2013/07/15 - 2013/07/15
342位(同エリア648件中)
マローズさん
[四国一面白い避暑廃墟]
三好市西祖谷山一の観光地、かずら橋出口(南袂)から道路を上がって行った所に10年ほど前まで、迷路洞窟である「お山公園洞窟」があった。富士観光?が尾根の地下を迷路状に掘りぬいて、「天国」と「地獄」巡りができるよう、昭和51年10月開業した。
洞窟入口で入園料を払い、中央隧道を車で抜け、先の駐車場に駐車。
中央隧道を挟んで「天国巡り洞窟」と「地獄巡り洞窟」がある。それぞれの洞窟は迷路状になっており、前者はまず、右手の支洞に黄金に輝く「お山大仏」が鎮座する。平成5年に安置されたもので、像高は、3メートルはありそう。両側の壁面にはずらっと仏像や天狗の像が並んでいる。
その先からは主に、男女の和合(まぐわい)をマネキンや木像によって表現しており、四角い覗き穴から見るようになっている。男根を模った巨大な像や、陰毛まで再現した女性のマネキンもある。一応子供でも入園できるが、自主規制で画像添付は遠慮する。
洞窟の総延長や見応えという点では「地獄」の方が、巡り甲斐がある。次から次へ、支洞から支洞へと、グロテスクなシーンが展開する。妊娠・出産を繰り返しながら我が子を食らう女、釜ゆでされる下半身のみの女、局部が肥大化して立ち上がれない男、鬼に腹を裂かれて腸が飛び出している老婆、手首がまとわりつく不動像、河童に途中まで食べられた人間、首や手足が散乱している血の池等々。
メイン隧道を抜けた先は公園となっており、鯉の泳ぐ池や小動物園、休憩施設等があった。各種石像群の中には、なぜかドナルドダックらしきものもある。
閉園後は入口には高さ2メートル半位の門が設置されているため、「車では」入園できない。しかし徒歩でなら可能。それにこの地(通称「お山」)の開拓の祖、恵伊羅御子(えいらみこ)の墓や熊野十二社を祀る地へ行くには、園内を通る必要があるため、地権者はそれを妨げてはならない。
その小径入口は正面入口右手にある碑の右だが、踏み跡程度。砂防ダム右から植林帯へ上がる。数分で上流の沢を渡渉すると園内のコンクリート道に出る。
洞窟へは駐車場跡側入口から入る。中の照明はないから懐中電灯は必須。冷気でカメラのレンズが曇るため、曇り止めを塗った方がいいかも知れない。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- 交通
- 3.5
- 交通手段
- 自家用車
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中央隧道入口
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水槽右側が上り口
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上流の沢を渡渉
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隧道出口上の水路沿い通路
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ドナルドダック?と布袋
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天国巡り入口
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閉園後も輝きを失わないお山大仏
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入口から入った所
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地獄巡り入口
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我が子を殺した罪で、子供を産むたびに食らう母親と、食物を粗末にした罪で、杵でつかれ、身体をバラバラにされる地獄。
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高さ10尺の閻魔大王像
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天塔鬼に斬られようとする女の亡者
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地獄釜から女性の下半身が出る
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人血酒や人肉を食らう「鬼の食卓」
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手首が這う不動明王
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乱用罪と不敬罪の地獄。性に関すること。
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晒し首に首ったけ
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上半身や下半身、手足、首が浮かぶ血の池地獄。
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人肉をさばく料理人と、人間の手足を食らっている鬼たち
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雌河童の食いかけの人間
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達磨大師か
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平家の落人が琵琶を弾いていた琵琶の滝
琵琶の滝 自然・景勝地
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かずら橋。平家落人が架けたのに始まるかずらで編んだ橋は、水面からの高さ6〜7メートル、長さ56メートル。大正12年、一旦針金の吊り橋に変わったが、そののち、観光の目玉にするため、復元された。
祖谷のかずら橋 名所・史跡
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