日生劇場で日本版初演ミュージカル 170122

2017/01/22 - 2017/01/22

2014年に韓国で上演となったフランケンシュタイン
2015年には日本へという話もありましたが情報なく
昨年やっと2017年1月上演という情報が！
夏からずっと待ってたのに一般発売しかチェックしてなくて
二次先行に気づいた時には見たいキャストは既にソールドアウト。
それでもあきらめきれず何度かチェックしてたら
何とかキャンセル席をゲットすることができました。
結果から言うと、本当に良かった！
もう一度観たかったなー。

エリア 東京

• 旅行の満足度: 5.0

まずはランチに日比谷シャンテ来たら
機内で見た映画の日本公開記念キャンペーンが

キム・ソンダル

シウミンと

スンホ君

一緒のシーン

詐欺師の話です

ランチに来たのは2階の

栗原はるみさんのカフェ
ゆとりの空間

ランチ色々ありましたが
副菜2品とデザート付きのセットに

キッシュ美味しかった

デザート付きでしたがチケット見せてもう一品

お茶もヘルシーにブレンドティー

ランチの後はお待ちかねの日生劇場

やっと観られるー

オシャレな空間

本日のキャスト

2幕も楽しみ

ビクター役はモーツァルトの時から気になってた中川君。
アンリ役は歌声では決められず
韓国のモーツァルト観に来てたつながりで決めた加藤君でしたが
色々検索してるうちにゲームのキャラクターもしていることを知り
低音の話し声がジャストミートだったこともあり
ずーっと期待して待っていた公演でした。

今回も2階席でしたが、観れて良かった。
細かい感情とか、ストーリーで？だったところが今回よくわかりました。
アンリとビクターが何故あんなに短期間で親友になれたのか
韓国版での子供とのシーンで何故あんなことをしてしまったのか
最後の南極のシーンでは何を思っていたのか。

演出や俳優さんの解釈の違いもあったでしょうが
韓国と日本Ver.の所感を。
まずはビクター。
韓国ver.はゴンビクターだったので結構シビアで
家族を殺され怪物を憎み、復讐に燃えたビクターが
最後のシーンで怪物への復讐は果たせたけど足を刺され
誰もいない南極に一人取り残されたということは
このまま死ぬしかないという絶望感で叫んでいたのが
日本Ver.では、どんなに酷いことをされても
アンリだった怪物を最後まで憎めず、なかなか銃も撃てず
最後までアンリとして友を思う悲しい気持ちが出ていました。
次にアンリと怪物
韓国Ver.ではアンリの面影を残しつつも、やっぱり冷たく残酷だった怪物。
日本語の歌詞で「君の夢の中で」と「俺は怪物」を聞くと
どういう感情だったのかがすんなり入ってきて
2幕目での「クマおいしい」と笑うところとか笑顔で水貰う場面から
純粋だった怪物なのに人間に毒されて非情になってしまった過程を感じました。
そして次々とビクターに復讐をしていきますが
子供に対しては非情になれなかった優しさがアンリと重なり
それまでずっとビクターを「創造主よ」と呼んでいたのに
南極のシーンでは「ビクター」と呼びかけ
なかなか銃を撃てないビクターに撃つように仕向けるような動きで
アンリとしての記憶が残っていたんじゃないか
と思わせるような感じでした。
感情移入しやすかったので3回くらい泣きました。
お姉さんの子供の頃の回想シーンも良かった。
ルンゲがあんなにコミカルな役だとは思いませんでした。
2幕目のそれぞれの2役も良かった。
中川君は低音から高音まで声の伸びはさすが。
加藤君も期待以上に良かったです。またあの低音ボイス聞きたい。

少し残念だったのは舞台装置。
韓国Ver.の研究室は2階に登れるくらいの大きな装置があったのが
日本Ver.はフラットで中央に小さなベッドがあるくらい。
怪物誕生のシーンが物足りなく感じ
子供とのシーンや南極シーンも中央がせり上がって
強調されてたところがなかったので。

それでももう一回観たかったなー。
東京公演1か月というのがもったいない。
再演して貰えないかな。