ポーランド　ジェシェフ・ザモシチ・ルブリン・カジミエシュドルヌイの旅

2016/09/03 - 2016/09/23

一般的な観光コースから大きく離れたポーランドのウクライナよりの地方の旅です。

９月１８日　ノヴィソンチからジェシェフに移動

９月１９日　ジェシェフ市内観光
　　　　　　https://youtu.be/V7EcPhY-aMw

９月２０日　ジェシェフからザモシチへ移動

９月２１日　ザモシチ市内、ロトンダ
　　　　　　https://youtu.be/c95JcAtIhNw
　　　　　　https://youtu.be/Rdaq5p6DCsA

９月２２日　ザモシチからルブリンへ

９月２３日　ルブリンからカジミエシュ・ドルヌイ往復
　　　　　　https://youtu.be/YarRo4EcomY

９月２４日　ルブリン市内、マイダネク強制収容所、ルブリン城
　　　　　　https://youtu.be/VBCb0xEwbYg
　　　　　　https://youtu.be/3nhXmv_qibI
　　　　　　https://youtu.be/jq_J0I1vzoc
　　　　　　https://youtu.be/guJPF-WheJY

エリア ザモシチ(ポーランド)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス
• 旅行の手配内容: 個別手配

９月１８日　ノヴィソンチからジェシェフへ移動

今日はジェシェフに移動です。朝、８時のバスが一本あるだけ、列車だと午後３時過ぎで４時間以上かかります。日本にてネットで調べたら１０時の列車があったのですが‥‥バスターミナルまで朝早くから歩きたくなかったので、タクシーを呼んでもらいました。朝は降ってはいませんでしたが今日は雨のようです。ジェシェフまで約３時間半、１７０km結構かかります。途中から予報が当たり雨模様になりました。大した雨ではないのですが一日降る雨は旅行になってから初めてです。毎年、ヨーロッパに３～４ヶ月旅行しますが雨は大体一日だけです。他のヨーロッパ地域で大雨の時も基本的には晴れで傘をさすことはありません。ホテルはターミナルから１０分ぐらいの市庁舎のすぐ前のバルです。右が市庁舎で、左へ３件目の建物の二階です。
チェックインしてノンビリ、今日は食料の買い出しだけです。後はホテルでユーチューブ!

９月１９日　ジェシェフ市内観光

朝から寒いと思ったら5度!外に出ましたら、皆冬服!一昨日３０度近くで汗をかいていたのに!宿の前の市庁舎。広場には沢山のレストランがありますが殆が閉まっていました。

街の市場です。

市民市場、値段の１ズウォッテイは３０円です。りんごはキロ６０円、パウンドケーキやカップケーキ?は一つ６０～８０円です。ポーランドでは水道水は飲めません。私は一番安い１．５Lボトル１８円のを買っています。パンは日本のアンパンより少し大きい丸いパンを一つ９円で買ってます。朝は２個、夜３個で十分です。

教会では多くの人が祈りを捧げています。昨日の日曜日、バス移動中教会の横を通ると入り切れない人が沢山いるのをあちこちで見かけました。

東欧諸国では良くこの様な自転車でコーヒーを売っているのに出会います。

今は使われていないシナゴーグ。

正面の塔はお城です。堀も浅いし周りを木に囲まれて防衛と言う雰囲気はありません。

右の建物は劇場です。

ポーランドでは巨大な戦没者追悼の碑が数多くあります。

９月２０日　ジェシェフからザモシチへ移動

今日はザモシチへの移動です。今日も寒く嫌になってしまう。一日に一本しかバスが無い、しかも１３:３０!中途半端です。チェックアウトして駅で待つ!１時過ぎプラットホームに行ったら、ミニバスの手配師が「どこに行くの?」「ザモシチ」
「これで行ける」と言って来た、表示にザモシチが無いので「ザモシチに行くのか?」「行く」と言うので乗車!
しかし２時間半後ザモシチの手前３０kmで乗客が皆降りドライバーが「終点だ!」「ザモシチに行くと行ったじゃないか!」ポーランド語でゴチャゴチャ言って「あそこからザモシチ行のバスが出る」１００ｍ以上離れた所！道理で手配師が言った時ドライバーがやな顔をしてるなと思ったがこういう事か!全く不愉快!予定より１時間遅れのチェックイン!ホテルの料金もブッキングコムのミスで１０/１表示だったしザモシチは今の所良い印象無し!宿はバーの３階まぁ場所は良い。部屋は広すぎ。しかしバーの為朝食は１０時から　おそ!!まぁノンビリだから良いか!

右の茶色い建物がバルです。正面が市庁舎のある広場です。

部屋は結構広く、まあ快適かな。朝食付きで三千円なら地方都市としては仕方ない値段かもしれません。

スーパーに買い出し!量り売りコーナー。マカロニ、コーンフレーク、冷凍の魚、クッキー、チョコ、キャンディー色々あります。袋入りよりは自分で量を決め色々買えるので便利です。はかりも置いてあるので幾らか直ぐに分かります。

クッキーやキャンディーなどは良いのですがバルト３国に行くとジャムパンの様な俗に言う惣菜パンも目方売です。慣れない日本人は一つ何グラムか想像もつきません。トドメはケーキもワンカット幾らでなく目方売です。ケーキがヒト切れ何グラムか
考えたこともないし、ましてホールケーキが何グラムと考えた事も言われた事もない!

９月２１日　ザモシチ市内観光

ゆっくり10時からの朝食を終えて出発。小さな街で中央の広場から前後左右旧市街の端までが見渡せます。直径約400,m、旧市街地で迷子になる心配はありません。
市庁舎の塔の上からは時を告げるラッパが吹かれます。

ザモシチは東欧最初のイタリアルネッサンス様式の美しい建築の街です。ポーランドの貴族ヤンザモイスキが若い頃感銘を受けたイタリアの景観が忘れられず、1580年イタリアの建築家を呼び寄せ街を作りましたから美しい市庁舎と広場。広場の周りの建物は回廊があり、雨天でも殆ど濡れずに一周回れます。

街を取り囲む稜堡、緑溢れる公園になっています。

街の裏の方の門

街へ入る正門？

大聖堂

街はずれにありますロトンダ、１８２５～３１年に街の防衛の為に作られ、その後は兵器庫として使われ、ナチスドイツの侵攻で処刑場となり八千人以上のポーランド人、ユダヤ人、ソ連兵が処刑されました。
碑に刻まれた没年は全て１９４４年４月１日。ワルシャワ蜂起のあった年です。前にワルシャワに言った時、「ワルシャワ蜂起記念碑」の前に立ちましたが一番強く心に響きました。蜂起した人の絶望的な顔が忘れられません。
ワルシャワ蜂起とは大戦中ドイツ軍を各地で破ったソ連軍がワルシャワに近づいたのでワルシャワ市民がドイツ軍に対して蜂起したがソ連軍は反ソ的なワルシャワ市民を革向かうまで迫りながら見捨て２０万人の市民が犠牲になった歴史です。

９月２３日　ザモシチからルブリン移動市内観光

今日もノンビリ朝食後ルブリンヘミニバスで向かいました。本来は次に向かうウクライナにルブリンより近いのですが、日本で調べた時にはウクライナに行くバスが見つからなかったので、あえてワルシャワ寄りの大都市ルブリンに向かいました。１時間に２本程あるので時間を気にせずチェックアウト。およそ1時間半で到着。バルト海と黒海を交易路上にある都市で１０世紀には繁栄が始まり、18世紀まで栄えました。旧市街地は１６～７世紀の建物がギッシリと立ち並んでいます。

教会の祭壇は木で造られ趣があります。

分かりにくいかもしれませんが毛糸で編み上げてあります。東欧諸国ではたまに見かせます。樹木や雨樋、街頭にも前に見た事があります。

クラクフ門、旧市街地の入り口ポーランドの首都であったクラクフを向いているのでなずけられました。

ルブリン城。中には明日か明後日入ります。

ルブリン城前広場、右手の道路を渡った右奥が大きなバスターミナルです。

城壁の外から旧市街とルブリン城を望む。

９月２３日　ルブリンからカジミエーシュ・ドルヌイ往復

今朝はwifiがフリーズ、いよいやヤバイ!再起動できたから良かったが不安がいっぱい!しかし、高価なスマホが２年余で故障するのは納得できない!それ程ハードに使っている訳でもないのに!

ルブリンからミニバスで約１時間です。８００年以上の歴史があリ、建物の殆どが１６～１７世紀に建てられたルネッサンス様式です。バスターミナルで日本人に遭遇、こんな辺鄙?な所で珍しい!ここ暫くは東洋人にも会っていなかったのに!美しい市場広場。

丘の上には聖フランシスコ教会修道院があります。

広場の反対側の教会の名前はわかりません。

修道院には屋根付きの階段を登っていきます。

修道院から町の展望、右手の剥げている丘が「十字架の丘」です。

「十字架の丘」１６世紀この村にペストが流行した際、神に救済を祈る為に建てられました。

カジミエーシュ城と石塔。ここからの眺めは美しく、イギリス人のおばさんに結構な早口で話しかけて来ました。日本には行ったことはないが、１年勉強したそうです。親日国のポーランド「こんにちわ」「おはようございます」と声を掛けられる事もあります。

街の外れに鎌倉の切り通しの様な所があるのですが、歩いて回るには結構あちこちに有り一番近い所に行ったらあまり大したことはなかった。結構遠い所が綺麗らしいが行っている時間はありませんでした。

街はずれは木造建築が建ち並ぶ静かな所でした。

９月２４日　マイダネク強制収容所、市内観光

今晩の夜行バスでウクライナのリヴォヴに向かいますのでバスターミナルのコインロッカーに荷物を預けました。
まずは、ルブリン市内からはバスで１０分、マイダネク強制収容所に行きました。ここは１９４４年世界で初めてナチスドイツの強制収容所の博物館として公開されました。一度に１０００人の遺体を焼いた焼却炉が完全な形で残されているのはここだけです。規模はアウシュビッツよりも大きい。
霊廟にはここで殺された人達の灰が今も山のように積まれ「これは私達からの警告です」と書かれています。雨が降ったりやんだりする肌寒いなか、心に重くのしかかります。観光地化されたアウシュビッツと比べると訪れる人の数は遥かに少ないが、訪問するべき場所だと思います。

ユダヤ人から回収された靴です。

マイダネク強制収容所の全景です。左は塀に囲われて見えませんでしたが墓地のようです。収容所の周りはバスから見ていましたら公営住宅のようでした。

バスに乗って市内に戻る頃から天気が良くなりました。

大聖堂、素晴らしいフレスコ画に見惚れていたら結婚式が始まりました。普通はやんわりと追い出されるのですがその気配も無いので写真、ビデオを撮らせて頂きました。ただ、あまり部外者が居るのもと出て行きました。後でもう一度来よう。

今日は何かお祭りの様で賑わっています。中世の姿の人が居たり、60年代の衣装で踊ったり、寸劇を路上で演ったり盛り上がっています。

ドミニコ会修道院、ここでも挙式が執り行われています。今日は大安?写真とビデオ撮影して早々に外へ。

イベントを見ていたら雲行きが怪しくなり雷と共に雨が降り出しました。雨宿りがてら先程の大聖堂に行ったらの次の挙式が始まってました。一日で３組の挙式に参列?したのは初めてです。
市内風景。

雨が上がったのでルブリン城へ行きました。城内に在る、聖三位一体礼拝堂は丁度１５分後にオープン、毎時から３０分オープンする様です。１４１８年に描かれたロシアビザンチン様式のフレスコ画は素晴らしいです。

今日の夜行バスでウクライナに向かうので夜の市内をウロウロ、寒い!長袖２枚に雨具を羽織っても寒いのでショッピングモールのマックへゴー!ビッグマックセットを頼んだつもりなのに３００円！間違えたのかな?いや!ちゃんとセットでした。予定
が狂って６００円以上もポーランドズウォッティも余る!何時もは１００円以内に使い切るのにこれからスーパーに行くのも大変だし!