2017/04/10 - 2017/04/16
24位(同エリア71件中)
くろへいさん
今年も水掛け祭りの季節がやってきた。
くろへいの住むタイでは、例年3月下旬頃から気温がうなぎ上りとなり4月中旬に暑さはピークを迎える。
あまりの暑さにプールも温泉みたいに茹ってしまう。
市営プールだって夕方にならないとオープンしない。
この時期に太陽の下で泳いでいる奴なんか、メラニン不足のプアーホワイトくらいだ。
こんな天気がひと月も過ぎると、暑さで思考回路がショートし仕事なんぞならない。
その為、この時期は一斉に長期休暇となり、タイ全土でヤケクソ水掛け祭りが開催される。
アパートから1歩外出したら最後、完全武装したタイ人の恰好の標的となり、全身ずぶ濡れの事態になってしまう。
怒ってみても無礼講の為、振り上げた拳のやり場が無い。
という事で、我が家では安全上例年水掛け祭りの間は国外退去する事になっている。
避暑先は例年異なるが、できれば涼しい場所に行き沸騰しかけた脳みそを冷やさなければならない。
そこで偶然webで見かけたのがバイカル湖の絶景写真。
調べてみると、4月中旬のバイカル湖はシーズンオフではあるが、湖面を覆う氷は未だ溶けず、気温の変化により氷の膨張と伸縮が繰り返される事で起きるアイスクラックと呼ばれる現象がこの時期に見れるらしい。
日本語での情報は殆ど無く、英語で検索しながらイメージを固めて行ったが、web上で見る画像は美しくも寒々しい様相だった。
又、バイカル湖に関する情報を調べると、バイカルアザラシをはじめとする固有種の宝庫であり、ロシアのくせにチベット仏教徒が住む異端の地等々興味深い情報が次々と判明。
気が付くと、ロシアへのビザと航空券の手配をしていた。
という訳で、人生2度目のロシアへの旅は、シベリアの真珠”バイカル湖”に決定!
今回も、妻と母を引き連れての家族旅行。
旅行会社 バイカルアドベンチャー社
http://www.baikal-adventure.com/
利用航空会社 シベリア航空発券
往路
バンコク→香港 CX708 1720-2130
香港→北京 KA996 2300-0215+1
北京→イルクーツク S7 761 0530-0840
復路
イルクーツク→バンコク S7 1125-1640
1日目 移動 機内泊
2日目 イルクーツクからバイカル湖 バイカル沿岸観光
3日目 バイカル沿岸観光
4日目 バイカル沿岸観光 夕方イルクーツク
5日目 イルクーツクからバンコク 帰国
※イルクーツク空港到着から出発まで全てバイカルアドベンチャー社による個人手配旅行
- 旅行の満足度
- 5.0
PR
-
バンコク スワンナプーム国際空港
貧乏人の我家ではLCCばかり利用するので、いつものドムアン空港と異なり、敷居が高くて落ち着きません。スワンナプーム国際空港 (BKK) 空港
-
今回はシベリア航空のHPからチケットを購入(NET 29,900RUB/人)
当日はイルクーツクへの直行便が無いため、キャセイ&ドラゴン航空の利用
バンコクから香港はキャセイ
香港から北京はドラゴン航空
そして、北京からイルクーツクまではシベリア航空
何故か、キャセイの搭乗口はいつも空港最果ての彼方です。 -
香港行きのキャセイはタイ正月という事もあって全席満席
眼下にサムットプラカンの養殖場が見えます。 -
メコン河上空付近で日が沈む
久々の液晶付きの座席でアニメ「君の名は?」を鑑賞しました。
感情移入できず
歳かな?
それにしても、キャセイの機内エンタメは素晴らしい。 -
香港到着です。
此処で北京行のドラゴン航空に乗継
約2時間の乗継ですが、機材の故障で出発が遅延
結局修理できずに代替機に振替
ひろーい香港空港を再度移動させられます。香港国際空港 キャセイパシフィック航空 G16ラウンジ 空港ラウンジ
-
定刻より1時間30分の遅延で北京に到着
国際線乗継なのに、2回も保安検査を受けます。
出国客と一緒に再度検査を受けるので深夜にも関らず大渋滞。
出発30分前なのに検査の列が延々…。
漢民族の係員にチケットを見せるが無視されます。
相変わらず、人民警察は感じ悪いです。
2度と北京空港は利用したくない。 -
係員に急かされてシベリア航空搭乗ゲートに到着しました!
人生はじめてのシベリア航空へ -
おおっ超ガラガラ
くろへい家族3名以外は僅か3名
合計6名のみです。
以前、バンコクの内乱時に乗った全日空はB777で乗客3名だったので、Cクラスのシートを利用させて貰った事があります。(食事はYクラス)
今回も淡い期待を抱きますが…北京首都国際空港 (PEK) 空港
-
北京国際空港の夜明け
淡い期待もむなしく、超狭いYクラスの窓から夜明けを眺めます。 -
おおっ日の出
-
定刻通り離陸
北京郊外を北へ向けて上昇 -
暫くするとゴビ砂漠上空を通過
砂漠の砂嵐が高度1万mからでも目視できます。 -
着陸のサインが点灯し、高度を下げると眼下にバイカル湖が見えた!
バイカル湖 滝・河川・湖
-
定刻通りイルクーツクに到着
この空港へのアプローチは、ロシアで最も難しいと言われているそうで、着陸時には拍手がパラパラ。
僕ら以外3名の乗客による拍手でした。
よくやった機長!イルクーツク国際空港 (IKT) 空港
-
廃棄された機体が空港に停機しています。
ツボレフ?
西側では見慣れない機種。 -
此処でトラブル発生
くろへい一家のトランク3個の内2個がロストバッゲージ
着替えと洗面用具、望遠レンズ2本とカメラ、三脚、充電器と共に消えてしまいました。
メインのカメラとスナップ用のコンパクトカメラは手荷物だったのでセーフ。
まあ、今回は風景がメインなので望遠レンズとミラーレス一眼の使用頻度は少ない筈。
しかし三脚が無いのはかなり厳しいです。
三脚無しに風景メインで大丈夫かな? -
結局空港を出たのが11時頃。
クレームレポートを作成するのに2時間もかかってしまいました。
理由は、ベッキーそっくりの美人担当官が英語が分からず、片言英語の分かる学生を介してロシア語で書類を作成。
苦労して作成したロシア語の書類が保険会社に有効か怪しいですが、英語の書類が無いので仕方ないです。
とにかく、荷物が見つかったら電話するようにお願いします。 -
空港で今回プライベートツアーをアレンジしてくれたアントン君と遭遇
ロストバッグのせいで市内観光は大幅に短縮されました。 -
イルクーツク市内
-
アンガラ川沿いの遊歩道
この川の透明度が凄い -
山男みたいなアントン君ですが、さすがガイド兼冒険家だけあって諸々詳しい説明がはいります。
-
-
教会内部
入場料無料
女性はスカーフ着用
スカーフは無料で貸出バガヤヴリェーンスキー聖堂 寺院・教会
-
撮影禁止との事だが、地元の人達は普通にセルフィーしています。
-
教会内部のフレスコ画が素晴らしく、修復された直後のようです。
-
-
-
スパスカヤ教会
壁面のテンペラ画は、白壁の修復時に偶然発見されたそうです。
やはり、ガイドさんがいると便利だな~スパスカヤ教会 寺院・教会
-
シベリア航空ではバサバサのサンドイッチ2切れと紅茶のみ
お蔭でお腹が空いてしまい、朝食兼昼食を市内で頂きます。 -
チベット文化圏なので、モモが普通に食べられて嬉しい
ボルシチやケバブと一緒に頂く
でもシベリアでチベット料理が食べれるとは思いませんでした。 -
食後アントン君の案内で
キーロフ広場 広場・公園
-
シベリア極東部隊の行進
-
うーん
勇ましい -
かわいくて萌え死にしそう
-
この日は英雄ガガーリンが人類で初めて宇宙に行った記念日。
ガガーリンの英霊に敬礼! -
ロストバッゲージのお蔭でバイカル湖への移動が遅れてしまいました。
途中の寂れたスーパーで着替えと洗面用具、ワインを購入。
日本円に換算して1万円程度の買物ですが、現地の人からジロジロ見られます。
とにかく、財布への視線が凄く、何故か不自然に体を寄せてくるおばさん
2重構造のカメラバッグに財布を入れると、途端に残念そうな表情に…
スレなくて残念でした… -
イルクーツク郊外に出ると大平原
-
ひたすら一直線の道をアントン君のオンボロジープは120kmで疾走
今にもバラバラになりそうです。 -
途中から幹線道路を外れ、いよいよバイカルアドベンチャーの始まりだ!
アントン君は2WDから4WDモードにシフトアップ
悪路の中大爆走
ガタガタガタガタ…
舌を咬みそうになります。 -
岬の先端みたいな場所で急に車を停止させるアントン君
「あそこに立ってみろ」
と言われ、車から10mほど歩くと -
おおっ
バイカルだ -
「どうだ、凄いやろ」
とドヤ顔のアントン君 -
よくみると、氷塊が凄い密度で固まっています。
初めて見る氷結した湖。
オーチェンハラショー! -
岬からジープで入り江に下ります。
アンドリューワイエスの「クリスティーナの世界」の絵画を彷彿させるような景色です。 -
氷結したバイカルの湖面を歩くアントン君
「1-2月に来ると、もっと氷が透明できれいやで」
うーん、これでも充分に美しいけど… -
-
シベリアの大地に陽が沈みます
-
「蛇行する川に夕陽が射すとメチャ綺麗なんやけど、今日はアカンな」
とアントン君 -
寒村を通り抜け
-
街灯の無い砂利道を湖畔沿いに進みます
-
急に幹線道路になり、一気に快適に
夕景に染まる大地を一路東へ -
「今日は此処に泊まるよ」
訪れたのは対岸にオリオン島を望む小さな集落 -
午後8時になっても今だ薄明るいシベリアの空
バンコクからのべ28時間
快適なホテル(Wind wandering Chalet)に宿泊。
此処はオリホン島へ渡るフェリー乗り場がある集落です。
湖面が凍結しているこの時期は、訪れる人は殆どいないそう。
長かった1日が終わり、ビール飲んで、ワイン飲んで、ウォッカ飲んで寝ます。
ロストバックにより着替えが無くなったのでパンツは反対にして穿きます。
明日もバイカル沿岸を巡る旅が続きます。
続き 避暑旅でバイカル湖2/3
http://4travel.jp/travelogue/11236455
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
この旅行で行ったスポット
もっと見る
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
53