2017/01/09 - 2017/01/09
111位(同エリア2841件中)
かっちんさん
大阪湾に注ぐ木津川、尻無川、安治川などには今でも8か所の渡船場があり、住民の足として利用されています。
なぜ橋を架けずに渡船が存続しているのか??
その謎を解き明かすため、途中バスも利用しながら歩いて渡船場めぐりをやります。
この旅行記では木津川の4か所の渡船場と町の風景を紹介します。
渡船は片道乗ることとし、川の両側にある大正区と西成区、住之江区を行ったり来たりします。
渡船場の案内は、大阪市HPの渡船場マップが参考になります。
http://www.city.osaka.lg.jp/kensetsu/page/0000011242.html
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
渡船場案内マップ
渡船場は木津川に4か所、尻無川に1か所、安治川に1かヶ所、運河に2か所あります。
木津川、尻無川、安治川は、淀川からの分流です。
渡船場めぐりは大正駅から出発し、木津川の4渡船場を下流方向へ進み、船町・千歳・甚兵衛渡船場、最後に天保山渡船場をまわります。 -
大阪市営地下鉄の券売機
昨晩泊まったホテルの近くにある南森町から地下鉄に乗ります。 -
エンジョイエコカード
土日祝に発売している地下鉄・バスが利用できる1日券を購入します。 -
今日は成人の日
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ちょっと狭い車内
長堀橋から長堀鶴見緑地線に乗り換えます。
この路線は鉄輪式リニアモーターミニ地下鉄です。 -
大正駅に到着
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JRも走る大正駅
2016年12月24日より走り始めた新型323系と出会います。 -
駅前にある「大正橋バス停」
ここから大正区役所前行きの市バス(30分間隔)に乗ります。
大正橋の名前は、大正4年に木津川に架けられたことが由来です。 -
千島公園のワシントンヤシ
大正区役所前でバスを降り、千島公園を通り落合上渡船場へ向かいます。
千島公園の下に関西随一の木材市場を支えた「大正運河」がありました。
その後、地盤沈下が進み、貯木場と木材市場は1960年代に平林へ移転しました。
公園の真ん中に、地下鉄建設工事で出た残土で作られた昭和山(標高33m)があるので、山のまわりを歩きます。 -
落合上(おちあいかみ)渡船場
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木津川を渡る落合上渡船場
大正区千島1丁目と西成区北津守4丁目を結んでいます。
15分間隔で運行し、無料で乗れます。 -
自転車と共に待つ利用客(落合上渡船)
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渡船先の桟橋(落合上渡船)
岸壁間は100mです。 -
渡船の概況
現在、大阪市内には渡船場が8か所あり、地元の貴重な交通機関となっています。
渡船は当初民間によって営まれていたのですが、その後、市の直営方式になりました。
昭和10年頃には渡船場31か所もありました。 -
上流側のアーチ型木津川水門(落合上渡船)
水門を閉めるときは、アーチ型のまま川に倒れる防潮水門です。
毎月1回程度開閉試験運転のため閉められるので、その瞬間を見たいですね。 -
渡船先の北津守(落合上渡船)
渡船時間は2分ほど、到着するとすぐに引き返します。 -
2つの水門(北津守からの眺め)
左から三軒家水門と木津川水門です。 -
落合上渡船場周辺の地図
南海汐見橋線の津守駅も近いです。
次の落合下渡船場へは、木津川沿いの道を歩きます。 -
生コン工場(津守)
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倉庫群(津守)
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イチオシ
出た~ゴジラ!(津守)
遊び心のある倉庫外壁。 -
落合下渡船場
上渡船場から歩いて15分程で到着。 -
イチオシ
お迎えの渡船(落合下渡船)
西成区津守2丁目と大正区平尾1丁目を結ぶ渡船です。
時期は明確でないものの、天保10年(1839)の「大坂湊口新田細見図」にも「ワタシ」の表示があります。 -
ユリカモメ(落合下渡船)
毎年10月から翌年4月にかけて、数百羽のユリカモメが飛来します。 -
津守側の渡船場(落合下渡船)
渡船に乗っています。
岸壁間は138m。下流なので上渡船場よりやや広くなっています。 -
木津川上流の眺め(落合下渡船)
水門だけでなく、大阪ドームも見え出しました。 -
平尾側の渡船場に到着(落合下渡船)
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周辺は工場地帯(平尾)
次の千本松渡船場へ向かいます。 -
タンク車のマーク(平尾)
大同燃料(株)の商標です。
なるほど。 -
炊き立てご飯の匂いが・・・(平尾)
味の素冷凍食品を製造しているコメックの工場があります。 -
イチオシ
昭和の風景(平尾)
住宅街もある町です。 -
イチオシ
大阪製鐵恩加島工場(南恩加島)
圧延工場です。
平尾の南側にある南恩加島(みなみおかじま)地区を歩いています。 -
ゴミ あきまへんで(南恩加島)
大阪らしい注意表示です。 -
千本松渡船場
落合下渡船場から歩いて20分程で到着します。 -
千本松渡船
大正区南恩加島1丁目と西成区南津守2丁目を結ぶ渡船です。
頭上の千本松大橋は木津川最下流に昭和48年に完成し、長さ323.5m、橋中央部の高さ36mです。
この橋の完成で、南大阪から大正区の工業地帯へ直接車の乗り入れができるようになり、これまでの市内経由の大回りが解消されました。 -
木津川上流の景色(千本松渡船)
岸壁間は230mあります。 -
地元住民には欠かせない渡船(千本松渡船)
千本松大橋の完成により渡船が廃止されることになっていましたが、地元住民の強い要望により存続され、通勤通学の貴重な足として利用されています。 -
南津守側の渡船場(千本松渡船)
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アサノライトの煙突
次の木津川渡船場へ向かいますが、4kmも離れています。 -
住之江公園行きバス
南津守交差点で右へ曲がり、新なにわ筋の途中でバスに乗ります。 -
北加賀屋交差点
北加賀屋から、南港6丁目行きのバスに乗り換えます。
ヤマト運輸の社用バスを初めて見ましたが、この近くに大きなサービスセンターがあります。 -
柴谷橋西詰バス停で降ります
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木津川渡船場(住之江区平林北)
バス停からちょっと迷いましたが、地図を持っているのでどうにか来れました。 -
渡船時刻表(木津川渡船)
ここは今までの渡船場と異なり、45分間隔です。
時刻表は渡船先の船町発時刻です。
こちらの平林発の時刻は3分後になります。 -
自転車利用の乗客(木津川渡船)
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イチオシ
浮き桟橋(木津川渡船)
住之江区平林北1丁目と大正区船町1丁目を結ぶ唯一の港湾局管理の渡船です。
岸壁間は238mもあります。
昭和30年からカーフェリーが運行していましたが、上流部に千本松大橋が開通し、昭和48年の翌年からカーフェリーは廃止され、人と自転車のみを運ぶ渡船になりました。
利用者は大正区の工場に通う人や住之江区の木材関係で働く人がほとんどです。 -
美しいアーチの新木津川大橋(木津川渡船)
木津川の河口に位置し、中央部の橋長は495m、最高地点で水面上50mの高さになっています。 -
渡船先の船町側(木津川渡船)
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イチオシ
木津川を走るマリン倶楽部の船(木津川渡船)
水都大阪らしい風景です。 -
上流側の景色(木津川渡船)
渡船からの眺めです。 -
中山製鋼所の船町工場(木津川渡船)
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船町側(木津川渡船)
大正区の南側に位置する船町(ふなまち)は、木津川、木津川運河、大阪港に挟まれ、まるで島にいる感じです。
ここには鉄鋼所、造船所などの工場が並んでいます。
この工場地帯を通り、木津川運河を渡る船町渡船場へと向かい、渡船場めぐりを続けます。
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