2016/01/23 - 2016/01/24
4位(同エリア137件中)
コージ☆さん
南大東島は那覇から東へ360㎞に浮かぶ小島で,普通の人には,台風情報で名前を聞いたことがあるって程度でしょう
わたしも,大東そばや大東すしくらいしか聞いたことありませんでした…
行く前は「大した見どころはないだろうから,さっと見物してくるかーぁ」と軽い気持ちでしたが,行ってみてビックリ!ダイナミックな地形・人情・興味深い歴史・美味しいサカナなどなど魅力あふれる島でした
約100年前までは無人島だったんですが,八丈島からの開拓団が移り住んできたそうで,八丈島の文化が残っているせいか,沖縄県なのに,沖縄っぽくないところがある不思議な島です
【行程】
◇0日目 金曜夜,那覇入り
◆1日目 那覇発9:35-RAC(琉球エアコミューター)861便-南大東10:40
『ホテルよしざと』にチェックインして昼食後,島内めぐり(大東神社→バリバリ岩→北港→南大東漁港→星野洞→亀池港→集落)
◇2日目 気象台のバルーン打ち上げ→シュガートレイン・集落の散歩→塩谷海岸→日の丸展望台→海軍棒プール→レール跡→秋葉神社→池→旧空港→ビジターセンター→大東神社
南大東16:00発-RAC868便-17:15那覇着→帰京
2日目の旅行記[後編]http://4travel.jp/travelogue/11097665
※北大東島の旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11116209
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
雨の那覇空港,本日の第1便で南大東島へFly!RAC
って一日2便しかないけど…那覇空港 空港
-
機材は,50人乗りのDHC8-Q300
機内でもらったポストカードのヒコーキです -
那覇は雨だけど,360?離れた南大東島はどうだろう?
空の上は,いい天気なんだけど…(当り前!) -
那覇を離陸後50分ほどで目指す南大東島上空
って,あれれ〜?空港の上を通過しちゃったよ〜南大東島 自然・景勝地
-
南大東島を通過して,となりの北大東島上空を飛んで
(ホントは,この島とセットで来たかったので,途中下車したしかったけど…)北大東島 自然・景勝地
-
再び南大東島上空をぐるっと周って
それにしても,池がいっぱいで,いい感じ! -
那覇から1時間で到着〜
6割程度の搭乗率でした -
島ごと南大東村で人口1300人,周囲20?ほどの小さな島にしては,けっこう立派なターミナル
南大東空港 空港
-
到着口には,ホテルのお迎えが〜
「おじゃりやれ」ってなに??おじゃる丸っぽいけど…
「めんそーれ」じゃないんだね〜 -
ターンテーブルなんてありません!
バッゲージは人力です -
この島の名物「ダイトウオオコウモリ」のスタンプ
「こんなもの押して,どうするんだよー?」って,毎度のこと… -
送迎バンには,6名ほど(全員オッサン,わたしが一番若い??)
空港からホテルまで10分弱で到着
意外!4階建てじゃん
※ホテルよしざと
http://hotel-yoshizato.com/ホテルよしざと 宿・ホテル
-
フロント
まだ,お昼前だけどチェックインできた
部屋へ行ったら,まだ清掃中だったけど,このアバウトさがいいねー -
スターにしきのあきら,大竹しのぶ,小島よしお…
けっこう芸能人来てますね〜
秋篠宮さまも泊まられたそうで,写真が額縁入りで飾ってありました
大竹しのぶは,この島が舞台の映画の撮影で泊まったようで
※映画『旅立ちの島唄〜十五の春〜』HP
http://www.bitters.co.jp/shimauta/index.html -
まだ午前中なのに,部屋へ入れてくれたー
小ぎれいでいい感じ -
なんと,便器の前がシャワースペース
ま,シャワー浴びられるだけ有り難いし… -
ホテルのパンフ
おかみさん(右後ろ)が気さく&しっかりもので,「このホテルを選んでよかった!」
もう何年も前の写真だけど,「これからもずーっとこの写真使うよ〜」って,おかみさん自身言ってました
ムムムッ,ノーコメントです…
「お嬢さん3人居るんだー?」って聞いたら,「娘4人だよ」って!参りました…
この島じゃ,子ども4人は普通だそうで -
ちょうどお昼時になったんで,ホテルのはす向かいにある食堂へ
大東そば 伊佐商店 グルメ・レストラン
-
いいね,いいねー!この昭和な感じ
地元の人?作業服着た人や観光客がけっこう入ってます -
何はともあれ,大東そばでしょ!
ソーキそばとも違うし,ほとんど縮れたうどんって感じ(600円)
そばだけじゃ物足りないので,大東ずしセット(1000円)にすればよかった…
そばとすし両方食べるのが“通”っていうか,島の人の食べ方らしいです -
目の前で,おっちゃんが何かしてるー
-
見に行ったら,惣菜などが並んでる〜
これはいい!
でも,システムが分からなかったし,またにしました…
店のメニューに「バイキング」というのがあったんですが,これのことかなぁ? -
ランチ後は,ホテルのレンタカーで島内めぐりへ
ホントは青空の下,風を切ってバイクで走ろうと夢見てたのに,雨が降り出したのでクルマにしました…
おいおい!ガムテープ貼っちゃってるよ〜
塗装が剥げてたり,キズがあったり…一番ボロを割り当てられたような…
そのかわり,ごちゃごちゃ説明だとか,出発前のチェックなど一切ない!
カギだけ渡されて「そらぁ,乗ってけー」って感じが気持ちいいです
(このホテルは,クルマもバイクもチャリも手配してくれるので泊まるには便利!返却時はガソリンを入れなくても,走行距離でガソリン代を払うシステムも便利!って,この島はGSないのかな?)ホテルよしざと 宿・ホテル
-
まず向かったのは集落のはずれにある「大東神社」
旅先では,その土地の神様に御挨拶しなきゃね!
って,最近,自然にそういう習慣になってきた…大東神社 寺・神社・教会
-
いい雰囲気の参道を登る
やっぱり神社って,どの土地でも神聖な空気に溢れてるね〜 -
手水鉢にアルファベットって初めて見た〜
後で分かったんですが,むかしこの島に「東洋精糖」という会社があったそう
で,東洋精糖が奉納して,そのイニシャルのTとSが刻まれたのでは?と思われ… -
どうやら,これが拝殿!?です
亜熱帯のガジュマルに,変わった様式の鳥居って,とっても不思議な感じ
拝殿から階段を登ると本殿があります(登っちゃダメです…)大東神社 寺・神社・教会
-
この神社の境内には,ダイトウオオコウモリが居るって聞いたので,あちこち見まわす
毛がもこもこしてて,顔もカワイイです
↑写真は,ホテルに飾ってあったもの -
キジムナー(妖怪だとか,樹木の精霊と言われている)に出会いそうなガジュマルに,なぜか心惹かれたー
で,ここにダイトウオオコウモリが居るかも?って,目を凝らしたけど,結局見つかりませんでした…
コウモリは夜行性だし,昼間で雨が降ってたら見つからないよなぁ… -
大東神社を後にして,島の北端へ
黄色の輪っかが「バリバリ岩」のあたり,赤い輪っかが「南大東漁港」 -
「バリバリ岩」へ向かいます
ここが入口
手前には,舗装された駐車場完備
10台は停められそうでしたが,この日は,雨でわたしだけ…バリバリ岩 公園・植物園
-
のっけから,岩の迫力に圧倒される〜!
平たい島だと思ったら,こんなダイナミックな岩があるなんてー -
「バリバリ岩」って,巨大な岩の裂け目のことで,鎌倉の切り通しをもっと狭く鋭くした感じ
ネーミングは子どもっぽいけど,オトナも(こそ)楽しめます! -
ちょっとした探検気分で面白い!
-
雨降りだったんで,行く手を阻む水たまり…
-
シューズを濡らしながら進むと…
なんじゃぁ,この風景はー!
巨大な岩の裂け目に,すっくと木が生えてる〜
この岩10mくらいあるかな?バリバリ岩 公園・植物園
-
さらに一人探検隊は進む
穴だ!突撃〜 -
穴の向こうは下り
下から入口の方を見上げた様子 -
下り道は,さらに続くようだけど,雨で足場も悪いことだし,この辺で引き返すことに…
ホントは,ここの空気?から異様な感じを受けてきて,だんだんコワくなってきたんです…
物理的な危険とかじゃなくて,言葉で言い表せないよう感じ…
翌日出会った人から聞いたら,霊感が強い人は,ここに来ると体調を崩したりするそうな…
やっぱり,ここは普通の場所じゃなかったんだーと,納得… -
お次は北港を見てから,南大東漁港へ
崖を切り崩して港への道を造っています -
着いた〜!
実は,この辺は海面からけっこうな高さにあります
この島の周囲は断崖絶壁になっていて,ビーチはないんです南大東漁港 名所・史跡
-
展望ポイントから漁港を見ると圧倒的な迫力!
港に衝撃を受けるって,まずないけど,このスケールとダイナミックな形状は忘れらないものになるでしょう
まだ工事中の箇所もありました -
漁港を上から見た写真
こんな小さな島でこれだけ規模の大きい公共工事をやっているのに驚きー
なんでも,この辺の海域で操業している漁船の避難場所として造っているそう南大東漁港 名所・史跡
-
漁港を後にして少し南下
お目当ての星野洞という観光用鍾乳洞へ
お昼は2時からオープンなので,それに合わせてスケジューリング!?星野洞 自然・景勝地
-
左の小屋が受付
星野リゾートとは関係ないようで,大東観光商事という会社が経営してるそう
入場料800円 -
懐中電灯とタブレットとヘッドフォンを貸してくれて,これをブラ下げながら鍾乳洞を歩きます
ヘッドフォンから聞こえてくるおばちゃんの説明が分かりやすくていいんですが,ちょっと大きくて重い… -
受付を済ますと,「あそこが入口だし,好きに行ってこい!」ってな感じで,自由放任主義です
畑のとなりが入口って,なんか不思議
この下に,驚異の地底世界が広がっているんですねー -
地下へ降りて行きます
右は,帰りの登り用ベルトコンベヤー!?
自動運転のハズなのに,帰りに足をかけても,結局,動かなかった! -
え〜〜!すごいじゃん♪
予想以上のスケールと美しさにビックリ
他にお客さんなしで,この鍾乳洞を独り占め〜 -
マジ・マジ・マジっ!? byヤックン(古〜い)
「小島の鍾乳洞なんて大したことないだろう」ってナメてました… -
鍾乳洞の中のポイントに番号が付いていて,オーディオガイドでそのポイントごとの説明を聞いて順番に歩くと1周できるようになっています
-
島の赤土のせいで,こんな鍾乳石ができるそう
こんな小さな離島なのに,惜しげもなく電気を使ってて,ちょっと心配しちゃいました… -
つららがい〜っぱい
この鍾乳洞を東京近辺に持ってきたら,一大観光地になるハズ
こんな小さな島じゃ,見に来る人も少なくて,もったいないねー -
この鍾乳洞は広さよりも,深さがスゴイです
ビルだったら3・4階はあるでしょう星野洞 自然・景勝地
-
なんか不気味な生き物みたい〜
この鍾乳洞のスゴイのは,スケールや美しさもそうですが,色んな種類の鍾乳石が見られて「鍾乳石のデパートやぁ by 彦摩呂」状態
オーディオガイドのおばちゃんの説明が勉強になります
(今じゃ9割がたは忘れたけど…) -
(鍾乳洞)業界用語で「カーテン」という形
これ作るって,難易度高いでしょう!? -
(鍾乳洞)業界用語で「ストロー」という形
写真の細い方の鍾乳石
ストローだらけ
これだけのスケールと変化に富んだ美しさがある鍾乳洞って,なかなかないでしょう
日本も広いねー -
鍾乳洞にゴミ捨ててるの??
と,一瞬思ったんですが,おばちゃんの説明によると以下のとおり
『この島には高校がないので,子どもたちは15歳になると高校進学のために島を離れる.で,旅立つ時に,記念に泡盛をここに置いていき,20歳になって島へ戻ってきた時に家族と一緒にこの泡盛を開けて飲む』そうな…
ええ話しやぁ〜
この島を舞台にした映画も作られてるそう
見なきゃねっ!
※映画『旅立ちの島唄〜十五の春〜』HP
http://www.bitters.co.jp/shimauta/index.html星野洞 自然・景勝地
-
見事な鍾乳洞を見られて満足!
そろそろ夕方だし,ホテルへ戻ることに
なかなかワイルドな道だね〜
右がサトウキビ,左はフクギって沖縄感いっぱい -
クルマを返して夕食まで集落を散歩
この島のスーパーは,学芸会があると休業だそうな…
ま,こういう文化ってのも面白い -
「石造りの倉庫」は,この島の伝統的?な建物だそう
-
この島いちばんの繁華街!?
スナック,カラオケ,ビリヤード…各種あります -
パチスロ店もありました
そろそろ夕食だから帰ることに -
夕食の時間!
席に着くと,おかみさんの5歳の末娘ちゃんが,おしぼりを持ってきてくれます
ホテルのパンフの写真(上の方に載ってます)の“センター”に居た子
メインディシュは,『ナワキリ』という,この島の名物(詳しくは後ほど)
刺身は,今日獲れたばかりのマグロとサワラが美味い!
お米は北海道産だそうで,これまた美味いのでおかわり
食べきれないほどの料理もいいけど,こういう一品一品が吟味されてる献立っていいね!ホテルよしざと 宿・ホテル
-
↑『ナワキリ』って,こんなサカナ
和名はクロシビカマスで,水深500m前後に棲んでいる深海魚で,美ら海水族館では深海魚コーナーに居るそうです
体長は大きくて70〜80?,重さ3?を超えるものもあって,大きなものはキロあたり1400円もする高級魚
なんでも歯が鋭くて,縄(ナワ)を切ってしまうのでナワキリという名前になったそう -
「ただの白身魚だろ」って思ったら大間違いで,これが,ホントに美味い!南大東島に来た甲斐あったー
少し甘めでジューシー&脂がのってて柔らかな食感がサイコー♪
久しぶりにサカナに感動です!
今回は揚げてありますが,バター焼きにしたり刺身でも食べるそう -
あー美味かった!これを食べに,この島を再訪したいって思うくらい♪
皮まで食べて,残ったのが骨少々
おかみさんに「骨が多いので気をつけてください」と言われたけど,確かに丈夫そうな骨だこと! -
夕食に大満足・満腹〜
記録的な大寒波が来てるので気になる天気予報を見るとー
本島や久米島が10℃以下!八重山・宮古ですら10℃以下ってなんなのー!
南大東島は,寒波から離れてるので,それほど寒くないようで何より…
翌日,本島で気象観測的には雪が降りました
見どころいっぱいだったし,いいモノ食べたし,この島に来てよかったと思いつつ眠りにつきました(後編へ,つづく…)
↓ちょうど1年前の八重山の様子
http://4travel.jp/travelogue/10976423
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ミシマさん 2016/03/08 14:35:46
- クロシビカマスのフライは伊東でも食べられました
- コージ☆さんこんにちは。
いつも興味深い旅行記楽しませて頂いています。
クロシビカマスは珍しい魚ですが、伊東駅前の伊豆鮮魚商まるたかという居酒屋で食べました。
http://4travel.jp/travelogue/10956118
お店のHPのグランドメニューには載ったいなかったので、いつもあるのかは分かりませんが・・・
http://msoweb.cloudapp.net/marutaka/oshinagaki/
父の実家が本州最南端の串本町で、クロシビカマスはヨロリと呼ばれていて、魚料理の定番でした。
続きも一日一話楽しませて頂きます。
これからもよろしくお願い致します。
ミシマ
- コージ☆さん からの返信 2016/03/08 21:45:35
- RE: クロシビカマスのフライは伊東でも食べられました
- ミシマさん こんにちは
メッセージと貴重な情報ありがとうございます!
わたしはサカナの名前を知らないので,クロシビカマスと言われてもさっぱりでした(笑)
てっきり,沖縄方面だけしかいないと思ってたら,けっこう各地にいるんですねー
しかも,伊東で食べられとは!
あのジューシーな食感が忘れられませんので,ふらっと伊東に食べに行こうかと思いました!
こちらこそ,今後ともよろしくお願いします!
コージ☆
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