寝台車は営業停止になってしまった。
 さて、今回の目的は小坂町にある「ブルートレインあけぼの」である。2014年に廃止になったあけぼの号の車両を活用して2016年10月に営業を開始した宿泊施設である。営業は金土と特定の期間だけであるが(冬季も閉鎖)、このような施設が増えることはありがたいことである。現役中はA寝台個室は縁がなかったため、ネットでその部屋を押さえておいた。

@旧小坂駅にて

旅行の満足度
4.5

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  • ■2017.5.26<br /> 土曜朝の秋田行の便を押さえているが、今日は都内に宿泊することにしている。というのは、列車ではないが「車内の設備を再利用した」ホテルがあるからである。<br /> 関係者(鉄道好き)には有名なものであるが、2015年に廃止された寝台特急「北斗星」の備品(寝台やドア、食堂車の座席など)を再利用して、ビル内でありながらも列車のような雰囲気を醸し出している宿泊施設が、昨年12月に中央区にオープンしている。<br /><br />@入口

    ■2017.5.26
     土曜朝の秋田行の便を押さえているが、今日は都内に宿泊することにしている。というのは、列車ではないが「車内の設備を再利用した」ホテルがあるからである。
     関係者(鉄道好き)には有名なものであるが、2015年に廃止された寝台特急「北斗星」の備品(寝台やドア、食堂車の座席など)を再利用して、ビル内でありながらも列車のような雰囲気を醸し出している宿泊施設が、昨年12月に中央区にオープンしている。

    @入口

  •  人気の個室は予約で埋まっていたため、普通のB寝台である(早期に安く予約しておいたので、価格はたったの2,100円である)。<br /> パッと見は普通のB寝台のようであるが、幅は少し広くなっており、布団もあるので寝心地はずいぶんと違う。各ベッドにコンセントがあるのも、現役時代との違いである。<br /><br />@今日はここの上段

     人気の個室は予約で埋まっていたため、普通のB寝台である(早期に安く予約しておいたので、価格はたったの2,100円である)。
     パッと見は普通のB寝台のようであるが、幅は少し広くなっており、布団もあるので寝心地はずいぶんと違う。各ベッドにコンセントがあるのも、現役時代との違いである。

    @今日はここの上段

  •  実際に乗るなら俄然下段であるが、寝るだけならば上段でも無問題である。<br /> 近場のスーパーで食材を買い、ビルの2階にある共有スペースでの夕食である。テーブルや座席は北斗星の食堂車(グランシャリオ)で使用されていたものである。現役時代はお世話になったことがないので(値段が高い+最後の頃はマニアで大行列)、初めてこのテーブルを使うことになった。机はほぼ埋まっており、外国人の姿もちらほら見られる。<br /><br />@レンジや冷蔵庫もあり

     実際に乗るなら俄然下段であるが、寝るだけならば上段でも無問題である。
     近場のスーパーで食材を買い、ビルの2階にある共有スペースでの夕食である。テーブルや座席は北斗星の食堂車(グランシャリオ)で使用されていたものである。現役時代はお世話になったことがないので(値段が高い+最後の頃はマニアで大行列)、初めてこのテーブルを使うことになった。机はほぼ埋まっており、外国人の姿もちらほら見られる。

    @レンジや冷蔵庫もあり

  •  酔いどれてから、就寝(当該施設の詳細については、すでに他所様が色々と紹介されているので、これ以上は省略)。<br /> シャワーやトイレ等、インフラは完璧であったが、運悪くイビキが強烈な人が近くにいたため、熟睡はできなかった(ドミトリーにありがちな問題)。無料の耳栓が受付にあるが、その程度では役に立たない。<br /><br />■2017.5.27<br /> 東日本橋駅から羽田に向かい、7時50分発の便で秋田へ。つい先月も「さよなら583系」で来たばかりなので、なんだか変な感じである。<br /> 売店にその583系に関連した限定(表紙だけだが)の弁当があったので、つい買ってしまった。<br /><br />@美味でした

     酔いどれてから、就寝(当該施設の詳細については、すでに他所様が色々と紹介されているので、これ以上は省略)。
     シャワーやトイレ等、インフラは完璧であったが、運悪くイビキが強烈な人が近くにいたため、熟睡はできなかった(ドミトリーにありがちな問題)。無料の耳栓が受付にあるが、その程度では役に立たない。

    ■2017.5.27
     東日本橋駅から羽田に向かい、7時50分発の便で秋田へ。つい先月も「さよなら583系」で来たばかりなので、なんだか変な感じである。
     売店にその583系に関連した限定(表紙だけだが)の弁当があったので、つい買ってしまった。

    @美味でした

  •  連絡バスが秋田駅に到着するほぼ同じ時刻に奥羽線を北上する列車が出てしまうため、秋田駅でしばらく時間がある。事前にネットで調べると、秋田市内(駅近く)でイベントがあるようだったのでそれでも見ようかと思っていたのだが、なんと秋田駅自体でもイベントがあるということを到着時に知った。これなら暇つぶしに最適である。<br /> まずは、無料で振舞われるという「ババヘラアイス」を頂く。<br /><br />@無料とはすばらしい

     連絡バスが秋田駅に到着するほぼ同じ時刻に奥羽線を北上する列車が出てしまうため、秋田駅でしばらく時間がある。事前にネットで調べると、秋田市内(駅近く)でイベントがあるようだったのでそれでも見ようかと思っていたのだが、なんと秋田駅自体でもイベントがあるということを到着時に知った。これなら暇つぶしに最適である。
     まずは、無料で振舞われるという「ババヘラアイス」を頂く。

    @無料とはすばらしい

  •  続いて、特別会場で催されているミニSL(見るだけだが)や、秋田犬とのふれあいコーナーを見て回った。点検車両の試乗会などは惹かれるものがあるが、ちょっとお一人様では乗りにくい(子供がいないと…)。<br /><br />@犬もSLに注目

     続いて、特別会場で催されているミニSL(見るだけだが)や、秋田犬とのふれあいコーナーを見て回った。点検車両の試乗会などは惹かれるものがあるが、ちょっとお一人様では乗りにくい(子供がいないと…)。

    @犬もSLに注目

  •  それらを見てから10時51分発の東能代行に乗り、終点で下車。これに乗ったところで乗り継ぎ列車はないため、結局は秋田を11時38分発に出発する列車に乗ることと変わりはないが、こうすること(切符を分割すること)によって運賃がかなり安くなるのである。<br /> 微妙に1時間弱ほど時間があるため、先月も訪問した地場産の店へ10分ほど歩いて行き今晩の食材(炊き込みご飯など)を買ったりした。<br /> 12時43分発の各駅停車(秋田を11時38分に出発してきたもの)に乗り込み、大館へ。ここでも中途半端に時間があるため、小坂鉄道の廃線跡を見に行ったりした。<br /><br />@かなり残っています

     それらを見てから10時51分発の東能代行に乗り、終点で下車。これに乗ったところで乗り継ぎ列車はないため、結局は秋田を11時38分発に出発する列車に乗ることと変わりはないが、こうすること(切符を分割すること)によって運賃がかなり安くなるのである。
     微妙に1時間弱ほど時間があるため、先月も訪問した地場産の店へ10分ほど歩いて行き今晩の食材(炊き込みご飯など)を買ったりした。
     12時43分発の各駅停車(秋田を11時38分に出発してきたもの)に乗り込み、大館へ。ここでも中途半端に時間があるため、小坂鉄道の廃線跡を見に行ったりした。

    @かなり残っています

  •  小坂鉄道は鉱石や濃硫酸の運搬等で以前は繁栄していたが、産業の斜陽化や運搬手段の変更等により、旅客は1994年に、貨物は2009年に廃止となってしまっている。今回宿泊する「ブルートレインあけぼの」は、その中心駅であった旧小坂駅を中心に出来た「小坂鉄道レールパーク」に目玉施設として開業したものである。<br /> 14時10分の路線バスに乗り、一路小坂へ。旧路盤跡とかなりの部分で寄り添っているため、所々で廃線跡を見ることができた。<br /><br />@橋梁もかなり残っている

     小坂鉄道は鉱石や濃硫酸の運搬等で以前は繁栄していたが、産業の斜陽化や運搬手段の変更等により、旅客は1994年に、貨物は2009年に廃止となってしまっている。今回宿泊する「ブルートレインあけぼの」は、その中心駅であった旧小坂駅を中心に出来た「小坂鉄道レールパーク」に目玉施設として開業したものである。
     14時10分の路線バスに乗り、一路小坂へ。旧路盤跡とかなりの部分で寄り添っているため、所々で廃線跡を見ることができた。

    @橋梁もかなり残っている

  •  15時頃に小坂小学校バス停で降り、歩いて3分ほどで目当てのレールパークである。受付で宿泊予約をしていることを伝え、支払い等の手続きを行った(宿泊者は内部見学は無料となる)。<br /><br />@駅舎

     15時頃に小坂小学校バス停で降り、歩いて3分ほどで目当てのレールパークである。受付で宿泊予約をしていることを伝え、支払い等の手続きを行った(宿泊者は内部見学は無料となる)。

    @駅舎

  •  16時半から宿泊車両の移動(展示されている位置からホーム正面に移動する)があるというので、まずは展示車両等の見学である。<br /><br />@まずは基礎から

     16時半から宿泊車両の移動(展示されている位置からホーム正面に移動する)があるというので、まずは展示車両等の見学である。

    @まずは基礎から

  •  その後は付近にある観光施設である康楽館や小坂鉱山事務所の外観を見たりして、さらに大型スーパーで追加食材や酒を買ったりして16時15分頃に戻ってくると、もうディーゼル機関車などが準備のために動き出しているではないか。連結作業等は15分くらい前から(準備はそれよりも前から)行うということで、そういう作業も見たい人は早めに行くことをお勧めしたい。<br /><br />@機関車準備中

     その後は付近にある観光施設である康楽館や小坂鉱山事務所の外観を見たりして、さらに大型スーパーで追加食材や酒を買ったりして16時15分頃に戻ってくると、もうディーゼル機関車などが準備のために動き出しているではないか。連結作業等は15分くらい前から(準備はそれよりも前から)行うということで、そういう作業も見たい人は早めに行くことをお勧めしたい。

    @機関車準備中

  •  16時20分に機関車が連結され、16時30分に出発。車内放送もあり(あのオルゴールも現役)、かなり凝っている。<br /> 編成は前から「電源車」「A個室」「Bソロ」「B解放」であり、宿泊者は特典として構内移動時に解放寝台車両に乗ることができる。<br /><br />@このまま明日の朝まで動いてほしい

     16時20分に機関車が連結され、16時30分に出発。車内放送もあり(あのオルゴールも現役)、かなり凝っている。
     編成は前から「電源車」「A個室」「Bソロ」「B解放」であり、宿泊者は特典として構内移動時に解放寝台車両に乗ることができる。

    @このまま明日の朝まで動いてほしい

  •  出発は本物の寝台列車のようであるが、残念ながら100メートルほどでもう折り返しである。しかし、折り返した後は「本当の駅(だった施設)」に入線していくので、こちらも「本当に到着」しているような味わいである。<br /><br />@まもなく小坂駅に到着

     出発は本物の寝台列車のようであるが、残念ながら100メートルほどでもう折り返しである。しかし、折り返した後は「本当の駅(だった施設)」に入線していくので、こちらも「本当に到着」しているような味わいである。

    @まもなく小坂駅に到着

  •  短い乗車体験を終えてから宿泊手続きをし(すでに支払い等の手続きは終えているが、この時点になって初めて宿泊票(切符のような形をしている)が配布される)、今日の部屋へと向かった。<br /> A個室を押さえてあったが、私に宛がわれたのは2号室であった。<br /><br />@初体験

     短い乗車体験を終えてから宿泊手続きをし(すでに支払い等の手続きは終えているが、この時点になって初めて宿泊票(切符のような形をしている)が配布される)、今日の部屋へと向かった。
     A個室を押さえてあったが、私に宛がわれたのは2号室であった。

    @初体験

  •  現役時代は、その高さ(なんと寝台料金だけで13,350円。当然特急料金等は別)もあり、まったく縁がなかったA個室寝台であるが、まさかこんな形でお世話になることがあるとは。動いていないのは残念であるが、ちょっとは動いたし、何より「現役そのままの形」で残っているのが嬉しい。それに完全個室であるので、昨晩のような「他人のイビキ」という危険要素も完全排除できるのも良い点である。<br /><br />@水回りはさすがに使用不可

     現役時代は、その高さ(なんと寝台料金だけで13,350円。当然特急料金等は別)もあり、まったく縁がなかったA個室寝台であるが、まさかこんな形でお世話になることがあるとは。動いていないのは残念であるが、ちょっとは動いたし、何より「現役そのままの形」で残っているのが嬉しい。それに完全個室であるので、昨晩のような「他人のイビキ」という危険要素も完全排除できるのも良い点である。

    @水回りはさすがに使用不可

  •  別棟(駅舎に併設)にはシャワーやトイレ、テレビ等のある待合室がある。それに、ほぼ諦めていたWiFiまであるではないか。<br /> 自室内では飲食不可であるが、上記の待合室もしくはB解放寝台での食事が可能である。<br /> ということで、まだ6時だというのに東能代や小坂で買い揃えた食材で一献し、7時過ぎには寝てしまった。<br /><br />@酔っぱらいながら外観を撮影

     別棟(駅舎に併設)にはシャワーやトイレ、テレビ等のある待合室がある。それに、ほぼ諦めていたWiFiまであるではないか。
     自室内では飲食不可であるが、上記の待合室もしくはB解放寝台での食事が可能である。
     ということで、まだ6時だというのに東能代や小坂で買い揃えた食材で一献し、7時過ぎには寝てしまった。

    @酔っぱらいながら外観を撮影

  • ■2017.5.28<br /> 当該施設で夕食は提供されないが、朝食は予約することで可能である。大館の有名駅弁のデリバリーであり、しかもあけぼのの写真付きの特別バージョンの表紙である。ということで、宿泊予約時に1つ頼んでおいた。<br /> 7時半からの受け取りとなっていたが、待合室でテレビを見ていると7時15分頃に運ばれてきたので、いの一番で受け取った。年配の方なら思い出すであろうが、あの懐かしいお茶(蓋をコップ替わりにするもの)付きである。<br /><br />@まだほんのり温かい

    ■2017.5.28
     当該施設で夕食は提供されないが、朝食は予約することで可能である。大館の有名駅弁のデリバリーであり、しかもあけぼのの写真付きの特別バージョンの表紙である。ということで、宿泊予約時に1つ頼んでおいた。
     7時半からの受け取りとなっていたが、待合室でテレビを見ていると7時15分頃に運ばれてきたので、いの一番で受け取った。年配の方なら思い出すであろうが、あの懐かしいお茶(蓋をコップ替わりにするもの)付きである。

    @まだほんのり温かい

  •  美味しく頂いてからは、しばし近場の散策等をした。朝も9時から車両の移動(展示位置に戻る)があるが、それを見届けたのでは今日のサブテーマ(秋田内陸縦貫鉄道の旅)が中途半端になってしまうため、準備作業を見るだけである。<br /><br />@連結作業の準備

     美味しく頂いてからは、しばし近場の散策等をした。朝も9時から車両の移動(展示位置に戻る)があるが、それを見届けたのでは今日のサブテーマ(秋田内陸縦貫鉄道の旅)が中途半端になってしまうため、準備作業を見るだけである。

    @連結作業の準備

  •  ところで、先に書いた通り4両編成の最前部は電源車であるが、それが動いている気配はない。その割には各車両の電気や冷暖房が動いているので不思議に思っていたのであるが、電源車の電源(?)を別の系統から引っ張ってきているようであった。なるほど、納得である。<br /><br />@電源の電源?

     ところで、先に書いた通り4両編成の最前部は電源車であるが、それが動いている気配はない。その割には各車両の電気や冷暖房が動いているので不思議に思っていたのであるが、電源車の電源(?)を別の系統から引っ張ってきているようであった。なるほど、納得である。

    @電源の電源?

  •  後ろ髪を引かれながら8時46分の路線バスに乗り、大館方面へと向かった。往路と同様、あちこちで廃線跡を見ることができた。<br /> 大館駅では、またしても40分ほどの中途半端な時間がある(鉄道とバスは、あまり連絡を考えたダイヤにはしていないようである。きちんと連絡してくれれば、車両の移動作業を見てから出発することもできたかもしれないのに)。どうしたものかと思っていたが、幸運にも観光駅長の「飛鳥」ちゃんがお出ましになったので、その相手をしたりして列車を待った。<br /><br />@ゴロゴロ中

     後ろ髪を引かれながら8時46分の路線バスに乗り、大館方面へと向かった。往路と同様、あちこちで廃線跡を見ることができた。
     大館駅では、またしても40分ほどの中途半端な時間がある(鉄道とバスは、あまり連絡を考えたダイヤにはしていないようである。きちんと連絡してくれれば、車両の移動作業を見てから出発することもできたかもしれないのに)。どうしたものかと思っていたが、幸運にも観光駅長の「飛鳥」ちゃんがお出ましになったので、その相手をしたりして列車を待った。

    @ゴロゴロ中

  •  改札を通り、10時15分発の特急「つがる」に乗り込んだ。鷹ノ巣までわずか15分のために特急など使いたくないが、本数が少なくて選択肢がないため仕様がない。<br /><br />@ま、気分転換で

     改札を通り、10時15分発の特急「つがる」に乗り込んだ。鷹ノ巣までわずか15分のために特急など使いたくないが、本数が少なくて選択肢がないため仕様がない。

    @ま、気分転換で

  •  10時30分に鷹ノ巣で下車し、短い乗り換え時間の間にお得な切符(ホリデーフリーきっぷAタイプ)を買って久々に秋田内陸縦貫鉄道の車両に乗り込んだ。私と同じように乗り換え+切符購入の人が数人並んでいたが、ローカルなのでそういうのは待ってくれることになっている。<br /><br />@定刻は10時34分発だが、全員揃ってから(遅れて)出発

     10時30分に鷹ノ巣で下車し、短い乗り換え時間の間にお得な切符(ホリデーフリーきっぷAタイプ)を買って久々に秋田内陸縦貫鉄道の車両に乗り込んだ。私と同じように乗り換え+切符購入の人が数人並んでいたが、ローカルなのでそういうのは待ってくれることになっている。

    @定刻は10時34分発だが、全員揃ってから(遅れて)出発

  •  長閑な沿線風景を見ながら移動し、阿仁合で乗り換えて比立内には11時55分に到着した。今日は特に大きな目的はない旅であるが、阿仁マタギ駅付近は以前に観光したことがあるため、今回は比立内を適当に見る予定である。<br /> と言っても近場には道の駅くらいしかないので、そこに行って馬肉煮込みをお土産に買ったりした。<br /> 12時53分発で、阿仁合へと戻る。<br /><br />@大又川橋梁を渡る

     長閑な沿線風景を見ながら移動し、阿仁合で乗り換えて比立内には11時55分に到着した。今日は特に大きな目的はない旅であるが、阿仁マタギ駅付近は以前に観光したことがあるため、今回は比立内を適当に見る予定である。
     と言っても近場には道の駅くらいしかないので、そこに行って馬肉煮込みをお土産に買ったりした。
     12時53分発で、阿仁合へと戻る。

    @大又川橋梁を渡る

  •  13時14分に到着し、ここで2時間以上の暇があるが、上記と同様に特に大きな目的はない。ということで、小さい目的(と書いては失礼かもしれないが)、駅舎内にあるレストランで馬肉シチューを頂いた。<br /><br />@美味しくいただきました

     13時14分に到着し、ここで2時間以上の暇があるが、上記と同様に特に大きな目的はない。ということで、小さい目的(と書いては失礼かもしれないが)、駅舎内にあるレストランで馬肉シチューを頂いた。

    @美味しくいただきました

  •  それでも、まだ1時間半以上は時間が余っている。ということで、ひたすら街中を歩き、川沿いを歩き、小さなスーパーで比内地鶏の玉子や地鶏スープを買い(少なくとも空港等で買うよりはかなり安いはず)、15時27分発の鷹巣行に乗り込み、ケチっぷりを発揮して途中の小ヶ田で下車して大館能代空港まで歩いて行った。<br /><br />@散策日和(小ヶ田駅付近にて)<br /><br /><br />*旅行記および私の詳細については以下で。<br />「鐡旅」http://www2u.biglobe.ne.jp/~kokuden/tetu.htm

     それでも、まだ1時間半以上は時間が余っている。ということで、ひたすら街中を歩き、川沿いを歩き、小さなスーパーで比内地鶏の玉子や地鶏スープを買い(少なくとも空港等で買うよりはかなり安いはず)、15時27分発の鷹巣行に乗り込み、ケチっぷりを発揮して途中の小ヶ田で下車して大館能代空港まで歩いて行った。

    @散策日和(小ヶ田駅付近にて)


    *旅行記および私の詳細については以下で。
    「鐡旅」http://www2u.biglobe.ne.jp/~kokuden/tetu.htm

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この旅行記へのコメント (2)

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  • gontaさん 2018/08/28 12:02:42
    小坂駅
    知りませんでした、、、酸ヶ湯、十和田、小坂、玉川温泉、八幡平とGW前半巡りましたのに。
    鉱山関係と康楽館は見ました。
    阿久根、多良木は存じています・地元ですので

    国電

    国電さん からの返信 2018/08/29 13:01:31
    RE: 小坂駅
    gonta様

     ご訪問ありがとうございます。
     阿久根は、残念ながら営業中止のようですね。どこかが引き取って、営業再開をしてくれることを祈るばかりです。
    --
    国電

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