2005/01/27 - 2006/01/20
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たけちゃん♪さん
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2006年の元旦、僕はシベリアにいた。
前日の夜からバイカル湖の近くのホテルに泊まっていた僕は、他のお客さんたちと一緒に、写真を撮ったりしながら新年のお祝いをした。
朝が明けると僕は早速ホテルからバイカル湖まで歩いて行った。この旅の目的の一つが、元旦のバイカル湖を間近で見ることだったからだ。
坂をしばらく下りていき、湖の近くまで行って見ると、なんと元旦にもかかわらずロシア人の家族連れが二組いた。
彼らは私を見ると驚いて(元旦からこんなところに日本人がいるのだから当然の反応だが)きょとんしてたが、私の方から挨拶をすると、すぐ笑顔で挨拶を返してくれた。
お互いに名乗り、新年の挨拶をすると私たちは近くの売店に行くことに。
元旦から、それも雪が降っているにもかかわらず、お店が開いていたことには驚いたが。
家族連れの父親たちは私に食事とお酒を奢るから、一緒に飲もうよと誘ってくれた(ロシア人は本当にフレンドリーなのだ^^)
もちろん私は誘いに乗って、彼らと一緒にバイカル湖を眺めながら椅子に座り宴会をすることに(^_^)
私たちは改めて新年の挨拶をしてから乾杯をして、雑談に入った。
私は英語がそんなに上手に喋れないのだが、彼らはけっしてじらしたりしないで、ゆっくり話を聞いてくれて、本当に嬉しかった。
何でも彼らはこの近くに住んでいて、家族ぐるみでよくここへ来るそうだ。そして私と同じように元旦のバイカル湖を家族で見に来たというわけだ。
話のなかで彼らは、日本人が富士山を偉大だと言っているように、私たちもバイカル湖を偉大だと思っていると話してくれて、次に日本は平和な国だから大好きだと言ってくれた。そしていつかは行ってみたいとも。
最初は私を警戒していたのか、私と距離を取っていた子供たちもしばらくすると警戒を解いて、私と話をしてくれるようになってくれたので、私は嬉しくて子供たちを順番に肩車して、高い視点からバイカル湖を見せてあげた。
そうしたら彼らはめちゃくちゃ喜んでくれて、私の背中の上でわいわい騒いでいて面白かった。
子供たちはすっかり私を気に入り、私が疲れたと言っても、降りようとしないのには困ったが(^_^)
雪が軽く降っているにもかかわらず、楽しかったので全然気にならないでいると、気がついたら夕方に。
さすがに寒くなってきたので、宴会をおひらきにして、私たちは帰ることにしたのだが、家族の奥さんがせっかくだから記念の集合写真撮らない?と言ってきた。
幸い私はカメラを持っていたので、使い方を教えるとみんなの写真を撮ってくれて(この時の写真は宝物として、今も大事に持っている)とても良い思い出になった。
最後にお別れの握手をしたのだが、これは私が今までした握手の中で一番熱い気持ちになれた握手だったと思う。
いつかまた、元旦のバイカル湖に行ったら彼らに会えるのではないかと期待しながら、毎日を頑張ろう。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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