【世界一周】14-5.魅力的なチェコ ⑤2度目のプラハは観光よりも芸術

2015/04/16 - 2015/04/20

首都プラハにやってきました。こちらも10年以上ぶりです。

前回友人とプラハを訪れたのは、2002年9月。8月にヴルタヴァ（ドイツ名：モルダウ）川が氾濫して、予約していた川沿いのホテルが休業。地下鉄の一部が不通になるなど所々被害が残っていましたが、歴史ある建物や街並みの美しさに圧倒されました。

今回は、ブタペスト同様沢山の観光客で賑わう今のプラハの街歩きももちろん満喫しましたが、折角だから芸術も楽しまないと！

エリア プラハ(チェコ)

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

プラハといえば、深～い地下鉄の長～いエスカレーター。しかも結構スピードあり。前回驚いた記憶が蘇ります。

それにしても、降って来るお姉さん寒くないのか？周りはジャケットやマフラーありですよ。

観光客の多いプラハの宿泊には苦戦して、中心から少し離れたプラハ5地区にある大型ホテルの＜NHプラハシティ＞。ヨーロッパで宿泊先にどうしても困ったら、NHグループにすることがあります。メルマガで割引案内がよく来るので、それでダイレクト予約しました。

最寄りは地下鉄のAndel駅ですが、路線バスや路面電車あり、大きなショッピングセンターありで結構便利でした。

NH Prague City ホテル

翌朝。カレル橋周辺はすごい人です。でも、私の目的地はここではないのです。

旧市街橋塔 建造物

路面電車が建物ぎりぎりを通ります。
ちょっと歩いて、

ブルダヴァ川右岸にあるルドルフィヌム（音楽堂）へやってきました。チェコ・フィルの本拠地です。
公演が聴けないかとやってきたのですが、ガーン、翌月から開催される”プラハの春音楽祭”を前に、海外演奏旅行中でお留守でした。

本来は当然事前に演目を調べてとなるのでしょうが、そういうの失念しておりました。とほほ。がっくりでしたが、弦楽小編成のコンサートがありました！チケット購入。

芸術家の家 (ルドルフィヌム) 現代・近代建築

ちょっとぶらつきます。

こちらの美しい壁画が描かれた建物は、中央郵便局。

こちらは、エントランスにいきなり本でできた柱が。

図書館のようで、後で地図を見たらやはり　Městská knihovna v Praze　という図書館でした。

漆黒の空に浮かび上がるこの建物は、

ザフダラ オペレ 創作料理

じゃーん、オペラハウス！ナショナル・ミュージアムや中央駅の至近です。
プラハ到着翌日に直接窓口でチケットを購入。
物価のおかげで、とっても安価に観ることができるのです。

ザフダラ オペレ 創作料理

中もまた神々しい。シャンデリアが眩ゆい。

ザフダラ オペレ 創作料理

こちらは元々は、プラハドイツ語劇場として１８８８年１月５日ワーグナーのニュルンベルクのマイスタージンガーでオープンしたそうです。
前奏曲のあの堂々とした音階が響き渡ったところを想像すると、ちょっと鳥肌モノ。

ザフダラ オペレ 創作料理

この日の演目は”アイーダ”でした。

幕間には、おしゃれした人たちで華やぐロビーで軽くシャンパーニュをいただいたりして、すっかりその気になりました。

オペラもこの建物もうっとりするほど素敵でした。大満足。

上気しながら大通りをしばらく歩きました。
通り沿いには大型のレストランが集まっていて、おしゃれした人たちが賑やかでした。

そして翌日は、再びルドルフィヌムへ。

芸術家の家 (ルドルフィヌム) 現代・近代建築

ドボルザーク先生にご対面。

ドヴォルザーク像 自然･景勝地

こちらは、楽団員専用の入り口のようです。

小ホールのロビーの天井はこんなに素敵で、舞台のよう。

芸術家の家 (ルドルフィヌム) 現代・近代建築

突き当たり奥にあったカフェ。雰囲気があってとっても素敵です。

ルドルフィヌムの小ホールにて、弦楽４重奏のミニ・コンサート（小作品を10ほど）です。

ドボルザークの母国でユーモレスクを聴くことができるなんて、大感動でした。

小さなホールなので、演奏者がタイミングを合わせる息遣いやコンタクトが見聞きできるし、コンサート・マスターのユーモアでテンポをアップダウンしたりの遊びもあり、本当に楽しいひと時でした。

ホールを出ると、夕日に照らされたルドルフィヌムの前を歩く人の影がすっかり長くなっていました。

カレル（カルルーフ）橋を散歩して帰ります。

カレル橋 建造物

頭の中に流れているのは、もちろん、ドヴォルザークの家路（「新世界より」の第2楽章）です（笑）。

そろそろ店じまいする絵描きさんたち。

カルルーフ橋 建造物

左岸に渡った頃には、日が落ちて急に寒くなって来ました。
急ぎ足でホテル方面に戻ります。