2016/08/08 - 2016/08/08
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j-ryuさん
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☆旅行記と言うよりは日々の徒然写真ってことで久々に『福島・四季・彩々のPart58』としてUPします。
仕事柄、年一の冬休み以外はまとまった休みは取れないので中々遠出はできませんが、短い自由時間ならけっこう取れるので近場中心に小まめに歩き回っています。
でもさすがにネタがマンネリ化(^_^;)。
そりゃ福島にだって花のテーマパークもあればお祭りや花火大会だってありますが一応基本コンセプトが福島の自然なので、なるべく人工的なものや有料施設は除外しています。
確かにテーマパークや公園の花は豪華で鮮やかで美しいけど有料なら美しくて当たり前だし写真的にも断然見栄えがします。
でも野の花は多少地味でも人間の都合などまったくお構いなくあるがままに悠然と花を咲かせます。その媚びない姿も素敵だと思います。
自生する場所の知識や情報は少しずつ増やしていけますが、
同じ花、同じ場所でも毎年開花時期や見頃が違ってくるので積み重ねたデータとその年の気象を考慮し一番美しい時期を予想しなくてはなりません。
いくら予想してもまだ開花していなかったり、既に終わっていたりと無駄足を踏むのもしょっちゅうです。
でも一番の見頃に出会えたときの喜びは何事にも変え難い嬉しさ感動があります。
渓流や滝もまた野の花と同じで、季節、天気、時間が違えば同じ景色にはけして出会えません。
その時にしか出会えないまさに一期一会の瞬間です。
だからこそ、そこに人知が及ばない無二の感動があるのでしょうね。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
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-
☆ノカンゾウ( 野萓草/ユリ科.ワスレグサ属)
今年も近くの田んぼの土手や農道脇でノカンゾウが見頃を迎えました。
ノカンゾウ( 野萓草/ユリ科.ワスレグサ属)は本州以南の
やや湿り気のある野原や土手などに自生します。
ワスレグサ属の他にキスゲ属、ヘメロカリス属という括りもあり
ニッコウキスゲやユウスゲ、ヤブカンゾウなどの仲間で
一つの花は一日で萎んでしまう一日花です。 -
☆ノカンゾウ( 野萓草/ユリ科.ワスレグサ属)
ノカンゾウは主に里地に自生するため人間の影響を強く受けます。
草刈によってノカンゾウの明るい環境は維持されますが
それは両刀の剣でもあって、ノカンゾウ自身も刈り取られる危険性があります。
そのせいで毎年当たり外れがありますが、今年は当たり年でした(^^♪。 -
☆ノカンゾウ( 野萓草/ユリ科.ワスレグサ属)
ノカンゾウに良く似た花で八重咲きのヤブカンゾウがあります。
ノカンゾウが日本原産なのに対しヤブカンゾウは中国原産で古い時代に渡来しました。
今や場所によっては殆どがヤブカンゾウという有様
なぜか生きるのが不器用な日本原産のノカンゾウは14都道府県では絶滅危惧種に指定されていて特に佐賀、熊本、大阪、石川では絶滅危惧種?類で風前の灯状態です。
当町でも9割9分がヤブカンゾウという有様です(ーー)〆。 -
☆ノギラン(芒蘭/ユリ科ノギラン属)
隣り村の山中で今年もノギランを見頃になりました。
図鑑等ではノギラン(芒蘭/ユリ科ノギラン属orキンコウカ科ソクシラン属)
全国の里地〜亜高山のジメ地や裸地化した崖状の場所などに自生するとありますが隣り村の自生地は山道脇であまり水分が多い場所ではなく
それよりロゼット状の葉が下草に隠れないような条件を好むようです。
けして珍しい植物ではないようですが、地味目な花色なので
見落としていたのか、近辺では数が少ないのか
周辺で見つけられたのはこの山だけです。 -
☆カワラナデシコ(河原撫子/ナデシコ科ナデシコ属)
町内の田んぼを望む里山の林縁でカワラナデシコが見頃になりました。
カワラナデシコ(河原撫子/ナデシコ科ナデシコ属)は本州以南に
広く分布し、明るい河原や林縁、草地に自生します。
秋の七草の一つで、撫でたいほど可愛らしいので
撫でし子と呼ばれ、ヤマトナデシコとはこのカワラナデシコの別名です。 -
☆カワラナデシコ(河原撫子/ナデシコ科ナデシコ属)
なでしこJAPANと言えば日本女子サッカー代表の愛称ですが
元代の澤穂希さんが妊娠され来年1月ご出産とか
おめでとうございます。
元気な赤ちゃんが生まれるといいですね(^^ゞ。 -
☆ヤマユリ(山百合/ユリ科ユリ属)
今年も里山がヤマユリの甘い香りに包まれました。
ヤマユリ(山百合/ユリ科ユリ属)は山林や野原などに自生し
草丈が1m〜1m50cm花径は20cmにもなる世界最大級の大型ユリです。
日本を代表するユリですが、自生地は近畿以北〜青森(北陸は除く)に限られ
近畿では数が少なく、京都で野生種は絶滅したと言われてます。
私の地域で山に咲くユリと言えば黙っていてもヤマユリを指すほど
ごく普通に見られるユリですが、思いのほか分布域が狭いのは不思議です。 -
☆ヤマユリ(山百合/ユリ科ユリ属)
日本は世界有数のユリ大国ですが
ヨーロッパではシーボルトがテッポウユリを伝えるまで白いユリと言えば
地中海沿岸、バルカン地方、パレスチナ地方、コーカサス地方などに自生していた花の小ぶりなニワシロユリだけだったそうです。
白いユリは純潔、清廉、潔白の象徴として聖母マリアの花として大切にされてきましたが
シーボルトがテッポウユリを伝えてからは寒さ厳しい欧州北部のオランダ、ベルギーなどでも栽培が容易なためあっとういう間に広まり、ユリと言えばニワシロユリのことだったのがヨーロッパ産のニワシロユリをマドンナリリィと区別し
日本産の白いユリをイースターリリィと呼んだそうです。
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☆ヤマユリ(山百合/ユリ科ユリ属)
その後ヤマユリが1873年ウィーン万博で日本の他のユリと共に紹介され
花の白さ大きさ華やかさに人気が沸騰し、タモトユリやテッツポウユリなどとかけ合わせれ欧州人(キリスト教徒)好みのより純白でより豪華なカサブランカや
美しいオリエンタルハイブリットユリが次々に開発されてきました。 -
☆キキョウ(桔梗/キキョウ科キキョウ属)
田んぼの土手や里山の林縁でキキョウが見頃になりました。
秋の七草の一つキキョウ(桔梗/キキョウ科キキョウ属)は
花付きの良い園芸品種が公園や家庭の庭にも植えられているので
見かける機会は多いと思いますが
野生種は激減していて、なんと42都道府県で絶滅危惧種や
希少種に指定されています。
-
☆キキョウ(桔梗/キキョウ科キキョウ属)
野生種は園芸種に比べると1株当たりの花数は少ないですが
逆にその方が素朴で風情があると思えます。
古来より日本人に愛され万葉集の中で「朝貌の花」と表記されているのは
桔梗とする説が最も有力なんだそうで
そんな由緒ある花が絶滅の危機なあるなんて寂しい限りですね。 -
☆クサアジサイ(草紫陽花/アジサイ科クサアジサイ属)
自生地は資料によっては関東以西とありますが、宮城県以南でみられ
福島県でも里山や低山の湿った林縁・林床で普通に見られます。
他のアジサイが低木であるのに対しクサアジサイは草本で
冬は地上部か枯れてしまいます。 -
☆クサアジサイ(草紫陽花/アジサイ科クサアジサイ属)
華やかさはありませんが、装飾花はわずかに紅がさし楚々として風情があります。 -
☆クサアジサイ(草紫陽花/アジサイ科クサアジサイ属)
他のアジサイ類は葉は対生ですがクサアジサイは互生です。
葉は広被針形で先は尾状にとがる。淵に鋸歯があり両面に毛がある。
花序の中心に両性花が集まって咲き、その周囲を装飾花が疎らに付きます。 -
☆シデシャジン( 四手沙参 /キキョウ科シデシャジン属)
近くの里山でシデシャジンが見頃になりました。
シデシャジン( 四手沙参 /キキョウ科シデシャジン属)は本州以南の
林縁や森に広く分布しますが自生地は限定的で
目にする機会は少ないと思います。秋田や鹿児島は自然豊かだと思いますがなぜか絶滅したとされています。
福島県では絶滅危惧種の指定はされていませんが自生地はあまり多くありません。
この里山を管理する地域の人はその貴重さを認識していないようで
毎年のように他の雑草と一緒にされ6割がた刈り取られてしまいます。
それでも毎年花を咲かせるのですから、けして弱い植物ではないようです。
ある程度管理されないと生きていけない里地里山型植物の宿命ですが
里山さえ保持されれば、来年もきっと美しい花を咲かせてくれることでしょう。 -
☆シデシャジン( 四手沙参 /キキョウ科シデシャジン属)
シデシャジンの草丈は80cm〜100cmと細長く
単独ではあまり自立せず他に寄りかかるよに成長します。
花径は1.5cmほど細いリボンがクルクルとカールしたような個性的な花ビラは
とてもキキョウの仲間には見えませんが
他のキキョウ科と同じように花ごと散る(萎れる)合弁花です。
四手とは神前にささげるリボン状の紙飾りや
神主さんがお祓いに使う紙かざりのことで
沙参はツリガネニンジン(キキョウ科)の中国名です。 -
☆ハナイカダ(花筏/ハナイカダ科ハナイカダ属)
シデシャジン咲く里山ではハナイカダが独特の姿で
漆黒の実を付けていました。
ハナイカダは北海道南部〜九州、中国に分布し、雄木と雌木がある雌雄異株の落葉性低木です。
春に葉の真ん中を縦に走る葉脈(主脈)上に数輪の花を咲かせます。
一見、葉の上に花が乗っているようですが、実際は主脈と花の軸が癒着した姿です。
花色は淡い緑色で径4-5mmと小さく地味ですが葉っぱの上に咲くので
葉を筏に見立ててハナイカダ(花筏)と名付けられました。
雌木には花後に1枚の葉に黒い果実が1、2個なり、夏に黒紫色に熟します。
感動的に美味しいものではありませんが食べられます。 -
☆トリアシショウマ(鳥脚升麻/ユキノシタ科チダケザシ属)
隣り村の山中でトリアシショウマが見頃になってきました。
トリアシショウマ(鳥脚升麻/ユキノシタ科チダケザシ属)は
主に中部以北〜北海道の夏緑広葉樹林域の林縁・草原などに自生します。
芽出しの頃、芽が鳥の脚のような形をしているので付いた名前のようですが
他の仲間も似たような芽出しなので、この形状だけで判別は難しいです。
「升麻(しょうま)」は元々葉が麻に似ているので付けられた中国の薬用名です。
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☆トリアシショウマ(鳥脚升麻/ユキノシタ科チダケザシ属)
チダケザシ属の仲間はどれも良く似ていて見極めが難しいく
中には交雑種ではないかと思われるものもあり
様々な見分け方が紹介されていますが正直見分け辛いです。(-"-)。 -
☆トモエソウ(巴草/オトギリソウ科オトギリソウ属)
隣り村の山あいでトモエソウが咲き出しました。
トモエソウ(巴草/オトギリソウ科オトギリソウ属)は全国の山や野原に広く分布し明るくやや湿った場所に自生します。
草丈は50〜100cm、花は4〜5cmと大振りで金色に輝くシベがとても美しい花です。
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☆トモエソウ(巴草/オトギリソウ科オトギリソウ属)
同じ仲間で中国原産のキンシバイ(金糸梅)やビョウヤナギ(未央柳)などと良く似ますがキンシバイやビョウヤナギが潅木であるのに対しトモエソウは草本で花ビラがやや巴型にねじれるのでトモエソウの名があります。
一つの花は2日くらいしか咲かず、蕾が順繰り開花します。
西日本や日本海側では数が少ないようで25都府県で危惧種に指定され
東京では絶滅し、富山、石川、京都、大阪、香川、山口、福岡、佐賀、熊本、鹿児島では絶滅危惧種?類(最も危機的状況)に指定されています。 -
☆ソバナ(岨菜/キキョウ科ツリガネニンジン属)
近くの里山でソバナ(岨菜/キキョウ科ツリガネニンジン属)が見頃を迎えました。
ソバナは本州〜九州の山地の林縁や渓流沿いなどに自生し草丈は60〜100cmほど、花の大きさは2cmほどです。
蕎麦のような若菜を山菜として食べるので蕎麦菜という説もありますが
山や谷の斜面(岨=そま)に自生するので岨菜が妥当かなと思います。
私の地域でソバナは標高400m〜くらいの山あいに自生しますが
街近くの里山に自生するのはとても貴重です。
佐賀、福岡、山口、千葉では絶滅危惧種?類、東京では絶滅種になっています。 -
☆ソバナ(岨菜/キキョウ科ツリガネニンジン属)
ソバナは仲間のツリガネニンジン(釣鐘人参/キキョウ科ツリガネニンジン)と似ますがツリガネニンジンは里地〜山地まで分布域が広く、
草原、土手、林縁など 明るければ様々な場所に自生し、草丈は大きいものは1.5mにもなります。
花期は晩夏〜秋で雌しべが突出します。
また、ソバナは同じ釣鐘型でも末広がりの富士山型で、
ツリガネニンジンはドーム状の梵鐘型です。
また多くの資料ではツリガネニンジンの花は輪生するとありますが必ず輪生するとは限りません。
ソバナの花色はほぼ薄紫ですが、ツリガネニンジンは白〜紫と多様です。 -
☆コバギボウシ(小葉擬宝珠/ユリ科ギボウシ属
コバギボウシ(小葉擬宝珠/ユリ科ギボウシ属)は日本全土の湿った草原や湿原に自生しとくだん珍しい花ではありませんがこの仲間は古来より鑑賞用にも植えられ
シーボルトがヨーロッパへ持ち帰って以来、寒さ、日陰、病害虫に強く、葉も花も美しいのでパーフェクトプラントととも呼ばれとても人気がある植物です。
今ではホスタと呼ばれイングリッガーデンにはなくてはならない日陰に強い園芸植物としてたくさん逆輸入されています。 -
☆コオニユリ(小鬼百合/ユリ科ユリ属)
雨上がり、里山の池の縁でコオニユリ(小鬼百合/ユリ科ユリ属)が咲き始めていました。
中国原産でコオニユリにそっくりなオニユリがありますが
オニユリの方が草丈が高く花も多く、実がほとんど付かない代わりに
茎に球根のクローンであるムカゴがたくさん付くのが大きな違いです。
コオニユリにも花付きの良いタイプがありますが
私的には花が少ない方が楚々としてお気に入りです。 -
☆コオニユリ(小鬼百合/ユリ科ユリ属)
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☆コオニユリ(小鬼百合/ユリ科ユリ属)
花付きの良いタイプ。 -
☆キオン(黄苑/キク科キオン属)
羽鳥湖高原ではハンゴンソウやキオンが見頃を迎えていました。
キオン(黄苑/キク科キオン属)は北海道〜九州の山地の林縁や草原に自生し
草丈80〜180cmほど、ハンゴンソウ(反魂草/キク科キオン属))と
花はそっくりですが、ハンゴンソウの葉は手型のように分裂しキオンはくさび形(笹型)で分裂しません。
羽鳥湖高原ではハンゴンソウはたくさん見られますが、なぜかキオンはあまり自生していません。 -
☆キオン(黄苑/キク科キオン属)
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☆ハンゴンソウ(反魂草/キク科キオン属)
ハンゴンソウ(反魂草/キク科キオン属)は本州中部以北〜北海道の山地の草原や林縁に自生し花はキオンにそっくりですが、ハンゴンソウの草丈は2.5mにもなり
葉っぱが手のひら状に3〜7裂けているので判別できます。
キオンは草丈1.8mほど、葉っぱは楔形(葉脚の形態を表し鋭角にとがった形のこと)。
同じ場所に混在する場合もあるので葉を見比べると容易に判別できます。
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☆ハンゴンソウ(反魂草/キク科キオン属)
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☆ハンゴンソウ(反魂草/キク科キオン属)
ハンゴンソウの名前の由来はこの葉っぱの形が手招きするよに見え
死者の魂を呼び戻す意味の「反魂」に重ねたと言う説や強い香りがするため 、死者を蘇らせると言う説もありまますがどっちにしても、ちょっとヒネリ過ぎじゃないですか?・・(^_^);。 -
☆ハンゴンソウ(反魂草/キク科キオン属)
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☆オオハンゴンソウ(大反魂草/キク科オオハンゴンソウ属)
ハンゴンソウに似た名前の花に北米産の帰化植物のオオハンゴンソウ(大反魂草/キク科オオハンゴンソウ属)があります。
葉っぱや花色は確かに似てはいますが、花は大きさからしてあまり似ていません。
明治時代に観賞用として導入されましたが北国や寒冷地での繁殖力が旺盛で湿原や高原で繁茂し、群生すると見た目はキレイですが在来種に影響を与えるので特定外来生物に指定されています。
当町でもあちこちの田んぼ脇などで咲いています。
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☆メタカラコウ(雌宝香/キク科メラタカラコウ属)
隣り村の渓流沿いの森でメタカラコウが見頃になりました。
メタカラコウ(雌宝香/キク科メラタカラコウ属)は本州以南の主に深山の
渓流沿いや湿った谷間に自生します。
蕗(フキ)に似たハート形の根性葉から50cm〜100cmほどの
花径を伸ばし、頭状花を多数咲かせますが、舌状花(ハナビラ)は1枚か2枚、申し訳程度にあるか全く無く少々華やかさに欠けます。
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☆メタカラコウ(雌宝香/キク科メラタカラコウ属)
近似種のオタカラコウ(御宝香/キク科メタカラコウ属)(写真下)に比べ
華奢なことから雌宝香と呼ばれます。
花期はオタカラコウは8月下旬〜9月上旬ですが、
メタカラコウは1ヶ月ほど早くより早く7中旬〜8月上旬頃です。 -
☆オタカラコウ(御宝香/キク科メタカラコウ属)
オタカラコウは主に福島県南部〜九州に分布し、深山の谷川や湿った斜面に地生します。
フキによく似た大きな根出葉から1〜2mもの長い花茎を伸ばし舌状花&筒状花を十数個咲かせます(花は2.5cmほど)。
名前の由来は、根茎の香りが龍脳香(宝香)に似てメタカラコウ(雌宝香)より草丈&花が大きいいことから(雄宝香)と呼ばれます。 -
☆フジカンゾウ(藤甘草/マメ科ヌスビトハギ属)
フジカンゾウ(藤甘草/マメ科ヌスビトハギ属)は本州以南の林野に広く分布し
ぱっと見はヌスビトハギ(盗人萩/マメ科ヌスビトハギ属)にも似ますが花がヌスビトハギの2〜3倍ほど大きく見栄えがするので
よく観察すれば簡単に見分けはつきます。
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☆フジカンゾウ(藤甘草/マメ科ヌスビトハギ属)
名前のいわれは花が藤に似て、葉が甘草に似るので藤甘草だそうです。 -
☆ケイワタバコ(毛岩煙草/イワタバコ科イワタバコ属)
近くの里山の崖でケイワタバコ(毛岩煙草/イワタバコ科イワタバコ属)が見頃になりました。
以前はイワタバコとして紹介していましたが茎やガクに産毛がたくさんあるのでケイワタバコとするのが正しいかも知れません。
イワタバコは岩手県にもわずかに自生しているようですが
群生地としては福島県が北限だそうです。
ましてやケイワタバコは多くの資料に関東〜近畿に分布とあったので当地の花はイワタバコだろうと勝手に思い込んでいました。 -
☆ケイワタバコ(毛岩煙草/イワタバコ科イワタバコ属)
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☆ケイワタバコ(毛岩煙草/イワタバコ科イワタバコ属)
福島県にもわずかにケイワバコの自生例があると知り
クローズUP写真を確認したら、あれま!!どれもこれも
見事に毛深いではありませんか(笑)。
こりゃ、どう見てもケイワタバコです。
ただ、ケイワタバコは母種のイワタバコより花期が早いとありましたが
北限だからなのか、当地のケイワタバコの花期はそう早くはありません。 -
☆ケイワタバコ(毛岩煙草/イワタバコ科イワタバコ属)
名前にタバコと付きますが煙草(ナス科タバコ属)とはまったく別もので
岩場に自生しタバコの葉のような大きな葉っぱなのでイワタバコと呼ばれます。
大きな葉っぱは20cmにもなります。
星型の花は基本5角形の合弁花ですがまれに六角形や四角形もあります。
開花して直ぐはキレイな星型ですが花弁がしだいに外側に丸まり
花期の終盤は全体的にて丸っぽい花に見えてきます。
グロキシニア、ストレプトカーパス、セントポーリアなどもイワタバコの仲間なんですよ。
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☆ミヤマウズラ(深山鶉/ラン科シュスラン属)
近くの里山の林床でミヤマウズラ(深山鶉/ラン科シュスラン属)が見頃になりました。
ミヤマウズラは常緑のランで草丈5cm、花茎10cmほど。
全国の山あいに広く分布しますが私の地元ではあまり多くはなくポツポツと稀に自生する程度です。
常緑といっても葉っぱは小さく地味なので花が咲いていないと中々見つけられません。
群馬や千葉では絶滅危惧種?類です。
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☆ミヤマウズラ(深山鶉/ラン科シュスラン属)
薄暗い森で木漏れ日を浴び、透き通るように清らかな薄紅の白い花は
なんとも言えぬ気品がありウズラ(鶉)というよりクリオネかカモメが
森を舞っているようです。
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☆ミヤマウズラ(深山鶉/ラン科シュスラン属)
名前の由来は葉っぱの模様をウズラの羽毛模様に例えたそうですが
ミヤマウズラの葉の模様は一様ではなくあまりウズラ模様に見えないかも。
江戸時代の後期には、「錦蘭」の名で葉の班の美しさや珍しさが競われ
一大ブームがあったそうですが、ブームが去ると忘れさられ
その当時の珍品種はもう存在しないそうです。
昔から日本人は流行に敏感であっても飽きやすい性質は変わらないようです(^^);。
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☆ミヤマウズラ(深山鶉/ラン科シュスラン属)
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☆乙字ヶ滝 ルートマップ
※Googie Mapに加筆。
https://maps.google.com/?ll=37.25759,140.29852&z=14&t=h
7月の旅行記で紹介したばかりの『黄昏の乙字ヶ滝』ですが
そのときは天気が良すぎて残念ながら鮮やか黄昏にならなかったので
今回は出直しです。
乙字ヶ滝は国道118号線、須賀川市と玉川村の境界の旧道・乙字橋の下にあります。
玉川村側に7,8台分の駐車場&公衆トイレがあります(無料)。乙字ケ滝 自然・景勝地
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☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again
我が家から乙字ヶ滝までは車で7,8分なのでアクセス的には楽ですが
仕事持ちの身なので常に夕焼け時に自由な時間が取れるはずもなく、
美しい夕焼けはあっても中々チャンスが合致しません。
前回の訪問以来、夕焼け時に自由時間が取れたので
慌ててカメラを抱え乙字ヶ滝へ。
久しぶりに良さげな夕焼けです。
でも、ここで大チョンボに気付きました。
カメラをデイバックから取り出したら
カメラにセットしてあったのは望遠ズームレンズでした(ーー;)。
なんとワイドをカバーする標準ズームレンズを忘れてきたんです。
夕焼け空を広範囲にカバーするにはワイドレンズが欠かせないのに
そのワイドレンズを忘れるなんて最悪(-"-)。
いくら自宅が近くても往復を出直してくれば最低15分のタイムロス。
一番美しい時間帯を見逃してしまいます。
ま、美しい夕焼けのチャンスはまたあるだろうと、
今回はワイドレンズはあきらめ望遠ズームだけで撮影することにしました。 -
☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again
前の旅行記でも書きましたが
乙字ヶ滝に限らずですが、滝の多くはその成り立ちからして
山間部の谷間にあることが多く、地平線や水平線に沈む夕日との共演が見られる滝はほんのわずかだと思います。
この乙字ヶ滝は平地にある滝なので、比較的条件はいい方だとは思いますが
それでも直接的な夕日とのコラボは見られません。
滝の位置からすると地平線ははるか向こうで手前の森に隠れてしまうからです。
なので夕日狙いではなく夕焼けを狙うしかありません。 -
☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again
乙字ヶ滝で、美しい夕焼けは晴れていればいいとうわけではなく、雲もある程度ないと美しい夕焼けになりません。
夕焼けが雲に反射し、水面にその反射した夕焼けが映り込むのが理想です。
今回は運良く中々いい感じの夕焼けですが
何度通っても理想の夕焼けにはそうそう出会えません(ーー;)。 -
☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again
今年は空梅雨で乙字ヶ滝のある阿武隈川も例外ではありません。
それでも撮影の3日前に久々の雷雨があり水量が少しだけ回復しました。
手前の水溜りは水量が増えたときだけできる水溜りで
夕焼けのリフレションが美しいので、この水溜りがあるときの夕焼けが
撮影の狙い目です。 -
☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again
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☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again
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☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again
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☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again
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☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again
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☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again
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☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again
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☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again
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☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again
この日の夕焼けはまずまずでしたが、真っ赤な夕焼けになるのは年に1回あるかないかで、この程度の夕焼けに出会えたら幸運なほうです。 -
☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again2
翌日も晴天で夕焼けが見られそうだったので
標準ズームレンズを準備し再訪しました。 -
☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again2
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☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again2
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☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again2
この日、西側には雲一つない晴天。
案の定、あまり空が紅くそまりません。 -
☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again2
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☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again2
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☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again2
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☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again2
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☆黄昏の奥の細道・乙字ヶ滝 Again2
日没後も空が紅くなることは無かったので
潔く徹収です。
納得できる理想的な夕焼けにはまだめぐり合えていないで
懲りずにまた再訪したいと思います。
いつも最後までご覧くださりありがとうございます。
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