2017/04/10 - 2017/04/16
30位(同エリア71件中)
くろへいさん
前回までの概略
避暑旅でバイカル湖1/3
http://4travel.jp/travelogue/11235990
バンコクから一晩かけて香港、北京と乗り継いでシベリアのイルクーツクに到着したものの、バンコクで預けた荷物3個の内2個がロストバッゲージに。
着替えや交換用レンズに三脚等々の入ったスーツケースは行方不明。
仕方なく空港で証明書の発行を行うが、全てロシア語で手足も出ず。
そこへ金髪ブルーアイの若い美人担当官が書類作成を手伝ってくれる。
彼女は殆ど英語ができず、お互いゼスチャーやイラストを用いながら意思疎通をはかる。
言葉が通じない不便さよりも、単語が通じた小さな喜びにお互いゲームのような感覚でコミュニケーションする。
同行者の妻も母も先に通関しているので、書類の作成は空港保税区内の別室で行われた。
スーツケースは無くなったが、素人で若い金髪の美女係官と2時間もおしゃべりできたのは貴重な体験だった。
(錦糸町のロシアパブなら1時間8,000円以上する)
シベリア旅行、初日から幸先良い!
旅行会社 バイカルアドベンチャー社
http://www.baikal-adventure.com/
利用航空会社 シベリア航空発券
往路
バンコク→香港 CX708 1720-2130
香港→北京 KA996 2300-0215+1
北京→イルクーツク S7 761 0530-0840
復路
イルクーツク→バンコク S7 1125-1640
1日目 移動 機内泊
2日目 イルクーツクからバイカル湖 バイカル沿岸観光
3日目 バイカル沿岸観光
4日目 バイカル沿岸観光 夕方イルクーツク
5日目 イルクーツクからバンコク 帰国
※イルクーツク空港到着から出発まで全てバイカルアドベンチャー社による個人手配旅行
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 10万円 - 15万円
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行あり)
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朝になった。
結局、オイラと妻のスーツケースは行方不明のままバイカル湖まで来てしまいました。
まあ、いつもロストバッゲージを想定したパッキングを心がけているので困窮する事もなし。
服も着替えなくて良いし、三脚も無いので夜間撮影はできないけど、ワインとウォッカがあればご機嫌なのだ。
洗濯した下着もヒーターのお蔭で瞬間に乾燥。
スーツケースが無ければ、こんなに旅が快適になるとは思いませんでした。 -
朝食は8時からなので、近所を散歩します。
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船着き場まで200mほど
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天気が良いのに誰もいません。
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村の中心地
寂しい -
シベリア風の窓
大抵シンメトリーな配置で、木彫で飾られています。 -
湖面に氷のブロックが置かれています。
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防風用のアイスブロック?
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氷上を少し歩いてみます。
湖から眺めた村 -
オリオン島への残橋
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残橋は未だ氷結してます。
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寒村の雰囲気満点
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「ジョーブロエウートロ!(おはよう)」
ホテルのダイニングでは、僕らの他に宿泊しているロシア人の家族と挨拶を交わします。 -
食後、すぐにアントン君のボロ車でツアー開始
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湖畔の草原で馬が放牧されています。
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でも人はいません。
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シベリアの馬は朝になると集団で勝手に牧草地に向かい、夕方になると同じく自分達で馬小屋に戻ります。
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極地に住んでいるので、皆さんロン毛
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湖と山と草原しか無いので、今日も昨日と同じような景色が続きます。
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時々小さな集落があります。
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バイカル湖の周辺には周回する舗装道路がある訳では無く、殆どは獣道のようなトレースを4WDのジープで無理やりドライブします。
つまり、公共の交通機関では行ける場所が限定され、現地でツアーに入るか、自分でレンタカーを借りるか、何れかの方法以外では旅をするのは難しいと思います。 -
急斜面の草地を登り切った岬のてっぺんから眺望を楽しんで、次の岬までジープで移動する繰り返し。
因みにこの建物はトイレ -
標識はないし、人家も殆どなく、此処がどこだか分かりませんが、対岸のオリオン島の位置から大体の位置は想像できます。
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凍結した川
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柳が芽吹いている
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アントン君曰く、此処は山の形が峠状になっており、その為年中強風が吹いているそうです。
冬には瞬間最大風速100mを越え、屋根には6t以上の重しを載せないと、屋根が飛ぶほどの風が吹くらしい。 -
氷結した川面を歩きます。
これは急激な温度変化により膨張した氷がせりあがる現象で、諏訪湖でも見られるそうです。
諏訪湖では「御神渡り」と呼びますが、昨今の温暖化の影響で、お神酒渡りが見れたのは2006年が最後との事。
この時期のバイカル湖ではよく見かける光景です。 -
表面に空いたドリル穴
この穴を用いて釣りを楽しむ -
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その後、道なき道を4WDで稜線まで登った場所。
場所の名前は…忘れました。
その昔、生贄を捧げた神聖な場所との事 -
振り返るとバイカルが小さくなっています。
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ここで先住民のバトルがあったそうです。
この周囲の歴史はBC5世紀くらいまで遡るそうです。 -
生贄に捧げられた動物のスケルトン?
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「俺を撮ってくれへんか?」
振り向くとご機嫌のアントン君 -
アントン君は博学で、シェークスピアのリアの一節を引用して説明してくれるますが、シェークスピアなんぞ和訳でも読んだ事ないのでよく分かりません。
中3程度の英語で話せよ! -
再び湖畔へ
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おっ釣り人発見!
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言葉は通じなかったけど、マスのような魚を一緒に食わないか誘われました。
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それにしても、ほとんど誰もいません。
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バイカル湖沿岸は、雄大な絶景が続く素晴らしい場所ですが、目印になるような名勝や観光施設がなく、旅行記として制作するのはチョイときついかも。
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家族以外でお話しできるのはアントン君しかいません。
道中、屋台も人家も無く、ちょっと人恋しくなりそうです。 -
湖面に放置してある車を発見!
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釣りをしている最中に、車内で火を起こして引火したようです。
あとひと月もすれば、世界一深いバイカルの湖底に沈むと思います。 -
廃車に乗り込んで遊ぶアントン君
このまま車と一緒に沈んだらどうしよう? -
此処も、シャーマンが儀式を行った場所で聖なる何とか…
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湖面から聖なる何とかの岩を眺めます。
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陽が沈んで風が冷たくなったのでホテルにある集落に戻ります。
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午後8時過ぎにホテルに戻りました。
ホテルのダイニングから眺める夕景です。
氷上で星空を撮影する筈が、三脚を入れたスーツケースが行方不明なので諦めてワインでも飲みます。
凍結した夜の湖面で、夜風に吹かれながらの夜景撮影よりも、暖かいお部屋の中でワイン飲んでた方が居心地が良いのは当たり前で、このような気持ちの切り替えは得意なのだ。
避暑旅でバイカル3/3へ続く
http://4travel.jp/travelogue/11245097
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