旭川を楽しむコツ３つ、夜は「三四郎」で酒肴三昧

2016/06/27 - 2016/06/29

「旭川の目玉は旭山動物園にあらず」と言っても、まだ動物園には行ったことがないのだが。
それよりも、旭川を「旭川らしく堪能」するためのポイントがあることを知った。

旭川の街自体はこれと言った特徴は無い。ラーメンを味わうには事欠かないが、他には特に何もない。
そこでまず、ポイントの一つは「レンタカー」。
車を借りて美瑛や富良野、或いは層雲峡方面へ半日かけてドライブするのがお薦めだ。
自然の美しさもこの二つのエリアは別々の特色を持っているし、一流のグルメも楽しめる。
それになんと言っても運転しやすく周りの景色はどこまでも美しい。ドライブは本当にお薦め。

そしてポイントその２は、日帰り温泉を楽しむ。
いっそ近場の層雲峡温泉や旭岳温泉に泊まってしまえばいいのでは、という気もするが、あえて
温泉ホテルには泊まらず旭川にとどまりたいのであれば、この方法はお薦めのパターン。
今回訪れたのは東神楽にある「花神楽」という温泉ホテル。日帰り入浴なら確か６５０円程度で
楽しむ事ができる。
旭川空港から車で２０分くらいかな。なかなかの生い茂った森の中の道路を走っていくので
途中「本当にこの道を行けば温泉ホテルがあるのか」と不安になったりした。
でも本当にあった。新しくて綺麗な建物。朝の１０時半にはとても静かだった。
ホテルの周りは森のように新鮮な景色。何も文句のつけどころがない。
温泉も気持ちよかった。待合室は何箇所かあり、畳の部屋もロビーのソファーも使える。
ここは宿泊も出来るのだが、私たちは旭川市内のホテルを取ってあったので、今回は温泉だけ。

ポイントその３は「居酒屋三四郎」。
夜の盛り場から少し外れた辺りにあるオンボロ酒場だが、近くまで寄ると中から溢れる熱気が
感じられる。生きている酒場という感じだった。
グルメ系のテレビ番組でも取り扱われたせいだろうか、店内はほぼ満席のまま回転していた。
日本酒ソムリエの資格を持つ女将さん。かつては食事メニューはかなり少なかったはずだが、
今回はメニューの幅をウンと広まっていた。日本酒を堪能できる事は知っていたけど、正直
品数を増やした肴には期待していなかった、が、これが間違い。美味しかった。本当に。
単品ごとの値段は高いわけじゃないけど、美味しくて食べやすい上、お酒のバリエーションが
秀逸なため（あっさりコク系が多いような、或いは自分たちがその手のものを選んでいたか）、
気持ちよいほど飲めてしまう。ゆえに、お会計はけっこうな額になってしまった。
ここは予約必須。それも１週間前くらいには入れておいたほうが安全です。

大分飲んだけど、翌朝はこれと言って二日酔いも無かった。不思議。
翌日からはレンタカーで道東巡りに出発。
旭川の短い滞在は、「美味しい時間」で埋め尽くされた。

エリア 旭川(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 3万円 - 5万円
• 交通手段: レンタカー
• 旅行の手配内容: 個別手配

旭川市のゆるキャラ。大雪山と橋、腕からはラーメンがぶら下がっています。
旭川空港にて。

今回借りた車はこれ。旭川近郊から道東一周。実に１０００キロを走りました。ちなみにトータルのガソリン代は６０００円。安いですねハイブリッド。

可憐な草花たちが咲き乱れていました。こういう景色に心癒されます。

旭川空港から２０分で東神楽にある「花神楽」に到着。
うっそうとした森を抜けて、この建物を見たときにはホッとしました。

庭を整備している最中でした。ちょっとした心遣いでしょうが、こういう綺麗な庭を見ただけでも良いホテルだな、と思ってしまいます。

旭川市内に戻って。この日は小雨が降ったりしてやや寒い。夏への過渡期でした。

買い物公園はあまり混んでいませんでした。向こう側が旭川駅になります。

駅前交番の前にはこんなパトカーが。。。てか、パトカーの展示、なわけないですよね。どうしてだろう。なぜか展示ぽく見えるんですよね。交番の建物が可愛らしいからかな。
確かエンジンかかってたと思います。

旭川駅にて。旭山動物園の宣伝ですよね。ペンギンの群、可愛すぎです。
動物園もそのうち行かなくちゃ！

宿泊したのはコートホテル。駅からすぐ近くです。

どうってことのないホテルだけど、逆にマイナス点も特にありませんでした。
寝るためだけのホテルなので、ベッドの寝心地とフロントの対応さえよければ問題ないように思います。
今回我が家の車はホテルのパーキングに入らず、並びの有料駐車場に入りました。

さて、夜になってお待ちかねの「独酌三四郎」です。
なんとも言えない古臭い建物ですが、中の熱気は外にまで溢れていました。
うるさい訳じゃないんですけど、ライブ間溢れる雰囲気なんです。

入り口はこんな感じ。上と同じ時間に撮ったのに、明るさぜんぜん違いますね。
看板の文字、よく見たら可愛らしいです。

まずは冷えたビールと北海しま海老で乾杯！
今日一日の楽しい疲れの締めくくりです。美味しいー！

焼いた若竹。お勧め聞いたらこれが出てきました。
そして竹の子苦手な私でも美味しくいただけました。コーンのような風味です。

お豆さん。突き出しだったと思う。ビールによく合う美味しい小鉢でした。

三四郎名物の「新子焼き」って、なんだろうと思ったら若鶏ってことらしいのですが、あってますか？実が柔らかく炭火の香ばしさとしょっぱすぎないタレの味が美味く絡んで絶妙でした。

タコ刺。このタコはまじで美味しかった。甘いし食感もちょうど良いし。タコ刺頼んだの初めてなんだけど、さすが北海道！

だんだん手元が怪しくなってきています。日本酒何杯飲んだのかな。
するする入っていくんですよ。好みの味を頼みやすいように、簡単メニューにも美味しいお酒とそれぞれの辛味の強さが書いてあって選びやすい。それ以外にも大きなメニューがありますが、見てもわからないのでお店の人に任せます。いずれのバリエーションもさすがでした。

何かのぬた漬？です。美味しかった〜、ぬたなんて今まで食べたいと思った事なかったけど、美味しかったんですよ。みためザックリしてるけどね。

記憶に無いけど、見たところタコ串ぽいですね。タコは刺身が美味しかったから流れで頼んだんだろうな。

この豆腐も美味しかった！最近はどこの居酒屋でも美味しいお豆腐出すようになりましたね。旭川のお豆腐は大雪山の美味しい雪解け水で作ってるのでしょうか、味のクリーンさがぴか一でした。

ぬたが美味しすぎて、もういっぴん、別のぬた漬。もう、これがなんだったかなんて全く覚えていません。ただ覚えているのは「これも美味しかった！」と言うことだけです。