2017/05/19 - 2017/05/23
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きゅういとせろりさん
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2012年1月に最後にシンガポールに行ってから5年間。その間に3区間開業していました。
それ以外に2016年中に開業といいながら2016年末時点で未開業が1区間、2017年中に開業といいながら開通日が決まらない区間が1区間。
2016年末に旅行会社に行って2017年5月末のツアーを申し込みました。
さて、旅行当日。未開業の2区間はいまだ開通せず。既開業の3線区だけ乗ってきました。その部分の旅行記です。
1区間目がノースサウス線(ラインカラー=赤色)の南の末端の1駅。2区間目がイーストノース線(紫色)の北の終点に接続のLRT(新交通システム)のプンゴル西ループ線。3区間目がダウンタウン線(青色)の全線。乗るだけではつまらないのでところどころで下車します。
それとあわせて、5年間で変わったなあ、と思われる鉄道とバスの事情をご紹介したいと思います。
表紙写真は一番変わったと思われるバスの塗装。白地にオレンジと紫の旧塗装はけっこう好きだったのですが、まあ、こちらの方が親しまれそうですね。なお、ベンツのバスです。
なお、重要な点として今回は2人旅です。個人の趣味につき合わせられません。なので乗りつぶしは妻の寝ている早朝と深夜とエステ中と買い物中に行ってきました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
PR
-
さて、鉄道乗りつぶしの必需品。フリーキップ。
シンガポールには海外からの旅行者専用のフリーキップがあります。
しかもバスと電車の両方乗れます。そしてシンガポールのはしからはしまで国内乗り放題。
主要駅の窓口営業時間でしか買えないのが難点。
またデポジットの10ドルの返還も窓口営業時間に縛られるのも難関。
でも1日なら800円、2日なら1280円、3日なら1600円と長いほどお得。
2人での旅行でタクシー8回以上乗るならこの3日券はお得。私たちは3日間でMRTとバスに計36回乗っていました。合計で1人4000円分くらいだと思います。 -
窓口は混雑することもあるので注意。
ベイフロント駅。
12時ころ、最初見たときは5組待ち。
10分後に見た時は1組待ちでした。 -
このような共通カードにデータを入力するだけのようです。
いや、カードに、ではなく改札システムにこのカードの記録を入力、かな?
発行に1分くらいかかりました。
「セントーサ・エクスプレスには乗れませんよ」「デポジットが含まれているので返金があります」という説明とともにはがきサイズの小冊子を渡されます。全部英語です。
そういえば5年前はこのキップでセントーサ・エクスプレスにも乗りました。それに1日8ドルでした。2日券や3日券はなかったような。いろいろ制度は変わるので旅行の都度、最新の情報収集は必要ですね。 -
裏面。
なお、旅行中1回改札で通れなくなることがありました。
係員に「3日券なのに通れない」と言うとカードリーダみたいなものでカードを通してPCで何かを見て何かやって、「これで大丈夫!」と言われました。たしかに通りました。ICカードでも何か問題のあることがあるのでしょう。
予想では1日に乗る回数が多すぎたのではないかなあ? -
シンガポール国内の地下鉄(MRT)の路線図。ループ状の灰色のラインはLRTという新交通システム。これ、全部シンガポール・ツーリスト・パスで乗ることが出来ます。たしかにセントーサ・エクスプレスが図にないです。昔はたしかにあったはず。
左上の緑色のラインの数駅は未開業区間。いつ開通か表示なし。ガイドブックでは2016年度開通予定、になってたのですが・・・。帰国後、6月18日開通との発表がありました。 -
さて乗車。オレンジのラインとブルーのラインは無人運転なので先頭の大きな窓から前が見えます。
まあ、全部地下なので面白みは今ひとつ。
でもカーブや勾配、それに地下分岐はよくわかります。 -
1日目にこの案内板が目につきました。
何語なのか全く読めず。7:30の表示があるから、たぶん、混雑平準化のための早朝出勤の奨励だろう、と判断。
後に「もっとよく見ておくのだった」と後悔する羽目に。 -
さて、今回のシンガポール旅行の大きな目的のひとつは、シンガポールの鉄道完乗のタイトル奪還です。5年前時点でMRTもLRTもセントーサ・エクスプレス(モノレール)もバードパークのモノレールもチャンギ国際空港のスカイシャトルも全部乗りつぶし、日本以外2カ国目の鉄道完乗タイトル奪取、だったのですが、成長著しいシンガポールはその後4区間が開業。平均1年に1カ所開業なので無駄な努力ですが、今回全部乗りつぶすのです。
しかし妻を付き合わせるわけにはいかないので、妻の起き出す前の早朝と深夜とエステ中と買い物中に敢行。
それではまずは1日目の夜22時。ホテルの最寄り駅のブギス駅を発進。まだまだ人は多いです。ブギスは東京でいえば新宿の印象でした。 -
最初に向かったのはノースサウスライン(南北線:ラインカラー=赤色)の最南端の1駅区間。
その区間に入るとまったくの無人状態に。 -
マリーナベイサンズのはるか南。
マリーナサウスピア駅。 -
駅前はいきなり海。ちゃぷちゃぷ。そしてまったく人の気配なし。
まるで海芝浦駅に夜中に来た感じ。(あ、川崎市の工業地帯の鶴見線の支線の終点無人駅です)
どうやら桟橋があって船が泊っているような。周辺の小島に行くのでしょう。
あとは地図によると、大型クルーズ客船のターミナルが歩いて10分くらいのところにあるようです。クルーズ船が入ったときは混雑するのでしょう。 -
ひっそり。
-
無人。22:30ですし。
ともあれ、1区間目を乗りつぶしました。
さて、ホテルに帰りましょう。 -
ブギス駅へはイーストウエストライン(東西線:ラインカラーは緑色)に乗り換えですが、これがまた便利にできています。シティーホール駅とラッフルズプレイス駅の間平行しているのですが、その2駅でそれぞれ対面乗り換えが可能。
ラッフルズプレイス駅は同方向。(東西線西行きと南北線南行きがホーム対面)
シティーホール駅は反対方向。(東西線西行きと南北線北行きがホーム対面)
現地的に言うと、
ラッフルズプレイス駅はジュークーン行きとマリーナサウスピア行きがホーム対面
シティーホール駅はパシリス行きとマリーナサウスピア行きがホーム対面
とっても便利。 -
というわけで約1時間の小旅行を終わり、ホテルに帰りました。
妻はシャワー中、かと思いきや、昼の観光の疲れと暑さでばてて寝てました。
南国の観光では体力消耗には注意です。 -
さて、2日目です。
寝たのは1時くらいだったので5時間睡眠で起き出したのは早朝6時。といってもいつもの出勤時間ですが。
妻を起こさないように素早く身支度、そろーりとお出かけ。もちろん外出することは言ってあります。いきなり異国で蒸発!と騒がれたりしたらたまりません。
外に出ると、もあーーっとした熱帯の空気。カメラのレンズも一瞬で水滴だらけに!
そしてこの大きな交差点。なんとクルマの信号は青なのに歩行者の信号は赤のまま??? なんと歩行者のみ押しボタン式でした。こんなのアリ??!! しかも信号赤の時間長いです。
3分のロス。この国では信号無視は歩行者でも罰金8000円なので守らざるを得ないです。 -
と、ブギス駅の入口の電光表示でダウンタウン線(ラインカラー=青色)が動いてない、との表示。ちょっと考え、どうせ表示のエラーだろう、と駅に。
改札に続く通路に係員が居て「ダウンタウン線は日曜の朝は8月まで工事のため運休です。」と案内のパンフをくれました。え、本当に止まってるんだ。
「どこに行くの?」「プンゴルです。」「代行バスがあるからこの先を登ったバス停でリトルインディアへ行って乗り換えて」とのこと。そこここに案内の係員が立っていて案内してくれました。それにしても旅行前に日本でシンガポールのMRTの公式HPを何回か見たけどそんな情報なかったなあ。と、旅行後に確認すると、「ダウンタウン線」のタブを開けたら書いてありました。こういう重要な情報はHPのトップに出しておいてもらいたいものです。 -
5分以上待ってバスがようやく来ました。代行バスではなく普通の路線バスでした。
どこがリトルインディア駅前の停留場がわかるわけなく、1人降りた停留所で運転手さんに「リトルインディアに行きたいのだけど」というと「ここだ」と言われ、あわてて下車。たしかにバス停の目の前が地下鉄(MRT)の入口。
しかしここを降りてからノースイーストライン(北東線:ラインカラー=紫色)の改札はすごく遠かった。 -
ともあれ、ようやく北東線プンゴル行きに乗車。終点でLRTに乗り換えます。
こんな車両の無人運転です。
ここには蝶の羽のように東西にループ状にLRTの路線が伸びていて、5年前には東側のみ開業していて、西側は線路は出来ていたけど未開業。開発途上で人家がなく一面の空き地にLRTの線路があるだけでした。この5年の間にマンションの建設と入居が進んで開業していたのです。 -
表示を見ると同じ番線に東ループの車両と西ループの車両が来るようです。
乗り間違えないように、乗車口に表示の「ウエストループ」と言う文字を確認して乗車。 -
表示板の裏面。西ループは外回りのみで内回りは運休、東ループは外回りと内回りがあるようです。
西ループの内回り運休は紙が張っての表示なので一時的なものか。それとも今後すぐに開業なのか? -
車両の一番後ろから。将来の複雑な分岐の準備工事がわかります。
本数が増えたらホーム番線を増設する準備が既になされてました。 -
と、車内外の写真をばしゃばしゃ撮っていたら、いきなり肉声の車内アナウンス。
私一人しか乗ってないので、私あての放送? 英語だしノイズ多いし英語弱いしなに言っているかさっぱりわからず。
実は5年前、シンガポールの鉄道写真を撮っていたら撮影禁止!と制止されたことがあるので車内監視カメラで見られたか?
それにしても鉄道の撮影禁止はどんなガイド本にも書いてないし、MRTのHPにも記載はないし、すっきりしません。
ともかく下車予定の駅、プンゴルポイントに停車したので下車。無人駅でエレベータもなし。ここから海岸に向かいます。 -
振り返ったところ。
google mapの事前調査で海が近い駅と分かってはいたものの、航空写真では周辺道路は全部工事中。さて実際に降りてみると、駅のすぐ裏の海岸への道路はまだ工事中ですが、東の方に抜ける道は完成してクルマが走ってました。
なので確実に海岸に行けそうなそちらの方に向かいます。 -
この通りにつきあたるので左折。バスもあるけど待つのも面倒。
前方の木々の間を通るとき、遥か頭上から大きな木の実が爆弾のように落ちてきます。
まさに頭上注意。 -
海岸に突き当たります。桟橋があります。気持ちいい朝!
前方を艀を曳いたぽんぽん船が通り過ぎます。
散歩の地元の方が4~5人ほど。 -
海岸に降ります。
ちょうど日の出。
いい景色です。
しばし南国のリゾートを想います。
なんと後ろから警官が。
「日本から来たんです」とにこっとしたけど無愛想。
うーん。このようなとこに普通観光客は来ないわなあ。
密出国とか思われたかな?
後ろに交番らしき施設がありました。 -
さて、桟橋の前のバス停でバスを待ちます。
シンガポールのだいたいのバス路線は10分おきなので5分も待てば来るはず、と目星をつけます。
2分で来ました。 -
バスに1区間だけ乗ってさきほど見かけたバス停で下車。さきほど下車したLRTのプンゴルポイント駅まで3分歩き、列車を待ちます。
3分待たないうちに来ました。7分おきとみました。 -
途中、出庫待ちで7台くらい列車が縦列待機中の珍しいシーンがあったりしたけどちょっとカメラを取り出す勇気がなく。プンゴル駅で警官が待ち構えていたらどうしよう、とか考えて気が気でなく。
あ、さっきの警官も情報が行ってたのかなあ?
まあ、何事もなくプンゴル駅下車。しばらくホームに居て写真とりまくってたけど何もなし。
MRTの次の列車は7分後の表示があったので駅の外に出てみます。プンゴル駅前。すっかり新色の緑色のバスばかり。紫オレンジ白の旧色は少数派。
なお、MRTはこの1駅先まで延長予定があるので、先ほどのプンゴルの海岸に駅ができるのかも。そうしたらあの自然の砂浜も開発でなくなっちゃうのかなあ。 -
帰路、この案内表示を発見。
昨日、このように4カ国語があればわかったのに。
英語ならなんとか分かります。
たしかにダウンタウン線は工事で日曜7:30まで運休と書いてあります。
5月14日(先週!)から8月27日まで。
なお、その7:30の運転再開方法がすごいです。
各駅に列車を停めておいて、いっせいのせいで一気に通常運行になるようです。
日本だと始発駅何時何分の列車から順次運行再開、だけど。
ホテルに帰ったのは8:15。妻は起きだして身支度中でした。
私もいったんシャワー浴びて、そして9:00から観光開始です。 -
さて2日目の観光が終わり、妻は19時から2時間の異国のエステ体験。
その2時間の間、乗りつぶしに出かけます。雨でした。
妻を北東線のファーラーパーク駅近くのエステのお店に送り届け(女性は地図を読むのが苦手ですよね・・・)、リトルインディア駅から終点のブキパンジャン駅に向かいます。この区間は昨年2016年の12月に開業したばかりなのでぴかぴかです。
終点のブキパンジャン駅です。かなりの人波。それもそのはず。このブキパンジャン駅はすでに南北線に繋がるLRTがずっと昔から営業しているので既に街が出来上がっているのです。私も5年前に1回そのLRTで来たことがあります。
ここで疑問を解決せねば。
ホームにいた係員に「シンガポールでは電車や駅の写真撮影は禁止なのか?」と聞いてみました。そしたら「どうぞどうぞいくらでも」と言うので遠慮なくこの写真をとりました。ますます謎です。 -
自動改札。シンガポールではゲートの羽根の形は3種類くらいありました。
どの駅も日本より通路が狭く機械は薄く、一方通行ばかり。そして通路の数はすごく多い。機能的です。日本だと両方向通行だからあっちから来た人と先を争うこともしょっちゅうだし。 -
地図。南北逆。上から来ました。LRTは4方向に行くジャンクションです。
-
駅前。雨なので出歩かず。
このまま戻るのも芸がないので、LRTでチャオ・チュー・カン駅に出ることにしました。 -
LRTのホームの案内。
右のホームからは南北線のチャオ・チュー・カン駅行きと、支線のテンマイルジャンクション行き。左のホームからはループ線の右回りと左回りが。
乗り間違いに注意です。列車に行き先表示はなく、ホームの案内表示で見ます。 -
MRT路線図。
-
テンマイルジャンクション行き支線の時刻表。
5年前は終日20分おきでしたが、今は朝は10時から22:55の運行で夕方5時間くらい運休なのね。
と、よく見ると「赤字は土曜・日曜・祝日のみ」とあるのですが赤色は色があせて黄色になってます。ということは黄色ベースの夕方部分は文字が黄色に黄色でまったく見えなくなっているだけ? とすると土曜・日曜・祝日は夕休みはないのかもしれません。 -
LRTはこんな列車です。無人運転です。
中央案内軌条が埋め込み式なのでバスにしかみえません。 -
2両連結もありました。5年前には見ませんでした。
-
と、やってきたチャオ・チュー・カン行きは新車の2両編成。
新車の情報など全く知らず。とってもうれしい。
それにしても満員でびっくり。
しかもびゅんびゅん飛ばすんです。80km/h近く出ているような。
のろのろ走る日本の新交通システムがあほらしく見えます。 -
こんな車内です。終点で折り返しの全員下車した一瞬で撮影。
世界一つり革の密集した電車じゃないかしら?
昔、仙台の市バスが4列のつり革でびっくりして以来のつり革の驚きです。
なお、シンガポールは電車のイスは全部プラスチックです。 -
2分たたないうちに折り返して出ていきました。
-
MRT東西線に乗り換えです。
-
こんな屋根で広々。南北線と東西線の乗り換え駅で番線が多く、使い方も朝と昼は変わるようです。
-
ブギス駅到着。
ホテルの部屋に2時間後に集合、になっていましたが、ホテル前の信号で偶然妻の後ろ姿が。肩をたたくと思いっきりびっくりされました。
さて、残るはダウンタウン線の南半分だけです。 -
さて3日目の朝です。前日同様6時にホテルを抜け出し、ブギス駅へ。
今日は月曜日なのでダウンタウン線も早朝から通常運転です。
がらがらでチャイナタウン駅へ。
これでシンガポールの鉄道再完乗。タイトル奪回。
これだけではつまらないので、今日は別のミッションを仕込んであります。
「マレー鉄道の廃線跡の鉄橋を歩いて渡る」です。
6年前までマレー半島からシンガポールのタンジョンパガー駅まで普通の鉄道が乗り入れて来ていたのですが、廃線。1日8往復だしジョホールバルまで1時間もかかって当時18ドル(当時1000円)もするのではねえ。
その廃線跡のシンボル、ブキティマ駅は線路も残っていて、その先の鉄橋も散歩道になっていて歩いて渡れるのです。 -
チャイナタウンからそのまま折り返して、キング・アルバート・パーク駅で下車します。
車内は女子高生がいっぱい。でも3両編成でこなせる程度のラッシュなんですねえ。
と、ホームにいた係員にまたまた質問。「シンガポールは鉄道は撮影禁止なのでしょうか?」と、どうぞどうぞ、というので係員の目の前で堂々と撮りまくりました。うーん。係員によって対応が違うのかな? -
と、エスカレータで地下から出口に近づくにつれて轟音が。
案の定、スコールです。朝からくるかあ!
日本なら気温上昇の夕方が定番の夕立も、一日中蒸し暑いシンガポールでは朝も夕も関係なしなんだなあ。雷の轟音と閃光と豪雨を見ながら呆然。
なお鉄橋は左手300mです。が、歩き出す気力完全消失。 -
無駄そうではありますが雨が止むのを待ってみます。
適当に選んだ2駅先のヒルビュー駅で下車。 -
改札口を抜けるとこんな写真の展示がありました。
マレー鉄道の線路跡の展示写真です。
ちょっと満足。一応遺跡を大切に思っているんだなあ、と。 -
駅の外。やはり豪雨。
この自転車、どうやってここに載せるのだろう? -
駅の出口からかろうじてマレー鉄道の鉄橋の橋台が見えました。
一応廃線跡は見た、ということでホテルに帰ることにします。
ホテルにもどったのは8時ちょうど。雨は降ってませんでした。場所の違いなのか雨雲が通りすぎたのか、まあ、前者と思うことにしましょう。 -
さて、3日目は妻はお土産の買出しにオーチャード(シンガポールの銀座)に出かけるのでその間、ちょっとだけバスと電車の乗り歩きを。
写真はそろそろ開業のダウンタウン線の延長部分。フォートカニング駅。すっかり出来上がって開業を待つだけ。正式に2017年10月21日開業が帰国後に発表されました。それにしてもフォートカニング駅からエキスポ駅間が開業します」と言うけど、現在ダウンタウン線は1駅前のチャイナタウン駅までしか走ってません。シンガポールでは「新線開業」というのは「駅の開業」であって「線区の開業」ではないんですねえ。そういう発表を見て解釈して作ったのか、あるガイドブックではダウンタウン線の終点がフォートカニング駅になっていました。
昔、マレー鉄道廃止のとき「7月廃線」を聞いて「7月中のいつか」だろうと7月1日に行ったら6月30日が最終運行だった、という経験も。日本の(鉄道ファンの?)常識は世界では通用しないですねえ。 -
というわけでフォートカニング駅近影。階段を登るのは洪水対策と見ました。
この新規開業区間に乗りにくるのは1年後か5年後が10年後かわかりませんが、1国の鉄道完乗タイトル奪回のため、必ず来るでしょう。
これでシンガポール鉄道旅行記はおしまいです。
が、ちょっとだけ鉄道事情を付け足しておきたいと思います。 -
駅に着いたらこんな案内表示があります。
通常運転か止まっているか、そして何分後に来るか、がわかります。 -
改札口やホームにもこのような案内が。
arrivedとなっていても間に合うことがあります。
が、駆け込み乗車は4000円の罰金だそうです。 -
概してホームの案内は少ないです。
そして時刻表はありません。 -
ホームドア完備です。自動運転のダウンタウン線やサークル線は停車時間が長いです。キビキビ動くという感じではないですね。
ホームドア頭上の赤ランプが点滅したらかなりたってからドアが閉まります。
点滅し始めたら駆け込むな、ということだと思いました。 -
車内。長さ24mあり、日本標準の20mよりかなり長いです。
ただ上すぼまりなのでやや小さく見えます。
あと、網棚がないので注意。
また座席はプラスチック。
昔は1人あたり43センチと狭かったのですが、最近は48センチと広いです。
その分扉間9人掛けが7人掛けに減って扉脇のスペース拡大。
立ち席を増やしてのラッシュ対策のようです。 -
連結部。きれいに処理されていて扉もなし。立っても安心。
-
座席端部は優先席のようです。近鉄の最近の新車がこのスタイルですね。
というわけで、この端っこに座っている人は少ないです。日本は端っこから埋まるのですが。 -
網棚がないのでバッグは床に置いてスペースを広げましょう、ってかえって邪魔な場合も。
-
扉の上の次駅案内表示。点灯しているのはこれから行く駅。
点滅中は次駅。停車中の駅は赤色、だったと思います。
南北線と東西線は共通車両なのか2線分の表示装置。 -
ダウンタウン線。
-
サークル線。まわる方向の表示がユニーク。
-
地下鉄(MRT)の出口にはきちんと周辺地図があります。
きちんと出口の方向に地図をあわせてあるようでした。好感好感。 -
さてバスです。
バス停はこんな感じ。
このバスはベンツ製。少数派でした。ベンツに乗ったぞお!と自慢できます。
なお空港行きのバスです。オーチャードから50分くらいかかるそうです。 -
バス停に広告がある場合も。
-
シンガポールはなぜかMRTもバスも2社(SBSとSMART)ありますが、きっぷは共通です。地域で別れているわけでなし。多分、サービスの競争をさせよう、ということなのかな?
これはSBSの旧塗装のバス。バス自体も旧型。5年前には冷房と非冷房でバス運賃が違うと明記してあったのですが、今は全車冷房なのか見かけませんでした。 -
SMARTのバス。
2階建てもすごく多いです。 -
SBSの新色。爽やか。
-
SBSの旧色。南国っぽくて好きだったのですが今や半分以下か?
-
2階建てバスはこれくらい大きいんです。日本だと歩道橋やトンネルでぶつかりそう。
なお、階段のところに2階の空席数の表示があります。
昇るか1階で立つかの参考にどうぞ。 -
バス車内。カードリーダが乗降口とも左右に2台あり乗降はスムーズ。
現金払いは全く見ませんでした。
座席はウレタンのクッション付き。 -
2階建てバスの2階席。窮屈な感じはないです。
-
2階建てバスの2階席の視点。
平屋のバスの屋根が見えます。気分いいです。
長時間乗車だとシティービュー観光バスのよう。 -
連接バスもいます。
が、5年前より減ったような気がしました。 -
連接バスの連接部分です。
日本でもちょっとづつ増えてきました。
長さが法律にひっかかるようで、特認が必要で導入は難しいのだそうです。 -
地下鉄は遠距離移動は速いけど近距離では地下に降りる時間や乗り換え時間のロスが大きいです。それにシンガポールではバスがすごく多くてどんな場所でも直行できるように路線数もすごく多いです。なのでバスが利用が一番合理的。例として、行きはMRTとバスを乗り継いで50分かかったところが帰りは直行のバスでたった12分だったりしました。
というわけで、今回のシンガポール旅行ではバスを多用しました。
日本の旅行で最近バス利用で失敗を重ね、事前調査なしのバス利用は時間のロスが多い、を痛感し、今回は事前に周到な準備をしました。
そんなことに時間かけるならタクシーに乗った方が早いし楽、という考えもあろうかと思いますが、やはり旅行の基本は歩き、そして公共輸送機関、と考えるタチなので・・。
このように主要バス停でやってくるバスの系統番号の一覧をつくりました。
google mapでバス停をクリックするとそのバス停に来るバス系統の一覧が出るので紙に書いただけです。そして行き先のバス停と乗車するバス停の番号を見比べて共通してある番号に乗車。ネットでの経路検索ではピンポイントでのバス停の指定が必要、なので例えばブギス駅周辺に7カ所バス停があるので7回調べる必要あり、と現地リアルタイムでスマホ検索していたのでは役にたちません。 -
カトン地区のようにバスが少ないところは、前記google mapの機能を使ってこのようなバス路線図を作ってみました。わかりやすいですが、制作に時間がかかるのが難です。
-
参考までに。前回のシンガポール訪問寺に購入のバスガイドブック。300円でした。リヤンコートの紀伊国屋で購入ですが駅の売店にもあるかも。
手の平サイズです。 -
中はこんな感じでバス停の名称の羅列でどこを通るのかは地図と照合して場所を推定するしかありません。
ただ、始発/終発と時間帯ごとの運行間隔、行き先がわかり、まただいたいのルートもわかるのでとっても参考になりました。だいたいのバス路線は10分おき、閑散区間は15分おき、メイン路線は7分ごとが基本のよう。
そして高速道路を走るバスや通勤専用のバス、深夜バス、それにショッピングセンター等の無料バスまで載っていました。 -
更に付録ですが、歩行者用の注意です。信号はこのように秒数の出るものがありますがコレは赤になるまでに時間。概して歩行者用の歩行可能時間は短いです。大きな交差点でも歩行者のみ押しボタン式とか(押さないとクルマは青でも歩行者は赤のままです)あるので注意です。そして信号無視は歩行者でも罰金8000円なので注意しましよう。
-
更にさらに付録。タクシー。
タクシー乗り場に居てもなかなか来ないことがありました。
というより1回しか利用してないのですが。
2人旅で3日でタクシー8回くらい乗車するならシンガポール・ツーリスト・パスの方が安いです。 -
更にさらにさらに付録で、こんな尻切れトンボのようなバスも見ました。
乗ってみたい・・・。 -
さらに・・(以下略)「クイーンストリート バスターミナル」。マレーシア行きのバスのターミナルです。
ブギス駅から徒歩5分くらい。土曜の朝は混雑していました。 -
今回のパック旅行に付いていた市内半日観光のツアーバス。
スーパーハイデッカー。 -
車内。日本とちがって荷物棚がないです。
-
ライライシャトル。
今回のパックツアーだと無料で乗れるバス。
都心とセントーサ島を1日3往復。
時間調整しながら走るので移動と車窓観光を兼ねたバス、と見るべきでしょう。
単純移動に使うにはノロすぎます。
今回は利用しませんでした。 -
最後にシンガポールの国際空港。チャンギ空港。
ターミナルが3つあり、歩いて移動もできますが自動運転の軽鉄道「スカイシャトル」が9区間運行されています。制限区域の内外があるので9本もあるんです。 -
こんな車両。
-
車内です。座席はほとんどないですが、まあ、乗っても1分~2分で着きますし。
さて、帰国後、シンガポールのMRTのHPを見ていろいろ反省。これが旅行では大事。
事前調査やまとめは次回以降の旅行に絶対に生きますから。
なんで旅行の前に事前調査をするかと言えば、やはり現地で自由に動くため、でしょうか。現地で調査に時間を費やすのはあまりにもったいないと感じるのです。
と、前出のように、東西線の延長開業が2017年6月18日を帰国してすぐに発見。シンガポールの鉄道完乗のタイトルは1ヶ月も持ちませんでした。
年末にはダウンタウン線北部も開業しますし、2年後にはトムソン線ですか。また数年以内に行くことになりそうです。
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