2016/11/06 - 2016/11/06
33位(同エリア588件中)
かっちんさん
九頭竜川が日本海に注ぐ三国町の三里浜に3年かけて栽培している「花らっきょ」があります。
秋になると一斉に花を咲かせ、らっきょう畑が紫色の絨毯になります。
三国湊は江戸中期に北前船交易で物流の一大集積地としてにぎわい、廻船問屋や商店が軒を並べていました。
今でも三国独特の建築様式「カグラ建て」の建物が残っており、往時の面影を想像することができます。
福井と三国を結ぶ「えちぜん鉄道」は、2016年3月から福井鉄道と相互直通運転を始め、新型の超低床車両「キーボ」が走っています。
今日は、らっきょうの花、三国湊の町並みを訪ね、「キーボ」の新型車両に乗ります。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- タクシー JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
えちぜん鉄道 福井駅
ここから鉄道で三国へ出発します。 -
福井駅ホーム(えちぜん鉄道)
JR福井駅の隣にあるホームは将来北陸新幹線のホームになるところで、今はえちぜん鉄道が借りています。
では、三国港行きの電車に乗ります。 -
路線図(えちぜん鉄道)
えちぜん鉄道には、福井から日本海に面する三国港へ向かう「三国芦原線」と、福井口から分かれる「勝山永平寺線」があります。 -
仮の線路(えちぜん鉄道)
福井口の手前で、線路が新幹線高架橋から地上に下ります。 -
女性アテンダント(えちぜん鉄道)
無人駅が多いので、車内で乗車券の販売や沿線案内などを行っています。 -
一日フリーきっぷ(えちぜん鉄道)
土休日に鉄道全線が乗車できるフリーきっぷ1,000円を利用しています。
隣の特別補充券は珍しいので、アテンダントさんから安い区間を売ってもらい、記念に持ち帰ります。
きっぷを置いた座席には何やら「8」のような文字が見えます?? -
九頭竜川橋梁(えちぜん鉄道)
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大関のコスモス畑(えちぜん鉄道)
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イチオシ
シンボルマーク(えちぜん鉄道)
E-Lineの「E」をデザインしています。 -
三国駅(えちぜん鉄道)
福井駅から47分で三国駅に到着します。 -
空き缶を利用したSL
駅前にあります。 -
三国西校口バス停
このバス停から三里浜のらっきょう畑が近いのですが、バスの便がほとんどありません。
仕方なく三国駅からタクシーで向かいました。 -
道の駅「みくに」
三里浜に「道の駅」と産地直売「ふれあいパーク三里浜」があります。 -
花らっきょ
三里浜の花らっきょは2回の冬を越した6~7月に収穫するため、身が締まり、繊維も細かく、ソフトで歯切れのよい食感になります。
全国唯一の「三年子栽培」です。
秋に花を咲かせ、根と茎の両端を切り落とすことを方言で「はなを切る」ということから、「花らっきょ」の語源になったと言われています。 -
らっきょうの花
砂地が一面に広がる三里浜にらっきょうが植えられ、紫色の花を咲かせます。
花は毎年10/下旬~11/上旬が見ごろで、今日は11/6です。 -
らっきょう三昧の昼食
「らっきょチャーハン」と「らっきょの天ぷら」です。
我が家ではらっきょうをご飯のお供 程度しか食べていません。
らっきょう入りのチャーハンと天ぷらはそれなりの味です。 -
広大ならっきょう畑
道の駅から九頭竜川の鉄橋に向かって歩いている途中に、満開のらっきょう畑を見つけました。
定期的に自動で水を撒き始めるので、濡れないように注意が必要です。 -
イチオシ
紫の絨毯になる「らっきょうの花」
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らっきょうの花
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福井県一の大河「九頭竜川」
歩いて三国湊に戻っています。 -
橋から眺める三国湊
三国湊は江戸中期に北前船交易で物流の一大集積地としてにぎわい、廻船問屋や商店が軒を並べました。 -
森田家住宅
三国湊の町並みに入り、歴史的建造物を見ながら散策します。
森田家は戦国時代に三国湊を代表する問丸となり、幕末から明治にかけて大廻船問屋として活躍しました。
明治期に銀行業と倉庫業に転じ功績を残しています。
下屋のむくりのついた銅板葺が見事です。 -
イチオシ
いくつもの屋根の重なる建物(森田家)
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二面が窓の建物
看板「蒔絵塗物 仏壇師」が入口に掲げられています。 -
宮太旅館
もともと回漕業を営み、明治の初めに旅籠屋だったところです。
三国独特の建築様式である「カグラ建て」が道路に面しています。 -
イチオシ
石垣アート
空き地の奥が崖になっていて、そこに美しい積み方の石垣があります。 -
袖うだつのある建物
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みくに園
江戸後期に建てられたと言われている町家を利用して、古くからの町家の雰囲気と共に盆栽の魅力を発信しているところです。 -
盆栽のお店(みくに園)
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元三国大野屋
越前大野藩が財政の窮乏を救うため「産物会所(商社)」を起業した大野屋のうちの一つです。
家屋の形態は三国独特の典型的な「カグラ建て」です。 -
現在は海産物の商店(元三国大野屋)
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旧森田銀行本店
三国湊を代表する豪商・森田家が明治半ばに創立した銀行の建物で、大正9年に建てられました。
県内に現存する最古の鉄筋コンクリート造建造物で、外観は西欧の古典主義的デザインです。 -
ワンちゃんみたいな壁面(旧森田銀行)
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玄関のひさし(旧森田銀行)
ひさしはアルミ鋳物で復元しています。 -
カウンター(旧森田銀行)
壁から室内中央のカーブまで、約7mのケヤキ一枚板です。 -
マーブル仕上げの円柱(旧森田銀行)
一見、大理石に見えますが鉄筋コンクリートの柱に漆喰を塗り、模様をつけています。
マーブル仕上げという左官の技を持つ人は、現在日本にはいないそうです。 -
窓上部の象嵌(旧森田銀行)
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窓の開閉装置(旧森田銀行)
紐を引っ張ると窓が連動して開閉します。 -
書棚(旧森田銀行)
戸は松の一枚板、把手は七宝焼(復元)、内部に貼られた布地は更紗です。 -
花綱飾りの彫刻(旧森田銀行)
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素晴らしい寄木板張り(旧森田銀行)
会議室の床は寄木板張り仕上げ、腰板の模様は木の象嵌の技法で作られています。 -
旧大木道具店
主屋の1階はガラス窓で開口を大きく開けた店を構えており、玄関脇には腰を笏谷石(しゃくだにいし)としてショーウィンドウを備えています。
2階には3面にわたって上げ下げ窓が並んでいます。 -
イチオシ
旧岸名家
建築様式は妻入りの建物の前面に平入の下屋がついている三国独特の「カグラ建て」です。
江戸後期に建てられ、明治大正昭和の時代にあわせて改造された建物は、国登録有形文化財となり、現在一般公開されています。
玄関に戸を上げ下げする蔀戸(しとみど)があります。 -
車だんす(旧岸名家)
火事や水害のとき、すぐ運び出せる箪笥です。 -
流し(旧岸名家)
笏谷石(しゃくだにいし)を敷いた「とおりにわ」と呼ばれる長い土間に流しがあります。
笏谷石は福井市の足羽山で切り出されたものです。 -
中庭(旧岸名家)
座敷の奥に「せど」と呼ばれる中庭があり、その先に建つ蔵が川まで続いています。 -
みくに龍翔館
三国のさまざまな文化遺産を展示している郷土資料館です。
明治期にオランダ人エッセルがデザインした龍翔小学校を復元した外観です。 -
福井行きの電車
町歩きは時間切れとなり、三国駅から電車に乗ります。 -
イチオシ
超低床車両「キーボ」
途中の鷲塚針原駅から、このカッコイイ電車に乗り換えます。
えちぜん鉄道三国芦原線と福井鉄道福武線が相互直通運転することになり、2016年3月より走り始めた超低床電車です。
愛称は「キーボ」。車体の黄色の「キ」、坊や・相棒の「ボ」、全体で「希望」を表現しています。 -
窓の大きな車内(キーボ)
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運転席(キーボ)
製造メーカは新潟トランシスです。 -
ホームの段差
福井鉄道の路面電車の出入り口にあわせた超低床車両なので、低いホームが別に設置されています。 -
一般・低床車両兼用ホーム
ホームを2ヶ所設置できない駅は、高さの異なるホームになっています。 -
田原町(たわらまち)駅
この駅で、えちご鉄道から福井鉄道へ乗り入れします。
この後、福井駅から金沢へ移動し、北陸新幹線で東京へ帰りました。
らっきょうの花は初めて見たので感動です。
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