静岡から富士五湖あたりをめぐって山梨へ行く予定が、あいにくの雨で観光ルートを大幅に変更。<br />久能山東照宮、白糸の滝から静岡・山梨県境を抜けて山梨(都留市)へ行くことにしました。<br /><br />さて、まず久能山。車で直接はいけないのでロープウェーを使います。<br />日本平ロープウェーの駅を目指して車で山道を登ると駅に着きます。<br />広い駐車場に車を止めてロープウェーに乗ります。<br />目指すは久能山東照宮。日光東照宮が有名ですが、ここ静岡の久能山東照宮には家康公のお墓があります。<br />ロープウェーを降りるとすぐそこが東照宮。日光東照宮と比べるとかなり小ぶりですが、建物は金襴豪華。<br />本堂などを見た後、家康公のお墓参り。<br />すぐに終わってしまいました。<br />続いて併設の博物館。これも小ぶりな博物館ですが、徳川家代々の甲冑などが展示してあってそれなりに楽しめます。<br />ところで、この日は雨。傘を差しての見物、写真撮影はなかなか骨が折れます。<br />ロープウェーのスタッフさんに聞いたところでは、この後、日本人そして中国人の団体さんの予定が入っているということ。<br />団体さんが来る前の空いた時間帯で、のんびり見物できてラッキーでした。<br /><br />さて、次の予定は白糸の滝。車で向かいます。<br />滝の手前で大きな駐車場があったので駐車。料金500円なり。高い!<br />そこから歩いて10〜15分。途中のお土産屋さん通りを抜けて石段を降りてゆくと白糸の滝のまん前まで行けます。<br />あいにくの雨で観光客は0。まだ昼過ぎと言うのにお土産屋さんは店じまいを始めているところも。寂しい!<br />雨にけむる白糸の滝で無理やり写真わ撮って観光終了。<br /><br />ここから山梨(都留市)に向かいます。<br />事前の天気予報では山梨はなんと「雪」。この時期(3月中旬)の雪はたいしたことないだろうと高をくくっていたので大失敗。<br />積雪で峠道は圧雪路。当方、2〜3日前にスタッドレスからノーマルタイヤに履き替えたばかり。<br />ゆるーい上り坂を「何とかなるだろう」とあまーい期待で登ってゆくと、滑って立ち往生。<br />引き返そうかとも思ったけれど、都留の旅館で友人と待ち合わせしているので、戻ったところでどうにもならず。<br />しかも、滑って身動きできない。雪は降り続く。進退窮まったか。<br /><br />どうしようもなくなって、加入している自動車保険の保険会社にレッカーを依頼するも、故障ではないので対象にならず、JAFを紹介される。JAFに電話して依頼すると、「雪で込み合っていて、いつになるか分かれません」とつれない返事。<br />JAFが親切に、地元のロードサービス会社を紹介してくれたのでそこに電話すると、「レッカー車が出払っているので、手配してまた連絡します」との不安な返事。<br /><br />まさに打つ手がなくなって、立ち往生のままでひたすら連絡を待つ。雪は降り続く。<br />幸いなことに20分くらいで返信。「レッカー手配できましたので向かいます。1.5時間くらいかかります」との、うれしいような悲しいような連絡をいただきました。<br />ここから先は、峠で立ち往生したまま、降り続く雪のなか、車でひたすら待つだけ。ただ、一時は「どうなっちゃうんだろう<br />」とものすごく不安だったけど、とりあえずレッカーに来てもらえるとのことで、まずは安心。<br /><br />ところが15分くらい後で電話が鳴って、ロードサービス会社から、「峠が積雪で通行止めになったので、行けるかわからない」との途中連絡。<br />「立ち往生した車のレスキューに向かうので通してもらうよう頼んでみるけど」とのお言葉。ひぇーーー。どうなっちゃうの。逆転して不安な状況におかれてしまいました。ここから今度は、安心から不安に逆転した心理状態でただただ待つだけ。<br /><br />20分くらい後また電話「通行止めのところを通してもらえましたので向かいます。1時間以上かかります」との「うれしい」連絡。心理状態が不安から安心に再逆転して待つこととなりました。ここから約1.2時間、ひたすら待ちました。<br /><br />そろそろ着くころだと思った矢先に電話着信。「どこにいますか。場所が分からない」。<br />エーーーー、こっちもナビ画面を観ているだけで何にも目印がないから説明のしようが無いぞーー」<br />なんぞとあれこれやり取りしていましたが、なんとか到着してくれました。アー、やっと助かった。<br />車をトラックに載せて、自分は助手席に乗って、行く予定だった都留市の旅館まで運んでもらうことに。<br /><br />出発しようとしていたら今度はJAFから電話。「依頼をいただいていましたが、お客様は4番目です」とのこと。<br />他のロードサービスに拾ってもらったからもういいよということでお断りしましたが、4番目ということだとしたら、1人1時間として4時間後、1人1.5時間としたら6時間後。もう午後8時頃だったので、4番目以降の人は夜通しこの雪の中、車で待機するんだろうか、と思うと自信のラッキーさを実感しました。<br /><br />そこから約1.5時間。午後9時頃に無事予定していた旅館に着きました。貴重な経験をさせていただきました。<br />パニくってしまっていたので「遭難」中の写真はありません。<br />久能山と白糸の滝の写真を下に張っておきます。<br /><br /><br />

静岡から山梨へ　悪天候で遭難しかけた日

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2016/03/14 - 2016/03/14

512位(同エリア1019件中)

#ドライブ・ツーリング

芝猫さん

静岡から富士五湖あたりをめぐって山梨へ行く予定が、あいにくの雨で観光ルートを大幅に変更。
久能山東照宮、白糸の滝から静岡・山梨県境を抜けて山梨(都留市)へ行くことにしました。

さて、まず久能山。車で直接はいけないのでロープウェーを使います。
日本平ロープウェーの駅を目指して車で山道を登ると駅に着きます。
広い駐車場に車を止めてロープウェーに乗ります。
目指すは久能山東照宮。日光東照宮が有名ですが、ここ静岡の久能山東照宮には家康公のお墓があります。
ロープウェーを降りるとすぐそこが東照宮。日光東照宮と比べるとかなり小ぶりですが、建物は金襴豪華。
本堂などを見た後、家康公のお墓参り。
すぐに終わってしまいました。
続いて併設の博物館。これも小ぶりな博物館ですが、徳川家代々の甲冑などが展示してあってそれなりに楽しめます。
ところで、この日は雨。傘を差しての見物、写真撮影はなかなか骨が折れます。
ロープウェーのスタッフさんに聞いたところでは、この後、日本人そして中国人の団体さんの予定が入っているということ。
団体さんが来る前の空いた時間帯で、のんびり見物できてラッキーでした。

さて、次の予定は白糸の滝。車で向かいます。
滝の手前で大きな駐車場があったので駐車。料金500円なり。高い!
そこから歩いて10〜15分。途中のお土産屋さん通りを抜けて石段を降りてゆくと白糸の滝のまん前まで行けます。
あいにくの雨で観光客は0。まだ昼過ぎと言うのにお土産屋さんは店じまいを始めているところも。寂しい!
雨にけむる白糸の滝で無理やり写真わ撮って観光終了。

ここから山梨(都留市)に向かいます。
事前の天気予報では山梨はなんと「雪」。この時期(3月中旬)の雪はたいしたことないだろうと高をくくっていたので大失敗。
積雪で峠道は圧雪路。当方、2〜3日前にスタッドレスからノーマルタイヤに履き替えたばかり。
ゆるーい上り坂を「何とかなるだろう」とあまーい期待で登ってゆくと、滑って立ち往生。
引き返そうかとも思ったけれど、都留の旅館で友人と待ち合わせしているので、戻ったところでどうにもならず。
しかも、滑って身動きできない。雪は降り続く。進退窮まったか。

どうしようもなくなって、加入している自動車保険の保険会社にレッカーを依頼するも、故障ではないので対象にならず、JAFを紹介される。JAFに電話して依頼すると、「雪で込み合っていて、いつになるか分かれません」とつれない返事。
JAFが親切に、地元のロードサービス会社を紹介してくれたのでそこに電話すると、「レッカー車が出払っているので、手配してまた連絡します」との不安な返事。

まさに打つ手がなくなって、立ち往生のままでひたすら連絡を待つ。雪は降り続く。
幸いなことに20分くらいで返信。「レッカー手配できましたので向かいます。1.5時間くらいかかります」との、うれしいような悲しいような連絡をいただきました。
ここから先は、峠で立ち往生したまま、降り続く雪のなか、車でひたすら待つだけ。ただ、一時は「どうなっちゃうんだろう
」とものすごく不安だったけど、とりあえずレッカーに来てもらえるとのことで、まずは安心。

ところが15分くらい後で電話が鳴って、ロードサービス会社から、「峠が積雪で通行止めになったので、行けるかわからない」との途中連絡。
「立ち往生した車のレスキューに向かうので通してもらうよう頼んでみるけど」とのお言葉。ひぇーーー。どうなっちゃうの。逆転して不安な状況におかれてしまいました。ここから今度は、安心から不安に逆転した心理状態でただただ待つだけ。

20分くらい後また電話「通行止めのところを通してもらえましたので向かいます。1時間以上かかります」との「うれしい」連絡。心理状態が不安から安心に再逆転して待つこととなりました。ここから約1.2時間、ひたすら待ちました。

そろそろ着くころだと思った矢先に電話着信。「どこにいますか。場所が分からない」。
エーーーー、こっちもナビ画面を観ているだけで何にも目印がないから説明のしようが無いぞーー」
なんぞとあれこれやり取りしていましたが、なんとか到着してくれました。アー、やっと助かった。
車をトラックに載せて、自分は助手席に乗って、行く予定だった都留市の旅館まで運んでもらうことに。

出発しようとしていたら今度はJAFから電話。「依頼をいただいていましたが、お客様は4番目です」とのこと。
他のロードサービスに拾ってもらったからもういいよということでお断りしましたが、4番目ということだとしたら、1人1時間として4時間後、1人1.5時間としたら6時間後。もう午後8時頃だったので、4番目以降の人は夜通しこの雪の中、車で待機するんだろうか、と思うと自信のラッキーさを実感しました。

そこから約1.5時間。午後9時頃に無事予定していた旅館に着きました。貴重な経験をさせていただきました。
パニくってしまっていたので「遭難」中の写真はありません。
久能山と白糸の滝の写真を下に張っておきます。