2017GWマラウイ・マダガスカル・コモロ(3) アンツィラナナ＆レッドツィンギー

2017/05/02 - 2017/05/04

GWの9日間でアフリカのマラウイ、マダガスカル、コモロに行ってきました。

今回の旅のメインのマダガスカル。観光地は行きにくい場所が多く、グループツアーも見当たらないため、一人旅がしにくい国でした。
モロンダバのバオバブ並木が有名ですが、週に2-3便しかフライトがなく、バスだと15時間くらいかかるようなので、フライトの都合が良かった最北端の「アンツィラナナ」に行ってみました。
タクシーのボッタクリに遭ったりツアーの手配がうまくいかなかったりと失敗続きでしたが、フランス山からの景色とレッドツィンギーは素晴らしかったです。

＜旅程＞（※は遅延）
【1日目(4/29土)】
　中部11:00→バンコク15:00（TG645＝タイ航空）
【2日目(4/30日)】
　バンコク1:30→アディスアベバ6:00（ET629＝エチオピア航空）
　アディスアベバ9:50→リロングウェ12:50（ET877）
　リロングウェ泊
【3日目(5/1月)】
　リロングウェ15:15→ナイロビ18:45（KQ754＝ケニア航空）
　ナイロビ21:05→23:35モロニ0:15→アンタナナリボ1:45（KQ260）
【4日目(5/2火)】　
　アンタナナリボ6:00→アンツィラナナ7:55（MD316＝マダガスカル航空）
　アンツィラナナ泊
【5日目(5/3水)】
　アンツィラナナ泊
【6日目(5/4木)】
　アンツィラナナ8:30→アンタナナリボ10:30（MD317）
　アンタナナリボ泊
【7日目(5/5金)】
　アンタナナリボ15:30→ナイロビ18:55（KQ257）
　ナイロビ21:05→モロニ23:35（KQ260）※
　モロニ泊
【8日目(5/6土)】
　モロニ15:20→16:40ダルエスサラーム17:40→アディスアベバ20:20（ET824）※
　アディスアベバ22:30→
【9日目(5/7日)】
　→13:35香港14:50→成田20:20（ET672）

バンコク編
http://4travel.jp/travelogue/11240161
マラウイ編
http://4travel.jp/travelogue/11240869
アンタナナリボ編
http://4travel.jp/travelogue/11242795
コモロ編
http://4travel.jp/travelogue/11243169

エリア アンツィラナナ(マダガスカル)

• 同行者: 一人旅
• 航空会社: マダガスカル航空
• 旅行の手配内容: 個別手配

深夜1:50頃にアンタナナリボの空港に到着。
30日以内のアライバルビザは27米ドル（or 25ユーロ or 8000アリアリ）。
イエローカードの提示を求められました。

入国審査官がスモールマネーと言ってチップを要求してきましたが、払わずにやり過ごしました。

イヴァト空港 (TNR) 空港

2:20頃には到着ロビーに出ることができ、ATMで現地通貨のアリアリをキャッシング。
レートは1アリアリ＝0.035円。
全て5000アリアリ札で出てきました。

次は6:00発の国内線に乗るので、外に出て右手の国内線ターミナルに行きましたが、国際線・国内線ともに建物内にベンチがなく、店も全く開いていない。。。
仕方ないので外のベンチでしばらく過ごしましたが、寒いので（10℃程度？）ジャケットを着ました。

4:20頃に国内線のチェックインカウンターが開きました。

マダガスカル航空でアンツィラナナへ。
国内線の運賃は、日本の国内線の正規運賃並みの高さでした。

遅延や欠航の多い航空会社ということでしたが、幸い予定どおり6時頃に出発。

パンが提供されました。

7:50頃にアンツィラナナの空港に到着。

タクシーで「フランス山」に向かいましたが、悪徳ドライバーに当たってしまいました。。。空港～フランス山～アンツィラナナの街で3万アリアリ（≒1050円）のはずでしたが（歩き方に記載されている相場どおり）、水を買うために途中の店に立ち寄ってもらったところ、遠回りになったから5万アリアリを支払えと。。。交渉の末、やむなく3万5000アリアリで妥協しましたが、殆ど遠回りになっていないし、全く遠回りしなくてもよい場所にも店はあることが後で分かりました。それだけでは終わらず、後で更なるトラブルが。。。

空港で最初に声を掛けてきたドライバーでしたが、後から群がって来た他のドライバーたちを一喝して蹴散らすなど荒っぽい人物だったので、この時点で断るべきだったかと。。。白髪頭の初老のドライバーです。これから行かれる方はお気を付けて。

アンツィラナナ空港 (DIE) 空港

40分ほどでフランス山の登山口に到着。
入口の小屋で入山料1万アリアリ（≒350円）を支払いました。

案内図

正面に見える切り立った山がフランス山のようです。

フランス山 山・渓谷

途中にバオバブの木がありました。
T字のバオバブが有名だそうですが、そちらは発見できませんでした。

険しそうな岩山が見えました。

フランス山が近づいてきましたが、暑いので結構しんどい。

山の中腹に岩の洞窟がありました。かつて砦に使われていたそうです。

やたらと長い急な階段を上っていたところ、途中で建設中になってしまい、作業員にチップを要求されましたが、後半は階段が未完の状態でかなり歩きにくかった。
実はこの階段を通らなくてよい道もあり、帰りはそちらで下りました。

45分ほどで展望台に着きました！
海を見渡せる素晴らしい景色♪湾には円錐形の島「パン・ド・シュクル」が浮かんでいます。その向こうの半島にアンツィラナナの街があります。

歩き方にはフランス山は標高426mとありましたが（山塊の最高所はその標高なのかもしれません）、展望台は標高300m程度でした。

展望台から少し下ったところに要塞跡がありました。
1942年にマダガスカル軍とフランス軍が戦ったそうです。

展望台から30分ほどで下山し、アンツィラナナの街へ。
車窓から「パン・ド・シュクル」が見えました。

ヌシ ルンガ (パン ド シュークル) 山・渓谷

湾に浮かぶ「パン・ド・シュクル」

ディエゴ スアレス湾 ビーチ・海

本日の宿「La Belle Aventure」に到着。
またもやBooking.comの地図の場所が間違っていました。

タクシーの代金を支払ったところ、空港～フランス山～アンツィラナナの街で3万5000アリアリのはずが、フランス山～アンツィラナナの街は別料金だと言って不当に3万アリアリを追加で要求してきました。断り続けましたが、執拗で全く引き下がらず、最後は暴力的な態度に出てきたので、不本意ながら2万アリアリ（≒700円）で手を打ちました。金額的には大したことはありませんが気分の悪い出来事でした。134ヶ国目にして初めてのボッタクリタクシー被害です（過去に未遂は何度かありましたが）。

ホテルは2泊で48.85ユーロ。50ユーロを渡したらお釣りをくれませんでした。。。
エアコン付、wifi使用可。
部屋にトガゲがいました。。。

ホットシャワーでした。

アンツィラナナの街を散策。植民地時代の名残のあるレトロな建物が多い街です。

まず、いくつかの旅行会社を回ってツアーの見積りを取りましたが、グループツアーはないようで、プライベートツアーとなってしまうので一人だとかなり割高（二人以上でしか申し込めないという会社もあり）。一通り回った後、最初に訪れた旅行会社で申し込もうとしたところ、なんと閉まっていました。この街は、かなり暑いためか、レストラン以外の殆どの店が正午頃から数時間程度閉まっていました（シエスタ？）。

壁の落書き

メインストリートの「コルベール通り」の突き当りの建物

アンツィラナナの街並み

トゥクトゥクのような三輪タクシーがたくさん走っていました。

「La Gastronomie Pizza」というファストフード店で昼食。
マダガスカル風の焼きそば「ミサウ（Mi Sao）」を頂きました（8000アリアリ≒280円）。

10月14日広場の記念碑

マリーンホテル

マリーン ホテル 建造物

現在は廃墟となっています。

音楽ステージ

音楽ステージ 建造物

海を見渡せました。

小高い丘の上へ

丘の上の「ジョッフル像」

ジョッフル像 モニュメント・記念碑

のどかな風景の中に大きなタンク

立派な民家

夕方となり旅行会社が営業再開したので、翌日のツアーを申し込みました。
レッドツィンギーを見に行く半日ツアー（英語ガイド、入場料込み）で98ユーロ（カード払いは2.5%の手数料がかかり351,062アリアリ＝12,804円）。

本当は、この日の午後にレッドツィンギーに行き、翌日はアンカラナ特別保護区（普通のツィンギーが見られる）に行ければよかったのですが、午前中にツアーを申し込めなかったので非効率な時間の使い方になってしまいました。1日で両方に行くのは難しく、両方に行く場合には、午後にレッドツィンギーを見に行ってからアンカラナ特別保護区で宿泊し、翌日アンカラナを散策してアンツィラナナに戻るという1泊2日のスケジュールになるそうです。普通のツィンギーよりもレッドツィンギーの方が見てみたかったので、レッドツィンギーのツアーにしました。

ちなみに、アンカラナ特別保護区の1日ツアー（一人参加）の料金は、A社が148ユーロ、B社が183ユーロ、C社が2人で1人当たり90ユーロのことでした。

「バザール・ケリー・マーケット」という市場

昼食を食べた店を再び訪れて夕食（レストランはフランス語ばかりで読めなかったので）。

ケバブを頂きました（1万アリアリ≒350円）。

翌日、ツアーは午後発なので、午前中は再び街を散策。

公園

廃墟のような建物

海が綺麗に見える場所がありました。遠くに見える山は前日に登ったフランス山だと思います。

この近くに日本人慰霊碑があるはずですが、行き方が分かりませんでした。

裁判所。建物に入るといきなり唯一の法廷で（扉が開けっ放しなので外からも傍聴できる）、裁判手続が行われていました。弁護士又は検察官と思われる人たちも法服を着ていました。

モスク

街には犬が結構いましたが、暑さのせいか元気がなく、殆どがぐったりと寝そべっていたのが幸いでした。

昨日も訪れたジョフル像のある丘の上からは港が見渡せました（前日は逆光だったので再訪）。

ジョフル広場 広場・公園

鮮やかな色の花が綺麗な民家

「パン・ド・シュクル」が浮かぶ湾の壁画

犬だけでなく山羊もいました。

街の中心の「フォシュ広場」付近

フォッシュ広場 広場・公園

見所を探して適当に歩いてみましたが、特にこれといった見所はなく。。。

モスク

フォシュ広場から南へ向かう通り

ファストフード店で朝食兼昼食としました。

ハンバーガー（6000アリアリ≒210円）を頂きました。

店頭にミッキーマウス

再び「バザール・ケリー・マーケット」を散策

宿に戻り、13:30発のツアーでレッドツィンギーへ。

沿道の風景

マダガスカルでは米が主食だそうで、田んぼが広がっていました。

道を歩く牛たち

沿道の民家

1時間ほどでレッドツィンギーに向かう道の入口付近の小屋に到着。
ガイドが小屋にチケットを提示しに行っていました。

地元の子供たち

レッドツィンギーまでは未舗装の悪路

4DWでないと無理そうな道です。

悪路を40分ほど走り、15:10頃にようやくレッドツィンギーの谷を見下ろすことができる場所に到着しました。

レッドツィンギー♪

固いミカンの様な実がなっていました。

少し歩いて別の場所からもレッドツィンギーの谷

レッドツィンギー

レッドツィンギーを更にズーム

尖ったレッドツィンギー

少し車で移動し、レッドツィンギーを間近に見ることができる谷底へ。

水が流れている場所を歩くので、防水靴を履いてきてよかったです。

レッドツィンギーが近づいてきました。

レッドツインギー 自然･景勝地

レッドツィンギー♪

雨風や太陽熱によって浸食され形成されたものだそうです。

一番奥まで行ってみました。

レッドツィンギー

レッドツィンギーを間近で。

レッドツィンギーの谷

谷の斜面にレッドツィンギーが広がっていました。

15:50頃にレッドツィンギーを後にしました。

帰り道の途中でタイヤがパンクしたので修理。
18時頃にアンツィラナナの街に戻りました。

メインストリートのコルベール通り沿いのレストラン「GG Lamour」で夕食

メニューはフランス語で読めないので、マダガスカル料理をお願いしました（1万アリアリ≒350円）。なかなか美味しかったです。

店内の帆船の模型。フランスのブルターニュの旗だそうです。

翌朝は宿で手配したタクシーで空港へ。所要約17分。
予約サイトでは空港送迎無料となっており、宿の人にも確認したはずですが、ドライバーから料金を請求されてしまい、やむなく2万アリアリ（≒700円）を支払いました。
早朝でも三輪タクシーは結構走っていたので、それならば料金交渉して三輪タクシーを拾えばよかったかと。

アンツィラナナ空港 (DIE) 空港

帰りのフライトは、予約した際は10:30発でしたが、約2週間前にスケジュール変更のメールが届きました。英語サイトで予約したにもかかわらず、メールはフランス語で、Google翻訳を使って何とか解読しました。

マダガスカル航空のアンタナナリボ行きは予定より少し早い8:25頃に出発。
湾に浮かぶ「パン・ド・シュクル」が見えました。

アンツィラナナ近郊の景色

円形の池が見えました。

行きはパンが提供されましたが、帰りは飲み物だけ。

アンタナナリボ近郊の景色。

（アンタナナリボ編に続く）

この旅行記へのコメント （5）

• eightさん 2018/10/04 11:20:12

  イエローカードの記事

  はじめまして、来週からマダガスカルに行くので楽しく読ませて頂きました。一つお聞きしたいのですがイエローカードの提示を求められたとのことですが、提示する必要のないルートでも提示を求めて来てチップを要求されたのでしょうか？ふつうに分からないふりをすればその後、何も言わなくなりましたか？私はルート上イエローカードが必要無いので取得していません。もし言われたら困りますね

  mondoさん からの返信 2018/10/04 23:10:14

  RE: イエローカードの記事

  はじめまして。
  
  私は前年に取得したイエローカードを持っていたので提示しました。
  確かに私のルートだと危険国のケニアでは短時間の乗継だけなので本来は必要なかったのかもしれません。
  審査官がきちんとルールを把握していない可能性もあるので、ルールが記載されている資料を用意したり、危険国で乗り継ぐ場合はeチケットなど乗継時間を確認できるものを用意したりするとよいかもしれませんね。
  
  チップの要求については、イエローカードとは関係なく、無視して立ち去ったら特にそれ以上は何も言われませんでした。
  
  

  eightさん からの返信 2018/10/04 23:22:30

  RE: RE: イエローカードの記事

  ありがとうございます。
  やはり提示を求められたんですね
  
  またチップを要求されるってすごいですね。
  びっくりです。
  頭に入れておきます。
  
  ありがとうございました
  
  > はじめまして。
  >
  > 私は前年に取得したイエローカードを持っていたので提示しました。
  > 確かに私のルートだと危険国のケニアでは短時間の乗継だけなので本来は必要なかったのかもしれません。
  > 審査官がきちんとルールを把握していない可能性もあるので、ルールが記載されている資料を用意したり、危険国で乗り継ぐ場合はeチケットなど乗継時間を確認できるものを用意したりするとよいかもしれませんね。
  >
  > チップの要求については、イエローカードとは関係なく、無視して立ち去ったら特にそれ以上は何も言われませんでした。
  >
  >

• れいろんさん 2017/05/22 09:42:48

  マダガスカル行きたいんです。

  mondoさん、こんにちは。
  
  一昨日はお世話になりました。
  瑞牆山登山はいかがでしたか？　お天気は大丈夫だったのでは。
  
  GWはマダガスカルに行かれたんですね。
  確かコモロのお話はされていたけど・・・。
  私もマダガスカルには行ってみたいと思っているので、次回は是非お話を聞かせて下さい。
  続編も楽しみにしています。
  
  　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　れいろん

  mondoさん からの返信 2017/05/22 22:25:00

  RE: マダガスカル行きたいんです。

  れいろんさん、こんにちは。
  
  こちらこそ一昨日はありがとうございました。
  瑞牆山は岩峰群や山頂から絶景を楽しめました。
  下山直後に夕立のような雨が降り始めましたが、登山中は好天に恵まれました。
  
  GWはマダガスカルがメインでコモロはおまけでした。
  マダガスカルは、国内線の便数が少なくバス移動も時間がかかり過ぎるので弾丸旅行には厳しいですが、日程の余裕があれば満喫できるのではないかと思います。
  タナ編も近くアップします。
  
  南米めぐりの旅いいですね。
  新規開拓が一段落したら色々行ってみたいと思っているので、またお話聞かせて下さい。