スイス観光２０１６　初めてのルツェルン　ピラトゥス山日帰りハイキングの旅

2016/09/04 - 2016/09/04

９月４日
今日は１１：００からハイティンク、１９：３０からムタ―のコンサートがあります。
ハイティンクのコンサートが終わってすぐに支度して、ピラトゥスに向かいました。
さすがに湖船だと時間前に戻ってこれそうにないので、列車で最寄り駅に行って、登山鉄道でピラトゥスクルムに行き、片道３０分のハイキングですぐ隣のトムリスホルンの頂上に登り、ロープウェイとバスを乗り継いで何とか時間前に戻ってきました。

エリア ピラトゥス山周辺(スイス)

• 旅行の満足度: 3.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円未満
• 交通手段: 鉄道 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

ルツェルン中央駅の一番端の１４番線からGISWIL行き１４：１２発に乗ってまずはアルプナッハシュタートに向かいます。ローカルの各駅停車なのにパノラマ仕様です。

１４：２９にアルプナッハシュタートに到着。見ると登山鉄道が登っていきます。まるでケーブルカーのような角度です。

地下道で反対側に出ると登山鉄道の駅舎が見えます。ピラトゥスのシンボルはドラゴンです。登山鉄道やケーブルカーにもイラストが描かれており、職員もドラゴンのイラスト入りの上着着用。チケット売り場の横にお土産物屋さんがありドラゴンとピラトゥスの絵本があったのでパラパラめくったが、ドイツ語なのでわからなった。イラストだけを元に想像すると、オスのドラゴンとメスのドラゴンが居て、オスのドラゴンは人を襲い、メスのドラゴンは人を助けた、といった感じ。登山鉄道とケーブルカーのコンビチケットが７２CHFのところ、トラベルパスを見せて半額の３６CHF。

土産物屋さんの前にあった、ロッヒャー式のラックレールの模型。
世界唯一だそうです。最大４８０パーミル、つまり１０００メートル進むと４８０メートル上がるので線路が壁みたいに立ちはだかります。

ピラトゥス鉄道の車両。形は完全にケーブルカーですが、これが自走しているなんてやっぱりすごい。
次の発車は１５：０５発ということで４０分ぐらい待ちます。ロッヒャー式のラックレールのせいで、車両は連結されておらず、単独で動いているが、５両ぐらいがまとまって帰ってきました。

反転はできないので、１両ずつラックレールごとスライドさせていました。

ドラゴンのイラスト入り。

発車直後。湖がきれいに。

まさに壁です。
この車両、モータのうねりがまるで旋盤みたいな音で独特でした。

５００メートルぐらい上がってきました。

途中の退避場所もレールをスライドさせて方向を変えていた。

途中の景色。確かにアイベックスが出てきそう。

約３０分でピラトゥスクルムに到着。風が強く体感温度が低く感じる。こんな時に限って上着を持ってこなかった。昨日は半袖でも暑すぎたため、いらないと思っておいてきた。

ピラトゥス展望台 山・渓谷

とにかくトムリスホルンに向かいます。トムリスホルンまで標識によって片道５０分とか、４０分とかいろいろ書いてあります。ガイドブックは３０分とあったが。

ちょっと雲が低く垂れこめていますが、アルプスの峰々が見えます。

オーストリアのキッツスタインホルンに行ったときのことを思い出しました。まあオーストリアすぐ隣なので同じアルプスを反対から見ているだけですから同じなわけです。

後ろを振り返って登山鉄道駅を見たところ。

登山鉄道が下っていきます。やっぱりケーブルカー並みの角度

１５分位歩いて階段が出てきました。確か最後に階段がると書いてあったのでほぼ到着したと思ったら、大変なのはここからでした。

距離感つかみづらいですが、あのとんがりの先っちょの十字架のようなものが建っているところが目的地。

ここからの道は岩が荒く削られていて、とんがっっていて、靴床のしっかりした靴でないと歩きずらいです。

空気は澄んでいますが、雲が低いのが残念。

一歩一歩足を着くところを確認しながらでないと危ない。

悪路と格闘すること１５分、階段というか、岩を階段状に削ったサミットの入り口に来ました。

ようやくサミットに到着。
誰もいません。独り占めです。

十字架のようなものは方角を差しているだけ。

あれが登山鉄道乗り場。あそこから歩いてきたわけです。

ルツェルン方向

３６０度写真とビデオを撮って終了。この間誰も登ってきませんでした。そういえば、来る途中にすれ違ったハイカーは２０人ぐらいです。３０分ぐらいかかりましたが、みんなこっちまではこないみたい。登山鉄道駅には数百人いましたが。

残念ながら雨が降ってきました。というか雲が下がってきて中に入った感じです。風も強くなってきたので急いで戻ることに。
下りで雨が降ってくるとさらに歩くのが困難に。ごつごつの岩は体重がかかって痛さ倍増、丸まった石は滑りやすくなります。一応ワイヤーでガードされていますが、転んで滑ったら断崖真っ逆さまです。

何とか展望台まで戻ってきました。帰りはケーブルカーで帰ることに。

ここで雨が強くなってきました。どうやら天気が悪いのはサミットだけでなく、天候が悪くなったようです。明日は雨と言っていましたが、今日は降らないはずだったんですが。

このゴンドラは大型で、４０人ぐらい乗れそうです。これで約５００メートル下ります。

次に別のケブルカーに乗り換えますが、ゴンドラが小さく４人しか乗れないので、１００人ぐらいの待ち行列ができています。このゴンドラはスキーのリフトのようにどんどん来るやつなので１５分くらいで乗れました。ここで雨風が強くなって、横殴りの雨でゴンドラが大きく揺らされます。

やっぱり５００メートルぐらい下って次の駅に到着。自動でドアが開くので、ここでまた乗り換えかよ、と思ったらここはそのまま最終地点まで行けるそうです。一旦降りたところ、係員から再度乗るように言われます。

街が見えてきました。

地上は小雨になっていました。
ケーブルカーの駅から５分くらい坂を下りてバス停に向かいます。

バス停にバスは１５分間隔と書いてあります。バスは２両連結で見た目はトラム。
１５分くらいでルツェルン中央駅前のバス停に到着。

何とかシャワー浴びて着替えてコンサートに間に合いました。
明日はティトゥリスに向かう予定です。

今回の経費です。
鉄道とバスはトラベルパスで無料。ピラトゥス登山鉄道とケーブルカーのコンビチケットが７２CHFのところ、トラベルパスを見せて半額の３６CHF。
総計３６CHFです。