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江戸時代中期、越後の蒲原平野の集落「沢海(そうみ)」に農より身を起こし、越後随一の豪農になった伊藤家。<br />明治期に入り、全盛期には1市4郡64ヶ町村に1,370町歩(1,370万㎡)の田畑を所有、昭和期には県下一となり作徳米は3万俵余でした。<br />明治15年から8年がかりで建てられた伊藤家の豪壮な本邸は、敷地8,800坪、建坪1,200坪、部屋数65を数える純日本式住居です。<br />戦後農地解放により土地は伊藤家からの所有から離れ、現在は「財団法人 北方文化博物館」に寄付され、「豪農の館」として国の登録有形文化財に登録されています。<br /><br />秋になると庭園のもみじが色鮮やかに赤く染まり、大広間の座敷から眺める贅沢なひと時を過ごすことができます。<br />

「豪農の館」に赤く染まるもみじを座敷から眺める贅沢さ 2016(新潟)

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2016/11/13 - 2016/11/13

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かっちん

かっちんさん

江戸時代中期、越後の蒲原平野の集落「沢海(そうみ)」に農より身を起こし、越後随一の豪農になった伊藤家。
明治期に入り、全盛期には1市4郡64ヶ町村に1,370町歩(1,370万㎡)の田畑を所有、昭和期には県下一となり作徳米は3万俵余でした。
明治15年から8年がかりで建てられた伊藤家の豪壮な本邸は、敷地8,800坪、建坪1,200坪、部屋数65を数える純日本式住居です。
戦後農地解放により土地は伊藤家からの所有から離れ、現在は「財団法人 北方文化博物館」に寄付され、「豪農の館」として国の登録有形文化財に登録されています。

秋になると庭園のもみじが色鮮やかに赤く染まり、大広間の座敷から眺める贅沢なひと時を過ごすことができます。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
一人旅
交通手段
高速・路線バス 新幹線 徒歩
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 上越国境の紅葉(車窓)<br /><br />東京から上越新幹線で新潟へ向かう途中、越後湯沢付近で紅葉が楽しめます。<br />

    上越国境の紅葉(車窓)

    東京から上越新幹線で新潟へ向かう途中、越後湯沢付近で紅葉が楽しめます。

  • パッチワークの越後平野(車窓)<br /><br />燕三条付近では、稲刈りが終わった田んぼが自由気ままに色づきます。<br /><br />遠くに見えるのは弥彦山です。<br />

    イチオシ

    パッチワークの越後平野(車窓)

    燕三条付近では、稲刈りが終わった田んぼが自由気ままに色づきます。

    遠くに見えるのは弥彦山です。

  • 豪農の館「北方文化博物館」の位置<br /><br />阿賀野川の西岸にある越後平野に、「北方文化博物館」があります。(地図上で右下)<br /><br />公共交通で行くには、新津駅または新潟駅から新潟交通のバスに乗ります。<br />

    豪農の館「北方文化博物館」の位置

    阿賀野川の西岸にある越後平野に、「北方文化博物館」があります。(地図上で右下)

    公共交通で行くには、新津駅または新潟駅から新潟交通のバスに乗ります。

  • バス路線<br /><br />新潟駅前から行く場合<br />「S94 亀田・沢海(そうみ)経由の新津・秋葉区役所行き」または「S95 京ヶ瀬行き」に乗り、上沢海(かみそうみ)博物館前で降ります。<br /><br />本数が少なく別の経由を通るバスもあるので、事前に時刻を調べておく必要があります。<br /><br />朝一の新幹線に乗ると、新潟駅前8:23発の新津・秋葉区役所行きバスに乗れます。<br />

    バス路線

    新潟駅前から行く場合
    「S94 亀田・沢海(そうみ)経由の新津・秋葉区役所行き」または「S95 京ヶ瀬行き」に乗り、上沢海(かみそうみ)博物館前で降ります。

    本数が少なく別の経由を通るバスもあるので、事前に時刻を調べておく必要があります。

    朝一の新幹線に乗ると、新潟駅前8:23発の新津・秋葉区役所行きバスに乗れます。

  • 窓下の座席横にある荷物置き場<br /><br />新潟交通のバスは一工夫されています。<br />

    窓下の座席横にある荷物置き場

    新潟交通のバスは一工夫されています。

  • 色づく新潟市内の街路樹<br />

    色づく新潟市内の街路樹

  • 「上沢海博物館前」に到着<br /><br />阿賀野川西岸の土手が車道になっていて、バス停があります。<br /><br />新潟駅前から38分かかりました。<br />

    「上沢海博物館前」に到着

    阿賀野川西岸の土手が車道になっていて、バス停があります。

    新潟駅前から38分かかりました。

  • バス時刻<br /><br />新潟からのバスは、朝と夕方が秋葉区役所行き、昼間が京ヶ瀬営業所行きを利用します。<br /><br />かっちんは、9:01に降り、豪農の館を1時間15分見学し、次の10:23発に乗ります。<br />豪農の館はバス停の近くにあり、歩いて2分です。<br />

    バス時刻

    新潟からのバスは、朝と夕方が秋葉区役所行き、昼間が京ヶ瀬営業所行きを利用します。

    かっちんは、9:01に降り、豪農の館を1時間15分見学し、次の10:23発に乗ります。
    豪農の館はバス停の近くにあり、歩いて2分です。

  • 越後平野から見渡す東側の山々<br /><br />五頭(ごず)五峰が見えます。<br />

    イチオシ

    越後平野から見渡す東側の山々

    五頭(ごず)五峰が見えます。

  • 上沢海集落の家並み<br /><br />

    上沢海集落の家並み

  • 北方文化博物館はこちら<br /><br />「沢海」の地名は、阿賀野川の洪水と関係があるようです。<br />

    北方文化博物館はこちら

    「沢海」の地名は、阿賀野川の洪水と関係があるようです。

  • 豪農の門構え<br />

    豪農の門構え

  • 色づく樹木<br />

    色づく樹木

  • 土蔵門<br /><br />屋敷の東正面に構えられた土蔵造の門で、桁行約24mの長大な規模を有しています。<br /><br />ここに受付があり、入館料800円、年中無休です。<br /><br />では、屋敷内に入ります。<br />

    土蔵門

    屋敷の東正面に構えられた土蔵造の門で、桁行約24mの長大な規模を有しています。

    ここに受付があり、入館料800円、年中無休です。

    では、屋敷内に入ります。

  • 静かに佇む石仏<br /><br />旧北蒲原郡笹神村蓮台野里より出土した中世の石造物です。<br />

    イチオシ

    静かに佇む石仏

    旧北蒲原郡笹神村蓮台野里より出土した中世の石造物です。

  • 豪農の屋敷<br /><br />明治22年建築の木造平屋建、瓦葺です。<br /><br />主屋の南側に中庭を挟んで並行した大広間・中段の間・上段の間が建ち、渡り廊下で繋がっている大建築です。<br />

    豪農の屋敷

    明治22年建築の木造平屋建、瓦葺です。

    主屋の南側に中庭を挟んで並行した大広間・中段の間・上段の間が建ち、渡り廊下で繋がっている大建築です。

  • 台所側の玄関<br /><br />現在、団体見学者の入口になっています。<br />

    台所側の玄関

    現在、団体見学者の入口になっています。

  • 豪農の屋敷(スケッチ)<br /><br />JR東日本のカレンダー(平成26年5月)になったことがあります。<br /><br />では、屋敷の中を見学します。<br />

    豪農の屋敷(スケッチ)

    JR東日本のカレンダー(平成26年5月)になったことがあります。

    では、屋敷の中を見学します。

  • 美しい庭園に面した大広間<br /><br />32畳もある座敷は、特別な行事に年に数回使われていました。<br />

    美しい庭園に面した大広間

    32畳もある座敷は、特別な行事に年に数回使われていました。

  • 長大な土縁<br />

    長大な土縁

  • 庭園を彩るもみじ<br />

    イチオシ

    庭園を彩るもみじ

  • 秋の風情に至福のひと時を過ごす女性<br />

    イチオシ

    秋の風情に至福のひと時を過ごす女性

  • 少し離れてみると・・・<br /><br />籐椅子に座ると庭園全体の風景が目に入ります。<br />

    少し離れてみると・・・

    籐椅子に座ると庭園全体の風景が目に入ります。

  • 鎌倉・室町の古式によって造られた回遊式庭園<br />

    鎌倉・室町の古式によって造られた回遊式庭園

  • 5つの茶室が点在する庭園<br />

    5つの茶室が点在する庭園

  • 大玄関<br /><br />大玄関は柱、天井、式台から戸に至るまで全て欅造りです。<br />

    大玄関

    大玄関は柱、天井、式台から戸に至るまで全て欅造りです。

  • 部屋窓からの眺め<br />

    部屋窓からの眺め

  • 大きな蓄音機<br />

    大きな蓄音機

  • 2階の板の間<br />

    2階の板の間

  • 小金庫<br /><br />幕末から大正にかけて伊藤家の急成長時代に、当主が座右に置いて現金の保管に愛用しました。<br />

    小金庫

    幕末から大正にかけて伊藤家の急成長時代に、当主が座右に置いて現金の保管に愛用しました。

  • いろはダイヤルの古い金庫<br />

    いろはダイヤルの古い金庫

  • 明治6年の地券<br />

    明治6年の地券

  • 梁組が高い屋根<br /><br />斜めに渡された筋交いの補強材は、個人の邸宅ではめったに使われない贅沢仕様でした。<br />

    梁組が高い屋根

    斜めに渡された筋交いの補強材は、個人の邸宅ではめったに使われない贅沢仕様でした。

  • 台所の竈<br /><br />当時、50人余の従業員が働いており、台所にある竈で60kg(1俵)の米を毎朝炊いていました。<br />

    台所の竈

    当時、50人余の従業員が働いており、台所にある竈で60kg(1俵)の米を毎朝炊いていました。

  • 明治末期の大時計<br />

    明治末期の大時計

  • 豪華な箪笥<br /><br />青貝螺鈿(らでん)細工の山水楼閣文箪笥です。<br />

    豪華な箪笥

    青貝螺鈿(らでん)細工の山水楼閣文箪笥です。

  • 三楽亭<br /><br />別棟の三楽亭を見学します。<br />

    三楽亭

    別棟の三楽亭を見学します。

  • 世の中が三角に見える三楽亭<br /><br />世にも希なる正三角形の小亭で、建坪11坪余の書斎兼茶室です。<br /><br />柱、建具、畳の殆どが三角形や菱形等の独創的な建物です。<br />

    世の中が三角に見える三楽亭

    世にも希なる正三角形の小亭で、建坪11坪余の書斎兼茶室です。

    柱、建具、畳の殆どが三角形や菱形等の独創的な建物です。

  • 色鮮やかなモミジ<br /><br />三楽亭の庭の眺めです。<br />

    色鮮やかなモミジ

    三楽亭の庭の眺めです。

  • しだれ桜の紅葉<br /><br />古民家みそ蔵の裏です。<br />

    しだれ桜の紅葉

    古民家みそ蔵の裏です。

  • 集古館<br /><br />白壁と張り瓦の美しい土蔵造りの建物はもともと飯米蔵でした。<br /><br />現在は、歴代当主の収集した美術品などが展示されています。<br />

    集古館

    白壁と張り瓦の美しい土蔵造りの建物はもともと飯米蔵でした。

    現在は、歴代当主の収集した美術品などが展示されています。

  • お駕籠<br /><br />安政6年(1860)に五大夫人がお輿入れで使用した駕籠です。<br />

    お駕籠

    安政6年(1860)に五大夫人がお輿入れで使用した駕籠です。

  • 伊藤家大金庫<br /><br />豪農時代の伊藤家大金庫(明治14年製ょです。<br /><br />TV東京の「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ」の番組で、56年ぶりに鍵師によって開錠された話です。<br /><br />大金庫の中からは、書簡、証文、南満州鉄道の株券等が発見されました。<br />

    伊藤家大金庫

    豪農時代の伊藤家大金庫(明治14年製ょです。

    TV東京の「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ」の番組で、56年ぶりに鍵師によって開錠された話です。

    大金庫の中からは、書簡、証文、南満州鉄道の株券等が発見されました。

  • 56年ぶりに扉の開いた大金庫<br />

    56年ぶりに扉の開いた大金庫

  • 光圓寺の黄葉<br /><br />豪農の館を後にし、見事な黄葉のお寺に立ち寄りました。<br />

    光圓寺の黄葉

    豪農の館を後にし、見事な黄葉のお寺に立ち寄りました。

  • 新津へ向かうバス<br /><br />「上沢海博物館前」からバスに乗ります。<br />

    新津へ向かうバス

    「上沢海博物館前」からバスに乗ります。

  • 阿賀野川に架かる羽越線鉄橋(車窓)<br />

    阿賀野川に架かる羽越線鉄橋(車窓)

  • 新津駅に到着<br /><br />豪農の館から新津までは近く、バスは16分で到着します。<br />

    新津駅に到着

    豪農の館から新津までは近く、バスは16分で到着します。

  • 新津を語るステンドガラス<br /><br />新津は鉄道、石油の町だったところです。<br /><br />午後はもみじがやはり見頃な「石油王の館」へ向かいます。<br />

    新津を語るステンドガラス

    新津は鉄道、石油の町だったところです。

    午後はもみじがやはり見頃な「石油王の館」へ向かいます。

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