2017/02/11 - 2017/02/11
84位(同エリア1146件中)
かっちんさん
今年2回目の東京凸凹地形歩きです。
麻布台地の南麻布から出発し、北条坂、鉄砲坂を下り、西麻布の笄川(こうがいがわ)暗渠を歩きます。
次に東京ミッドタウンのある六本木の高台、赤坂周辺の窪地、青山通りへの坂道をめぐります。
大名屋敷のあった六本木・赤坂界隈は、今では高層ビルの建ち並ぶ近代的な町になっており、昔の風情が残っている坂道もあります。
町名、坂道などの名前の由来を知ると、なるほどと思います。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
南麻布
目の前に六本木ヒルズが見えます。
都立中央図書館の「東京凸凹地形」を見学(2回目)し、凸凹地形の町歩きに出かけます。 -
麻布周辺の地図
都立中央図書館周辺のおさんぽマップです。
麻布と六本木が台地、そのまわりが谷になっているので、坂道の多い地形になっています。 -
北条坂
愛育病院前から麻布台地を下ります。
坂下近くの南側に大名北条家の下屋敷があったために、この名がつきました。 -
石垣(北条坂)
石が斜めにクサビ状に積まれています。 -
鉄砲坂
北条坂の下で一旦平坦となり、再び鉄砲坂の下り坂になります。
江戸時代、坂のがけ下に幕府の鉄砲練習場があったことから、この名がつきました。 -
笄小学校西(こうがい しょうがっこうにし)
鉄砲坂下は谷になっている外苑西通りの笄小学校西交差点です。
笄町(こうがいちょう)は江戸時代から昭和42まで存在した町名です。
町名の由来は、江戸時代の女性用飾り「笄(箸に似た細長いもの)」によるもの、甲賀と伊賀両家の屋敷にちなみ「甲賀伊賀町」転じて「笄ヶ町」から「笄町」となったという説もあります。 -
笄川暗渠
外苑西通りを渡ると、広尾の高台の下を流れていた笄川の暗渠にぶつかります。
暗渠を六本木通り方面の上流に向かって歩きます。 -
川だったことを示すカーブ(笄川暗渠)
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川の縁だった石垣(笄川暗渠)
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牛坂(うしざか)
源経基や白金長者の伝説のある笄橋に続く古代の交通路で、牛舎が往来したためと想像されています。 -
「玉の葉ぐーや」西麻布店(笄川暗渠)
牛坂の近くにある牛なべ屋です。 -
西麻布交差点
上部に首都高速3号線が走る六本木通りに出ました。
ここは両側に霞坂と笄坂という二つの上り坂に挟まれた谷にあり、霞町と呼ばれていました。 -
西麻布の隠れ家「おそばの甲賀」で昼食
「おそばの甲賀」は、2014年12月発行の「ミシュランガイド東京2015」にて、ビブグルマンを獲得しました。
ビブグルマンとは星は付かないけれども良質な料理を手ごろの価格で食事を提供するお店です。
ここは六本木通りを渡った西麻布2丁目です。 -
おろし蕎麦
そばの実を石臼で挽き、冷蔵庫で1日程おいてから製麺した蕎麦です。
おろしの辛さとすだちの香りが、お蕎麦の味を引き立てています。 -
笄川暗渠
お店の前の笄川暗渠を左に少し進むと、昔、川が流れていたことを示す段差が現れます。
段差の上が道路、その下に笄川が流れていたのです。 -
笄川暗渠
曲がりくねった道から、川が蛇行していたことがわかります。 -
笄川暗渠
コンクリート壁は川の縁だったと思われます。
川の面影を想像してみると、暗渠歩きが楽しくなります。 -
鼻の長いピノキオがいる!
「西麻布の飛び込み台」と噂されている建物です。
Webと映像のプロダクションの会社「モンスターダイブ」のビルです。 -
おでんの居酒屋
外苑西通りを渡り、西麻布1丁目に来ています。 -
青山霊園の南側入口
南青山2丁目に少し入りました。 -
イチオシ
青空に映えるピンクの紅梅(南青山)
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かおたんラーメンえんとつ屋(南青山)
営業中の看板がかかるドアを開けてみると超満員。
人気のあるお店なので、今度ぜひ食べに行きたいです。
屋根の煙突が目印! -
赤坂プレスセンター(六本木7丁目)
西麻布と乃木坂を結ぶ大通りを渡りました。
都心のど真ん中に在日米軍基地の一画があります。
前の通りは星条旗通りと呼ばれています。 -
昭和の面影が残る「玉のは家」(星条旗通り)
現在は営業しておらず、西麻布の「玉の葉ぐーや」に味を引き継いでいるそうです。 -
錆びていて読めない「謎の看板」(六本木7丁目)
細い路地で見つけました。
いろいろ調べてみると、錆びる前の看板を見つけた人がいました!
それによれば、赤い文字や赤いマークが消えていて、元の看板は上から
「駐(車)禁止」マーク
「迷惑(駐車)はやめよう。交通安全協会」
「まかせてよかった・・・・・・パンダマーク」
パンダ絵の両側に(引)と(越)の文字
ハンダで有名な引越業者といえば、「サカイ引越センター」
と言うことで、引っ越しのサカイがスポンサーになった駐車禁止の看板でしょうか?? -
イチオシ
満開の梅に囲まれる神社(六本木7丁目)
天祖神社境内にある満福稲荷社です。
西麻布から緩やかな坂道を上がった六本木の高台に来ています。 -
カラフルなワイングラス(六本木7丁目)
ここはビルの谷間にある防災機能を備えた六本木西公園で、かつて郵政省の官舎がありました。
ワイングラスのモニュメントは六本木の地名にちなんで「6本の樹」をイメージしています。
なるほど・・・ -
東京ミッドタウン(赤坂9丁目)
外苑東通りを渡ると東京ミッドタウンです。
町名は六本木から赤坂に変わります。 -
ミッドタウンガーデン(赤坂9丁目)
ここは江戸時代に萩藩の毛利家下屋敷、その後防衛庁の檜町庁舎として利用され、2001年から再開発し、2007年にミッドタウンがグランドオープンしました。
旧防衛庁敷地内に残されていた約140本の樹木は引き継がれています。 -
イチオシ
乃木坂窪地への風情のある階段(赤坂9丁目)
ミッドタウンから乃木坂下の赤坂通りへ下りる階段です。 -
生長の家 赤坂”いのちの樹林”(赤坂9丁目)
階段から見える広場”いのちの樹林”は、日時を決めて開放されています。 -
窪地にある赤坂通り(赤坂8・9丁目)
右側の森が乃木神社です。 -
ミツマタの花(赤坂9丁目)
再びミッドタウンの高台に上がると、ミツマタの花が咲き始めています。 -
ミッドタウンから乃木坂窪地の眺め(赤坂9丁目)
古い家並みがあった窪地を今は高層ビルを建築中です。 -
乃木坂窪地への坂道(赤坂9丁目)
21_21デザインサイトから赤坂中学校の外側を通る坂道です。
窪地を挟んだ向かい側の高台に、パークコート赤坂ザタワーが見えます。 -
聖パウロへの坂道(赤坂8丁目)
赤坂通りから聖パウロ女子修道会へ上がる坂道です。
坂道の先は行き止まりになっています。 -
稲荷坂(赤坂7丁目)
窪地から稲荷坂を上がります。
坂の名前は、坂下北側に円通院があり、その境内の稲荷への門があったためです。 -
稲荷坂の途中からの眺め(赤坂7丁目)
赤坂タワーレジデンス・トップオブザヒルが見えます。 -
稲荷坂の坂上(赤坂7・5丁目)
坂上の左側にパークコート赤坂ザタワーがあります。
坂上の先は再び下り坂になっています。 -
下り坂の円通寺坂(赤坂5丁目)
坂を下りると地下鉄赤坂見附駅です。 -
赤坂パークビルとTBS(赤坂5丁目)
坂の上は高層ビルが多いところです。 -
急坂すぎる三分坂(赤坂7・5丁目)
「さんぷんざか」と読みます。
坂の名前は、急坂のため通る車賃を銀三分(さんぷん、百円余)増したためといいます。
TBS放送センターから赤坂通りに下りる道です。 -
イチオシ
弓なりの練塀(赤坂7丁目)
三分坂に沿って造られている報土寺の練塀(ねりべい)は、塀が弓なりになっている珍しいものです。
築地塀(ついじべい)と呼ばれています。 -
イチオシ
美しい紅梅(報土寺)
報土寺は窪地にあります。 -
梵鐘(報土寺)
1814年に雷電為右衛門が寄進したもので、竜頭の部分は雷電と小野川が四つに組んだ姿です。
現在の鐘は明治41年(1908)に鋳造されたものです。 -
カナダ大使公邸
窪地から青山通りへ向かう新坂を上がり、カナダ大使公邸の横道です。 -
石垣(カナダ大使公邸)
規則正しい積み方です。 -
高橋是清翁記念公園
高橋是清の邸宅だったところで、カナダ大使公邸の隣にあります。 -
石人像(記念公園)
-
赤坂御用地
記念公園から青山通りに出ました。
目の前は赤坂御用地です。 -
イチオシ
リベット支柱の青山一丁目駅
昭和13年(1938)に開業した地下鉄銀座線の駅で、当時の面影が残っています。 -
オレンジ色の銀座線
凸凹地形歩きを終え、青山1丁目から銀座線に乗って自宅に帰ります。
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