2016/11/13 - 2016/11/13
73位(同エリア1283件中)
かっちんさん
江戸時代中期、越後の蒲原平野の集落「沢海(そうみ)」に農より身を起こし、越後随一の豪農になった伊藤家。
明治期に入り、全盛期には1市4郡64ヶ町村に1,370町歩(1,370万㎡)の田畑を所有、昭和期には県下一となり作徳米は3万俵余でした。
明治15年から8年がかりで建てられた伊藤家の豪壮な本邸は、敷地8,800坪、建坪1,200坪、部屋数65を数える純日本式住居です。
戦後農地解放により土地は伊藤家からの所有から離れ、現在は「財団法人 北方文化博物館」に寄付され、「豪農の館」として国の登録有形文化財に登録されています。
秋になると庭園のもみじが色鮮やかに赤く染まり、大広間の座敷から眺める贅沢なひと時を過ごすことができます。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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上越国境の紅葉(車窓)
東京から上越新幹線で新潟へ向かう途中、越後湯沢付近で紅葉が楽しめます。 -
イチオシ
パッチワークの越後平野(車窓)
燕三条付近では、稲刈りが終わった田んぼが自由気ままに色づきます。
遠くに見えるのは弥彦山です。 -
豪農の館「北方文化博物館」の位置
阿賀野川の西岸にある越後平野に、「北方文化博物館」があります。(地図上で右下)
公共交通で行くには、新津駅または新潟駅から新潟交通のバスに乗ります。 -
バス路線
新潟駅前から行く場合
「S94 亀田・沢海(そうみ)経由の新津・秋葉区役所行き」または「S95 京ヶ瀬行き」に乗り、上沢海(かみそうみ)博物館前で降ります。
本数が少なく別の経由を通るバスもあるので、事前に時刻を調べておく必要があります。
朝一の新幹線に乗ると、新潟駅前8:23発の新津・秋葉区役所行きバスに乗れます。 -
窓下の座席横にある荷物置き場
新潟交通のバスは一工夫されています。 -
色づく新潟市内の街路樹
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「上沢海博物館前」に到着
阿賀野川西岸の土手が車道になっていて、バス停があります。
新潟駅前から38分かかりました。 -
バス時刻
新潟からのバスは、朝と夕方が秋葉区役所行き、昼間が京ヶ瀬営業所行きを利用します。
かっちんは、9:01に降り、豪農の館を1時間15分見学し、次の10:23発に乗ります。
豪農の館はバス停の近くにあり、歩いて2分です。 -
イチオシ
越後平野から見渡す東側の山々
五頭(ごず)五峰が見えます。 -
上沢海集落の家並み
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北方文化博物館はこちら
「沢海」の地名は、阿賀野川の洪水と関係があるようです。 -
豪農の門構え
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色づく樹木
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土蔵門
屋敷の東正面に構えられた土蔵造の門で、桁行約24mの長大な規模を有しています。
ここに受付があり、入館料800円、年中無休です。
では、屋敷内に入ります。 -
イチオシ
静かに佇む石仏
旧北蒲原郡笹神村蓮台野里より出土した中世の石造物です。 -
豪農の屋敷
明治22年建築の木造平屋建、瓦葺です。
主屋の南側に中庭を挟んで並行した大広間・中段の間・上段の間が建ち、渡り廊下で繋がっている大建築です。 -
台所側の玄関
現在、団体見学者の入口になっています。 -
豪農の屋敷(スケッチ)
JR東日本のカレンダー(平成26年5月)になったことがあります。
では、屋敷の中を見学します。 -
美しい庭園に面した大広間
32畳もある座敷は、特別な行事に年に数回使われていました。 -
長大な土縁
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イチオシ
庭園を彩るもみじ
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イチオシ
秋の風情に至福のひと時を過ごす女性
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少し離れてみると・・・
籐椅子に座ると庭園全体の風景が目に入ります。 -
鎌倉・室町の古式によって造られた回遊式庭園
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5つの茶室が点在する庭園
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大玄関
大玄関は柱、天井、式台から戸に至るまで全て欅造りです。 -
部屋窓からの眺め
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大きな蓄音機
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2階の板の間
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小金庫
幕末から大正にかけて伊藤家の急成長時代に、当主が座右に置いて現金の保管に愛用しました。 -
いろはダイヤルの古い金庫
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明治6年の地券
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梁組が高い屋根
斜めに渡された筋交いの補強材は、個人の邸宅ではめったに使われない贅沢仕様でした。 -
台所の竈
当時、50人余の従業員が働いており、台所にある竈で60kg(1俵)の米を毎朝炊いていました。 -
明治末期の大時計
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豪華な箪笥
青貝螺鈿(らでん)細工の山水楼閣文箪笥です。 -
三楽亭
別棟の三楽亭を見学します。 -
世の中が三角に見える三楽亭
世にも希なる正三角形の小亭で、建坪11坪余の書斎兼茶室です。
柱、建具、畳の殆どが三角形や菱形等の独創的な建物です。 -
色鮮やかなモミジ
三楽亭の庭の眺めです。 -
しだれ桜の紅葉
古民家みそ蔵の裏です。 -
集古館
白壁と張り瓦の美しい土蔵造りの建物はもともと飯米蔵でした。
現在は、歴代当主の収集した美術品などが展示されています。 -
お駕籠
安政6年(1860)に五大夫人がお輿入れで使用した駕籠です。 -
伊藤家大金庫
豪農時代の伊藤家大金庫(明治14年製ょです。
TV東京の「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ」の番組で、56年ぶりに鍵師によって開錠された話です。
大金庫の中からは、書簡、証文、南満州鉄道の株券等が発見されました。 -
56年ぶりに扉の開いた大金庫
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光圓寺の黄葉
豪農の館を後にし、見事な黄葉のお寺に立ち寄りました。 -
新津へ向かうバス
「上沢海博物館前」からバスに乗ります。 -
阿賀野川に架かる羽越線鉄橋(車窓)
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新津駅に到着
豪農の館から新津までは近く、バスは16分で到着します。 -
新津を語るステンドガラス
新津は鉄道、石油の町だったところです。
午後はもみじがやはり見頃な「石油王の館」へ向かいます。
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