2015/09/21 - 2015/09/21
68位(同エリア1830件中)
とーりさん
SWと絡め11日間の日程でロシアと北欧方面に行ってきました。
ロシアと言えば、学生のころ見た北方領土を監視する薄気味悪い巡視船の姿が浮かび、鉄のカーテンに包まれた謎深く怖い国「ソ連」というイメージがありました。
さらに地球の歩き方を読むと「バウチャー」「ビザ」「滞在登録」が必要など、個人旅行はまず不可能的な書きっぷり。おまけに英語が通じず難解なキリル文字の世界と、旅行しようとする気を阻む要素ばかりで今まで足が向かなかったのですが、世界三大美術館のひとつ「エルミタージュ美術館」に何としても行きたくなりwebで色々調べたところ、ビザ手続き等多少面倒なところはありますが、普通に個人旅行できることがわかりました。
そしていざ行ってみると、全く問題なく個人旅行ができ、エルミタージュをはじめ素晴らしい建築物・絵画、温かい人々、安いビールなどすべてが魅力的で、それまでの暗いイメージを一気に払拭するものでした。
他にも今回旅の中継点としたフィンランドのヘルシンキや、日帰りやトランジットで訪れたエストニアのタリン、デンマークのコペンハーゲンもまた短い滞在ではありましたが、バルト海という美しい海に面したこれまた美しく魅力的な都市にも足跡を残すことができ、今まで以上に充実した旅行となりました。
日程は以下の通りです。
1日目(9/18)成田発 ⇒ コペンハーゲン経由 ⇒ ヘルシンキ到着
2日目(9/19)ヘルシンキ発 ⇒ モスクワ到着 午後〜モスクワ市内観光
3日目(9/20)モスクワ市内観光
4日目(9/21)セルギエフポサード・モスクワ市内観光
5日目(9/22)モスクワ発 ⇒ サンクトペテルブルク到着 午後〜サンクト市内観光
6日目(9/23)サンクトペテルブルク市内観光
7日目(9/24)サンクトペテルブルク市内観光 夜〜サンクト発 ⇒ ヘルシンキ到着
8日目(9/25)タリン日帰り観光
9日目(9/26)ヘルシンキ市内観光
10日目(9/27)ヘルシンキ発 ⇒ コペンハーゲントランジット観光 ⇒ 帰国
今回は4日目?です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 鉄道
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
朝起きると窓外を列車が行き交い、人々が慌ただしく乗り降りしています。
駅ホテルの特権でぼーっと座って眺めます。 -
今日はモスクワからエレクトリーチカ(近郊電車)に乗り、近郊の「黄金の輪」セルギエフポサードに向かいます。
遠出するので、ちょっと気合を入れて出発です。
(ホテル7:00 ⇒ 7:23ヤロスラブリ駅) -
セルギエフポサードへは、ここベラルーシ駅ではなくヤロスラブリ駅からの出発となります。
ここからだったら楽だったのですが、そう甘くはありません。メトロ環状5号線で、ヤロスラブリ駅最寄のコムソモーリスカヤに向かいます。 -
コムソモーリスカヤはこのとおり、絢爛豪華な駅です。
モスクワ市民が羨ましいですが、勿体ない造りだなとも思います。 -
地上に出て駅を振り返るとローマ調といいますか、白亜の殿堂のようです。
-
その白亜の殿堂からヤロスラブリ駅はすぐ見えました。
こちらはスーパーマーケットのようなつくりです。 -
情報では17番カッサで切符を買うべし、とあったのですが、探してもなかったので最終的にはこの8番カッサで買いました。
特にここでは売れないとは言われませんでした。 -
これが往復切符、304ルーブルです。
事前に「セルギエフポサードまでの往復切符を買いたい」と翻訳ソフトを使って書いてきた紙を見せるとすんなり買えました。
切符はこんなで、ペラペラのレシートです。無くさないようにしなければ。 -
切符も無事購入できたし、少し時間もあるのでコムソモーリスカヤ駅の裏手に回ってみました。
駅前にはかわいいトラムも走っています。 -
裏手からは所謂スターリンクラシック造りの「七姉妹」のうち2つのビルが見えます。
右手大きいのが「ヒルトンモスクワレニングラーツカヤホテルヤ」で左手、奥の建物が「鉄道省」です。
周りは朝の通勤雑踏で目まぐるしいですが、二つの巨塔は悠然と屹立しています。 -
「ヒルトンモスクワレニングラーツカヤホテルヤ」は朝日に燦然と輝いています。
-
「鉄道省」はやや小振りのようですが、お洒落な出で立ちです。
-
さて、ヤロスラブリ駅に戻り、改札を通ってホームに上がりました。
時刻は時刻表のwebコピーを持ってきたのでわかっていたのですが、出発番線まではわかりません。
改札の駅員に聞くと、構内の電光掲示板で確認しろとのこと。
キリル文字が読めないとつらいところですが、「セルギエフポサード」の字面は頭に叩き込んできたので何とかなりそうです。
ちなみに下から4行目がお目当ての電車ですが、番線表示はまだありません。どうやら直前に決まるようです。 -
こんな感じでみんな電光掲示板の周りで待っています。
-
ようやく表示が出ました、12番線です。
急いで12番線に移動します。 -
12番線を発見、これが乗る電車だなと確認し速足で近寄ります。
-
電車には既に乗客が乗り込んでいます。
空いている車両を求め、前へ前へと歩きます。 -
長大な編成でしたが、結局一番前の車両まで歩き乗車しました。
これはエレクトリーチカの先頭部分です。当然ですが、後尾と同じです。 -
隣のホームを見ると他のエレクトリーチカもスタンバっています。
-
車両はクロスシートですが、片側に3人向かい合わせで6人座れます。
あまり感じませんでしたが、車幅は広いです。 -
出発当初はモスクワの市街地を走っていましたが、すぐにこうした森林地帯になりました。
でもずっと森林と言う訳ではなく、たまにぽつぽつと家があり、駅が設けられたりしています。
この列車は快速電車のようで、小駅を軽快に通過します。
(モスクワ8:05 ⇒ 9:19セルギエフポサード) -
こんなかわいい小駅に停まったり...
-
側線が何本もある広大な構内を持つ大きな駅に停まったりしながら、セルギエフポサードを目指します。
-
車内はモスクワから遠くなるので減っていくとばかり思っていましたが、途中駅で乗車があってだんだん混んできました。
気を付けることは陽の差す方向です。電車の窓は開閉不能で日差しを遮るカーテンも無く、ましてやガラスはUVカット仕様の訳もなく、朝日がじりじり当たり、眩しく暑いです。 -
1時間強15分ほどでセルギエフポサードに到着、この電車も終点です。
-
車両はかなり年季の入ったものだとお見受けしました。
-
ロシアの鉄道はフランス・ドイツなどより広い「広軌」のはずで、車内幅も余裕がありましたが、こうして見るとそれほど広いとは思えません。
-
定刻に到着しました。
意外といっては失礼ですが、定時制はあります。 -
まずはお疲れ様でした。
駅を出てセルギエフポサードへ向かいます。
この旅行記のタグ
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
とーりさんの関連旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
29