東南アジアを陸路で巡る。５０日目　マラッカ　２日目 その２

2014/05/09 - 2014/05/09

中国、ベトナム、カンボジア、タイ、マレーシア、シンガポールを鉄道、バスの陸路旅行記。

エリア マラッカ(マレーシア)

• 旅行の満足度: 4.5

バックパッカーに限らず、海外で日本人の方とお話をする機会が、たびたびある。
以前ヨーロッパの最西端ロカ岬を訪れたとき、
親しくなった年配の女性たちが話題にしていたのが沢木耕太郎の深夜特急のなかでの、フレーズであったりした。

何度も読み返し、影響は受けているが、別になぞっているわけではないが、
時々、交差する。

私はただ、夕日が見たかっただけなのであった。

マラッカ海峡に沈む夕日はとてつもなく大きく赤いと聞いたことがある。

オランダ広場の奥の小高い丘の上にある、セントポール教会に行ってみた。

レンガつくりの古い街並みを見下ろせる。
その向こうには海、マラッカ海峡が見えた。

夕日には少し時間もあったし、
暑い雲が西のほうにあったので、夕日待ちはおあずけ、、、、

夕食はこのマラッカ川を渡ったところにある、
チャイナタウンにいってみることに、

安定感のある、チャイナタウン内の屋台の並ぶフードコートスタイル。

ビールもあるし、安くてあれこれ好きなものを頼めるのがいい。
もう定番になってしまっている。

串焼き、おでんっぽい鍋スタイルの単品やらを、
適当に指さして、頂く。

かなり小さめの蠣を卵やら、唐辛子やらでいためたもの。

蠣の風味がしっかりでており、美味。

オープンカフェスタイルで、甘いアイスミルクティを、、、

濃く香りも苦みもしっかりとした紅茶にコンデンスミルクをたっぷりと
流し込んだものは、普段の生活では敬遠気味だが、

東南アジアでの夕食、飲酒のあとの一杯はどうにも癖になってしまった。

夜な夜な客足の絶えることのない通り。

活気の溢れる笑顔が、あちこちからこぼれていた。

日本の誇る、キャラクター。

川沿いのベンチに座り込み、

ipodからの音楽を聴いていた。

灼けるような暑さを冷ます川風が心地よかった。