ユーラシア大陸最西端の国ポルトガルに辿り着くドライブ旅行（その４）～ギマランイスとコスタ・ノヴァ～

2017/04/29 - 2017/05/07

　2017年のGWは、2017/4/29～5/7の9日間の日程で、ポルトガルに行って来ました。ポルトからリスボンへ、久々のドライブ旅行です。
　4日目は大西洋とリマ川の景色を満喫したポサーダ・ヴィアナドカステロを後にし、AMは約80km離れた世界遺産の街ギマランイスを観光しました。ランチはどうしても行きたかった可愛らしいストライプの家々が並ぶ「コスタ・ノヴァ」まで遠征しました。ギマランイスから約140km離れたコスタ・ノヴァは、食器は日本でもそこそこ有名なのに、観光地としては有名でないのか、地球の歩き方には写真すらありません。ですが、絶対見たかった可愛らしい街。美味しい海の幸も味わえて、遠征した価値がありました♪



＜旅程＞（◆はこの旅行記）
◇4/29（土）：
　　NH215　羽田11:45発→パリ・シャルルドゴール空港17:10着
　　CDG T1 →　Direct3バス　→Orly空港
　　http://4travel.jp/travelogue/11244883
◇4/30（日）：
　　TP459　オルリー空港（ターミナルWest）7:00発→ポルト8:10着
　　ポルトカード購入後、ホテルに荷物を預けて、ポルト市街へ
　　終日観光後、空港でレンタカーをピックアップ
　　http://4travel.jp/travelogue/11244883
◇5/1（月）：約400km
　　ポルト→（約230km）→サンティアゴ・デ・コンポステーラ観光
　　→（約170km）→ヴィアナドカステロ
　　http://4travel.jp/travelogue/11246659
　　http://4travel.jp/travelogue/11247008
◆5/2（火）：約300km
　　ヴィアナドカステロ→（約80km）→ギマランイス観光
　　→（約140km）→コスタ・ノヴァでランチ
　　→（約80km）→コインブラ観光
　　http://4travel.jp/travelogue/11247144
　　http://4travel.jp/travelogue/11247266
◇5/3（水）：約280km
　　コインブラ→（約90km）→バターリャ観光
　　→（約60km）→オビドス観光
　　→（約100km）→シントラでリスボンカード購入、レガレイラ宮殿観光
　　→（約20km）→ロカ岬→（約10km）→カスカイス（ギンショ）
　　http://4travel.jp/travelogue/11248624
　　http://4travel.jp/travelogue/11255602
◇5/4（木）：約60km
　　カスカイス（ギンショ）→（約20km）→シントラ観光
　　→（約30km）→リスボン・ベレン地区観光
　　→（約10km）→ホテル経由してレンタカー返却
　　http://4travel.jp/travelogue/11259565
　　http://4travel.jp/travelogue/11261058
◇5/5（金）：
　　リスボン終日観光
　　http://4travel.jp/travelogue/11263439
◇5/6（土）：
　　TP436　リスポン6:40発→オルリー空港10:05着
　　パリで買い物後、
　　NH216　シャルルドゴール20:05発→羽田着14:55着(+1)
　　http://4travel.jp/travelogue/11265629


＜ホテル＞
4/29（土）：
　メルキュール パリ オルリー アエロポール ホテル
　　(Mercure Paris Orly Aéroport Hotel)
　Standard Room, 2 Single Beds 8763円（税込、朝食なし）
4/30（日）：
　OPOHOTEL ポルト アエロポルト（OPOHOTEL Porto Aeroporto）
　ツイン　69.6ユーロ（税込、朝食なし7ユーロ、駐車場無料）
5/1（月）：
　ポサーダ・ヴィアナドカステロ（Pousada de Viana do Castelo）
　スーペリアルーム　14,604円（税込、朝食付き、駐車場無料）
5/2（火）：
　ホテル イビス コインブラ セントロ（ibis Coimbra）
　スタンダードツイン　49ユーロ（税込、朝食なし、駐車場あり6ユーロ）
5/3（水）：
　Fortaleza do Guincho
　スーペリアルーム　360ユーロ
　（Experience Package:2食付き飲物込、駐車場無料）
5/4（木）、5/5（金）：
　ラディソン ブル ホテル リスボン（Radisson Blu Hotel Lisbon）
　スタンダード　189ユーロ（税込、ツインリクエスト、朝食なし）

エリア ギマランイス(ポルトガル)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: レンタカー
• 航空会社: ANA TAPポルトガル航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

　4日目の5/2(月)、ポウサダデヴィアナドカステロを9時過ぎに出発し、約1時間後に約80km先のギマランイスに到着しました。まずはギマランイス城を目指します。
　ギマランイス歴史地区 は「ポルトガル発祥の地」として世界遺産に登録されています。

　※駐車場情報　41°26'54.6"N 8°17'22.0"W
　　無料駐車場だと思うが、チップを要求するおばさんがいたので渡しておいた。

　ギマランイス城（Castelo de Guimaraes）です。

ギマランイス城 城・宮殿

　岩を利用して造られています。

ギマランイス城 城・宮殿

　ギマランイス城は外観と教会は無料で入れますが、塔に上るのは有料です。ブラガンサ公爵館とのコンビネーションチケットを購入しました。（確か6ユーロ）

ギマランイス城 城・宮殿

　写真は塔からみた駐車場です。

ギマランイス城 城・宮殿

　塔から見た駐車場奥にある小さな教会

ギマランイス城 城・宮殿

　塔から見たブラガンサ公爵館（Paco dos Duques de Braganca）

ブラガンサ公爵館美術館 城・宮殿

　塔はこんな感じ

ギマランイス城 城・宮殿

　一番大きな塔の中に入ってみましょう。

ギマランイス城 城・宮殿

　うーん、上り損。残念ながら天井があり外の景色が見られるわけではなかったです。

ギマランイス城 城・宮殿

　塔からの景色を楽しんだ後は、サン・ミゲル教会を覗いてみます。

サン ミゲル教会 寺院・教会

　アフォンソ1世はここで洗礼を受けたという教会ですが、とても質素な教会です。

サン ミゲル教会 寺院・教会

　続いてブラガンサ公爵館（Paco dos Duques de Braganca）に入りました。
　ジョアン1世の息子で、初代ブラガンサ公爵となったドン･アフォンソによって15世紀に建造された建物は、レンガ造りの煙突が特徴的で、内部にはかつての公爵家の人々が使用した装飾品や衣装、陶器や絵画などが展示されています。

ブラガンサ公爵館美術館 城・宮殿

　宴会の間です。弓なりな天井がブルゴーニュ風と言われる所以でしょうか。

ブラガンサ公爵館美術館 城・宮殿

　このお部屋は比較的今でも通じそうな部屋？　大半が古くて質素過ぎるお部屋ですが。

ブラガンサ公爵館美術館 城・宮殿

　回廊からみた礼拝堂です。屋根と煙突が印象的ですね。

ブラガンサ公爵館美術館 城・宮殿

　礼拝堂です。質素な床に移ったステンドグラスの明りも美しいです。

ブラガンサ公爵館美術館 城・宮殿

　貴族の間には豪華なタペストリーや陶器が飾られています。陶器は中国風の品が多いように感じましたが、ポルトガルも昔から陶器を作られているようですし、それこそ交流もあったんでしょうね。

ブラガンサ公爵館美術館 城・宮殿

　ギマランイス城とブラガンサ公爵の館を合わせて40分～50分ほどで見学し終わったら、遠足の子供たちに出会いました。
　

ギマランイス城 城・宮殿

　次に旧市街に行きます。どなたかの旅行記に市街は道が狭いので車で入らない方がいいと書かれていたので、ちょっと離れた地下駐車場に停めました。

　※駐車場情報　41°26'29.1"N 8°17'27.2"W

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

　地上に出るとちょうど　Igreja de Nossa Senhora da Consolação e Santos Passos　が見えます。

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

　いま改めて地図を見るとちょっと遠回りだったようですが、旧市街の入口に来てから旧市街沿いの道を”AQUI NASCEU PORTUGAL（ここにポルトガル誕生す）”と書かれた壁を目指して歩きます。

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

　可愛らしい建物が並んでいます。

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

　ショップ前の羊さんを写してみたり、

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

　ここはアズレージョが綺麗な建物だな～と思っていたら、

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

　街のシンボル”AQUI NASCEU PORTUGAL（ここにポルトガル誕生す）”の文字が刻まれた城壁に辿り着きました。

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

　モレイナ・デ・サ広場から”ポルトガル誕生”の写真を撮ってＵターンします。途中で旧市街に入れる階段を見つけて旧市街の中に入り、坂道を上がって行きました。

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

　街並みを眺めながらオリベイラ広場の方に向かいます。

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

　ノッサ･セニョーラ･ダ･オリベイラ教会（Ig.N.Sra.da Oliveira）前にある勝利のアーチです。ムーア軍を打ち破ったサラードの戦いの勝利を記念して造られたもので、アーチが完成した時に教会前にあったオリーブの木が突然葉を出したという伝説があるそうです。

ノッサ セニョーラ ダ オリヴェイラ教会 寺院・教会

　ノッサ･セニョーラ･ダ･オリベイラ教会（Ig.N.Sra.da Oliveira）です。

ノッサ セニョーラ ダ オリヴェイラ教会 寺院・教会

　オリベイラ広場と旧市庁舎です。

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

　ノッサ･セニョーラ･ダ･オリベイラ教会の中に入ってみました。ゴシック様式とロマネスク様式が混在した教会ですが、明るい雰囲気です。

ノッサ セニョーラ ダ オリヴェイラ教会 寺院・教会

　パイプオルガンも綺麗でした。

ノッサ セニョーラ ダ オリヴェイラ教会 寺院・教会

　さあ、そろそろ可愛らしい世界遺産の街を後にして、次の目的地コスタ・ノヴァに向かいましょう。

ギマランイス歴史地区 旧市街・古い町並み

　コスタ・ノヴァ（Costa Nova)まで約140km、約1.5h程でストライプの家が見えてきました。ハイシーズンではないので、車はどこにでも停められそうです。

コスタ・ノヴァ 自然･景勝地

　目抜き通りは新しいストライプの家が多いですね。
　今ではビーチリゾート＆別荘地となっていますが、昔は漁師町で、霧の多いこの地方で、漁に出た漁師が海上から自分の家を見つけられるように、敢えてカラフルな色に塗られたそうです。

コスタ・ノヴァ 自然･景勝地

　既に2時近くになっています。早速こちらのお店（Restaurante Marisqueira Costa Nova）でランチにしましょう。

コスタ・ノヴァ 自然･景勝地

　といいつつ、レストラン裏手のストライプのおうちを撮ってみたり、

コスタ・ノヴァ 自然･景勝地

　他のレストランがないか探索がてら少し先まで行ってみます。

コスタ・ノヴァ 自然･景勝地

　ここも同じような雰囲気で人も多くて良さそうに思ったのですが、実はピザ屋さんでした。
　ダメダメ、お目当てのシーフードでなくっちゃ。

コスタ・ノヴァ 自然･景勝地

　こちらも雰囲気良さそうでしたが、シーフードプレートを食べている人がいなかったので、パスしました。

コスタ・ノヴァ 自然･景勝地

　ということで、ちょっと風が強いですが、最初のお店のテラス席に座りました。

コスタ・ノヴァ 自然･景勝地

　店内を覗いてみると...。いるいる、シーフードちゃん♪
　この水槽、今はこんなに隙すきですが、食べ終わって精算する頃にはディナー用の食材がわんさか運ばれてきました。

コスタ・ノヴァ 自然･景勝地

　待望のシーフードプレート♪　まさかのボリュームです。写真では見えないけど、台座にはたださえ不気味な亀の手と小エビがこれでもかと盛られていて、とうてい二人では食べきれない量です。
　が、食いしん坊の我が家、頑張りましたぜ。ロブスターも手長エビもダンジネスクラブもカニミソもモクズガニのミソまで味わえるなんて、もう最高！！　どれもこれもすばらしく美味しく、もちろん亀の手もおいしく、おびただしい数の亀の手と小エビ以外は残さず平らげました。く、苦しい...。
　お値段はこのプレートとガス入りウォーター大瓶とパンで57.2ユーロでした。

コスタ・ノヴァ 自然･景勝地

　最後にストライプの家をもう一度写真におさめ、

コスタ・ノヴァ 自然･景勝地

　満腹になったところで、コスタノヴァを後にしましょう。既に4時近くなっています。

コスタ・ノヴァ 自然･景勝地