華麗なる王朝建築と「ソ連」&バルト海を臨む国々を巡る旅：ロシア・フィンランド・エストニア・デンマーク旅行【１４】（2015年秋４日目２ おとぎの国、セルギエフポサード）

2015/09/21 - 2015/09/21

SWと絡め11日間の日程でロシアと北欧方面に行ってきました。
ロシアと言えば、学生のころ見た北方領土を監視する薄気味悪い巡視船の姿が浮かび、鉄のカーテンに包まれた謎深く怖い国「ソ連」というイメージがありました。
さらに地球の歩き方を読むと「バウチャー」「ビザ」「滞在登録」が必要など、個人旅行はまず不可能的な書きっぷり。おまけに英語が通じず難解なキリル文字の世界と、旅行しようとする気を阻む要素ばかりで今まで足が向かなかったのですが、世界三大美術館のひとつ「エルミタージュ美術館」に何としても行きたくなりwebで色々調べたところ、ビザ手続き等多少面倒なところはありますが、普通に個人旅行できることがわかりました。
そしていざ行ってみると、全く問題なく個人旅行ができ、エルミタージュをはじめ素晴らしい建築物・絵画、温かい人々、安いビールなどすべてが魅力的で、それまでの暗いイメージを一気に払拭するものでした。
他にも今回旅の中継点としたフィンランドのヘルシンキや、日帰りやトランジットで訪れたエストニアのタリン、デンマークのコペンハーゲンもまた短い滞在ではありましたが、バルト海という美しい海に面したこれまた美しく魅力的な都市にも足跡を残すことができ、今まで以上に充実した旅行となりました。

日程は以下の通りです。

1日目（9/18）成田発 ⇒ コペンハーゲン経由 ⇒ ヘルシンキ到着
2日目（9/19）ヘルシンキ発 ⇒ モスクワ到着　午後〜モスクワ市内観光
3日目（9/20）モスクワ市内観光
4日目（9/21）セルギエフポサード・モスクワ市内観光
5日目（9/22）モスクワ発 ⇒ サンクトペテルブルク到着　午後〜サンクト市内観光
6日目（9/23）サンクトペテルブルク市内観光
7日目（9/24）サンクトペテルブルク市内観光　夜〜サンクト発 ⇒ ヘルシンキ到着
8日目（9/25）タリン日帰り観光
9日目（9/26）ヘルシンキ市内観光
10日目（9/27）ヘルシンキ発 ⇒ コペンハーゲントランジット観光 ⇒ 帰国

今回は４日目?です。

エリア その他の観光地(ロシア)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• 交通: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

セルギエフポサードの駅舎です。
コンパクトかつ小奇麗に纏まっています。
（駅9:20 ⇒ 9:58ﾄﾛｲﾂｪｾﾙｷﾞｴﾌ大修道院）

向かい側にあるのはバスターミナルでしょうか。
あちらの方が立派です。

駅前は雑然としていて活気があります。

軍人さん達が演奏していました。

地球の歩き方のとおり、駅をすぐ右に行き、突当りの市場を左、暫く歩き、突当りのレンガの建物を右に曲がる大通りから見えました「トロイツェセルギエフ大修道院」です。
浮き立つ気持ちを抑え歩きます。

車道は車の往来が激しいので、横断には数少ない横断歩道を渡ります。
すると珍しく案内版がありました。
これがいけませんでした。左の白い看板が画も入っており、入口はこちらなのかな？と思い、左に行ってしまいました。結果的に時計回りにＣの字型に歩いてしまいました。右に行けば５分で行けたのですが．．．

気づいたときは、修道院の真裏あたりでした。
違う角度から見れたのでこれはこれで良かったのかも。

ぐるりと20分くらい余計に歩きようやく入口が見えて来ました。

行くとひと際目立つ塔があり、人がたくさん出入りしています。
あれが入口だなと見当をつけ進みます。

入口を入ろうとすると中学生くらいの少年に止められました。
少年は「チケット」と言い、向かい側にある建物を指さします。地球の歩き方では無料って書いてあったはずと思いましたが従うことにしました。
チケットは320ルーブルもしましたが、まあ異教徒だしやむなしってとこでしょうか。ただし、地元の人達は「改札」を受けずに入っていました。
（ﾄﾛｲﾂｪｾﾙｷﾞｴﾌ大修道院9:58〜10:58）

いざ入ります。

まず、どーんと眼前に現れるのは「ウスペンスキー大聖堂」です。
白壁にスライムを載せたような出で立ちで、大聖堂のシンボル的な存在です。

こんな塔もありました。

こちらは「僧院食堂」だったと思います。

「ウスペンスキー大聖堂」と「鐘楼」です。
木越しで下部は見えませんがいいショットだと思います。

しかしここは全く違った色々な種類の建物が集まっていて興味深く、飽きません。

残念ながらこちらは修復中でした。

「鐘楼」は他の建物よりひと際高く、色合いも私好みで綺麗です。

ウスペンスキー大聖堂にくっついてこんな建物もあり、色合いに華を添えます。

「鐘楼」と「ウスペンスキー大聖堂」のセットです。
天気も良く、青空に映えます。

こちらは博物館とスーベニアショップが入っていました。
スーベニアショップではマグネットを買いましたが、なんと30ルーブル（60円弱）でした。

お花畑も手入れされて気持ちがいいです。

裏手に行くとそれぞれまた違った形式・色あいの建物がありました。
予想以上に盛りだくさんで楽しいところです。

修道士の方もいました。
一様に黒い服装をしていますが、携帯をいじったりと、そこは今風です。

あまりにいい所なので見入ってしまい、さらに土産を選んだりしているうちに予定のエレクトリーチカの時間が迫って来ました。
次の電車でもいいかなと思わせるほど楽しいところでしたが、予定通り駅に向かうとします。
（ﾄﾛｲﾂｪｾﾙｷﾞｴﾌ大修道院10:58 ⇒ 11:13駅）

振り返って別れを惜しみつつ、今度は最短コースで駅へ戻ります。

途中何かのモニュメントがありました、第二次大戦の碑かもしれませんが良くわかりません。

今度はわずか15分ほどで駅に戻って来ました。
予定のエレクトリーチカにも何とか乗れそうです。

今度のは赤いエレクトリーチカです。

発車まで５分弱、空席を探しながら写真を撮ります。

別のホームを長距離らしい列車通過していきました。
先頭部だけしか撮れませんでした。センスが無いのでやむを得ません。

帰りは行きより停車駅が多く混雑し、多少遅れてモスクワ・ヤロスラブリ駅に到着しました。
（ｾﾙｷﾞｴﾌﾎﾟｻｰﾄﾞ11:19 ⇒ 13:05ﾓｽｸﾜ）